くすりの適正使用協議会 https://rad-ar.or.jp くすりの適正使用協議会は、誰もが健康な生活を実現するため、信頼できる情報をもとに判断し、行動できる社会を目指して活動をおこなっています。 Fri, 26 Apr 2024 10:00:00 +0900 ja hourly 1 第14回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bfaf8cc1343065790800004a くすりの適正使用協議会 Fri, 26 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bfaf8cc1343065790800004a

※座談会の様子(皆様に写真撮影のご了解を頂きました)

くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
3月13日に開催した第14回座談会では、前回ご提案いただいた「鎮痛薬」をテーマに取り上げました。「生理痛」や「頭痛」への対処に使用する児童・生徒も多い「鎮痛薬」。学校現場における「鎮痛薬」について、ご参加の皆様からご意見を伺いました。

●提案のきっかけ
前回ご参加いただいた山口県の学校薬剤師、養護の先生方から本テーマをご提案いただいたきっかけを伺いました。

昨年、オーバードーズ(以下、OD)に対するアンケートを学校薬剤師向けに実施したところ、ODはほとんど見られないが、風邪薬、カフェイン、鎮痛薬を一部過剰に使っていることを見聞きしたとの回答が得られました。県内でも人口が多い地域において鎮痛薬のODの事例があるようなのでテーマとして提案しました。

●参加者が遭遇した鎮痛薬にまつわる事例

  • 痛みがある生徒が保健室に来て、薬がもらえない時に、その友達が鎮痛薬をあげるという気軽な使い方をしている。ODも問題点であるが、どちらかというと適正使用の面で問題がある。
  • 保健室に鎮痛薬を自分で持ってくる生徒がいるが、小児が服用できないロキソニンを持ってくるケースがある。親が薬を薬局で買うようである。生徒は服薬間隔も理解していない。親も適正使用を理解していないケースがあり、薬を購入する親も含めて適正使用の面が懸念される。
  • 痛みに耐えられず、薬が効かないから1時間おきに鎮痛薬を飲む生徒もいる。また痛くなる前に飲んでもいいと医師からの指導を受けているケースもある。どの時点から服薬してよいか、どのくらいの間隔で服薬するのか理解した上で正しく薬を服用できるようにする必要がある。
  • 生理痛で鎮痛薬を服用するが、体格的には大人と同じくらいなのに小児用量のため効き目が弱いというケースもある。
  • 大人の事例では、薬局で鎮痛薬を購入し、中の薬だけ持って帰るケースがある。外箱や添付文書等の情報は持ち帰らない。
  • 鎮痛薬を1回に10錠以上飲む人がいる。痛みは人によって閾値が違う。色々な痛みの中に心の痛みも含まれることもある。なぜ多く服用するのか聞き出す側にも工夫が必要である。
  • ノーシン散剤の事例であるが、大包装として100包入りがある。本薬剤は薬包紙に包まれており、ノスタルジックな印象がある。オンライン薬局のサイトでは100名ほどの登録者がいる。高齢者が頭をすっきりさせるように毎朝寝起きに飲むらしく大包装に一定の支持がある。

●参加者が遭遇した鎮痛薬にまつわる事例

事例で多かったケースは生理痛による鎮痛薬の使用でした。現在の学校教育の中で小学校での初潮に関する授業の実施状況を伺いました。

  • 授業において、薬に関しては日常生活に困るレベルであれば病院に行ってくださいと伝えている。ただ、小学生が婦人科にかかることのハードルが高いようである(保護者も受診を躊躇するケースがある)。そのため、痛みのマネジメントをうまくできない事例もある様子。

鎮痛薬を適切に使用する対応策についても参加者のご意見を伺いました。

  • 適切な情報提供を受ける機会の確保
    現状見られるケースである鎮痛薬を親が購入する、友達から譲り受けるなど服用する本人が適切な情報提供を受ける機会がないことが問題と考える。まずは医療機関や薬局などで適切な情報提供を受ける機会を確保することが大切である。

  • 婦人科の受診
    婦人科を受診し、適切な指導を受け、適切に鎮痛薬を処方してもらう。しかし、思春期の中学生、高校生にとって婦人科の受診はハードルが高い。ハードルを下げる方法として、例えば、婦人科の担当医師が男性の場合、女性医師を紹介することもある。

  • ピルの使用
    高校生でピルを使用するケースも見られる。近年、こども医療費助成対象を高校3年生までとする地域も増え、受診や投薬にかかる費用負担軽減によりピル使用のハードルが下がった模様である。医療機関を受診してもらえる面で良い傾向と考える。ピルの使用により、これまでの鎮痛薬による対策について変化が起こりそうである。

上記のとおり、鎮痛薬について、いつどのように服用するかに関する適正使用が課題として挙がりました。生理痛に伴う鎮痛薬の服用にまつわる事例が多く、医療機関を受診するなど適切な情報提供を受ける機会を確保することが大切であることが参加者の中で共有されました。

第15回テーマは「学校における医薬品の管理・取り扱い」 2024年5月29日(水) 20時開催予定!

第15回のテーマは「学校における医薬品の管理・取り扱い」です。児童生徒が学校で医療用医薬品を使用する場合、原則、本人が保管・管理しますが、やむを得ない事情がある場合には学校で預かることも考えられます。
そんな学校における医療用医薬品の預かりについて取り上げます。

日時:2024年5月29日(水) 20:00~21:00

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能ですので、ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

この座談会で取り上げてほしいテーマ、悩み事などがございましたらお寄せください。検討させて頂きます。

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ポリファーマシー啓発資材活用-鳥取市役所 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8f3570cc633634736b0003a7 くすりの適正使用協議会 Mon, 22 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8f3570cc633634736b0003a7

鳥取市で実施された服薬相談会にて、ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。
服薬相談会の様子をご報告いただきましたのでご紹介します。

2024年3月14日に鳥取市役所麒麟squareにて、薬剤師による「服薬相談会」を実施しました。
相談会の対象者に案内文書を送る際、くすりの適正使用協議会様にご提供いただきましたリーフレット「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を同封しました。
「ポリファーマシー」について優しいイラストで分かりやすくまとまっているので、より興味を持って見ていただけたと思います。

当日は9名の方に服薬相談を実施し、時間が足りないくらい多くの相談をされる方もいらっしゃいました。
普段服用している薬について気になっていたことをゆっくり相談できる良い機会だったのではと思います。
今後もリーフレット等、有効活用させていただきたいと思います。

鳥取市 福祉部保険年金課

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今年もドドーンとやります!本日募集開始! オリジナルお薬手帳20万部無料提供キャンペーン https://rad-ar.or.jp/release/post?id=8ac81310383362d502000019 くすりの適正使用協議会 Thu, 18 Apr 2024 13:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=8ac81310383362d502000019

⼀般社団法人 くすりの適正使用協議会(東京都・中央区、以下協議会)は、オリジナルお薬手帳20万冊を、病院・薬局を対象に無料提供するキャンペーンを実施します。

本キャンペーンは今回で4回目となります。2021年の第1回は1万冊から開始し、2022年は5万冊、昨年は20万冊に増量しました。配布した薬局・医療機関から高評価が得られ、2年連続で2,000件を超える応募があったことから、今年度も20万冊を提供します。お薬手帳は全40ページで、薬の記録欄のほか、患者向け医薬品情報「くすりのしおり」の案内や、薬の正しい使い方について役立つ情報を掲載し、薬の適正使用を推進します。
4月18日(木)より募集を開始し、6月から各医療機関にお届けします。募集は協議会ホームページでのご案内のほか、日本薬剤師会、日本保険薬局協会、日本女性薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会のご協力のもと、各団体会員宛てにもご案内を予定しています。
なお、この事業は、一般財団法人日本宝くじ協会(東京都・千代田区、以下宝くじ協会)の助成事業として採択されました。宝くじ協会は、毎年、公益法人等約90団体が行う公益事業に助成を行っており、お薬手帳配布事業としては4年連続で助成を受けています。

■キャンペーン概要

[募集期間]2024年4月18日(木)~5月31日(金)

[募集対象]2025年2月までにオリジナルお薬手帳100冊以上を患者さんに配布し終わることが可能な病院・診療所・薬局など保険医療機関

[募集要領]

  • インターネットからの応募のみとなり、入力不備の場合は提供対象から除外させていただきます。
  • ご応募は、1店舗ごとに入力をお願いします。
  • オリジナルお薬手帳が届きましたら、アンケートにご協力をお願いします。
  • 提供されたオリジナルお薬手帳の転売はご遠慮ください。
  • 2025年2月末までに配布し終わることが条件となり、100冊単位で希望数のご応募が可能です。(応募多数の場合は抽選とさせていただき、希望数に添えない可能性があります。)
  • 当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。
  • 電話やメールでの当選結果のご照会にはお答えできません。

■キャンペーンサイト・応募はコチラのボタンまたは以下の二次元コードからどうぞ

  • 長岡中央綜合病院薬剤部では、外来患者さんを中心にお薬手帳をお渡ししています。併用薬チェックや入院時の処方薬確認などに活用しています。くすりのしおりなど様々な二次元コードが記載されているこの手帳を、もっと活用していきたいです。 (長岡中央綜合病院 近藤 宏さん:新潟)

  • 「かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師を持ちましょう!」や「くすりのしおり」、「ポリファーマシー」といった患者さんにも知っていただくと良い情報も掲載されているので、このお薬手帳を初めてお渡しする時や、2回目以降の処方時にお薬手帳を確認、手帳シールを貼付する時にも、上記の情報も見てくださいね、とアピールしたいと思います。 (一宮市立市民病院 堀田 敏之さん:愛知)

  • 協議会オリジナルのお薬手帳は、表紙がかわいくてとても良いですね! 患者さんにも、薄くてかさばらない、飲み方のタイミングかわかる、と評判が良いです。 二次元コードから豆知識が得られることは、投薬時に特に説明していなかったのですが、やってみるととても面白いです。次からは患者さんにぜひ使ってみてね!と勧めてみます。 (蔵薬局 濱田 朱美子さん:富山)

  • 済生会横浜市南部病院の入退院支援センターでは、窓口に「もしも手帳」と一緒にお薬手帳を配置しています。また、地域健康イベントでもお薬手帳を配布いたしました。協議会オリジナルのお薬手帳は、 二次元コードから豆知識が得られるので、とても良いですね!患者さんにも表紙がかわいいと評判が良いです。 (済生会横浜市南部病院 飯田 純一さん:神奈川)

  • がん研究会有明病院では、薬局の窓口で外来患者さんへ、お薬手帳をお渡ししています。協議会のオリジナルお薬手帳は、薄くてかさばらずとてもいいですね。患者さんからも、様々な情報が見られると喜んでいただけました。 (がん研究会有明病院 山口 正和さん:東京)

  • 近年化学療法に用いられる抗がん剤が増加し、治療も多様化しており、病病連携や薬薬連携の重要性がより一層高まっております。お薬手帳は連携を強化するうえで非常に重要なツールとして活用させていただいております。 このお薬手帳には、各ページの下部に残薬を記入する欄があります。患者さんの中には、副作用等により経口抗がん薬をすべて服用できない方がいらっしゃいますので、この欄をご活用いただくことでより安全ながん化学療法が提供できるのではないかと感じております。 (静岡市立清水病院 杉山 弘樹さん:静岡)

お薬手帳サンプル:全40ページ中、「くすりの記録」は27ページ分!

お薬手帳サンプル:全40ページ中、「くすりの記録」は27ページ分!

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オリジナルお薬手帳20万冊ご提供キャンペーン https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=49bcbc033336370eb60000a9 くすりの適正使用協議会 Thu, 18 Apr 2024 13:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=49bcbc033336370eb60000a9

ご好評いただいている協議会オリジナルお薬手帳の無料提供キャンペーンが始まります。
1万冊から開始し、一昨年は5万冊、昨年は20万冊に増量!
今年も皆様の期待にお応えし、ドドーンと20万冊提供いたします。

今年のオリジナルお薬手帳の表紙には、錠剤ちゃんとカプセルくんが大人っぽい線画で登場。
都会的でかわいいデザインになりました。
気になる中身は、全40ページと長く使用でき、患者向け医薬品情報「くすりのしおり」の案内や、薬の正しい使い方について役立つ情報を掲載しています。
更に多くの患者さんに必要な情報を直接届け、医薬品の適正使用の推進を図ります。

ご応募お待ちしています!

 

※この事業は、一般財団法人日本宝くじ協会の社会貢献広報事業として助成を受けています。

キャンペーン概要

募集期間

2024年4月18日(木)~5月31日(金)

募集対象

  • 2025年2月までにオリジナルお薬手帳100冊以上を患者さんに配布可能な病院・薬局

募集要項

  • インターネットからのご応募のみとなります(入力不備の場合は提供対象から除外)
  • オリジナルお薬手帳が届きましたら、アンケートのご協力をお願いいたします
  • 転売は禁止しています
  • 2025年2月末までに配布し終わることが条件となり、100冊単位で希望数の応募可能
  • 応募多数の場合は抽選のうえ100冊のご提供となります
  • チェーン店からの応募の場合も店舗ごとにお申し込みください
  • 当選者および提供数の発表は、発送をもって代えさせていただきます
  • 電話やメールでの当選結果のご質問にはお答えできませんのでご了承ください
  • 発送は2024年6月上旬より順次行います(本体・配送料無料)

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薬剤疫学セミナー開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f9a6d3af6637345ea7000148 くすりの適正使用協議会 Wed, 17 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f9a6d3af6637345ea7000148

3月28日、薬剤疫学委員会 ファーマコエピデミオロジー推進分科会主催の薬剤疫学セミナーをオンラインにて開催しました。

東京医科大学 医療データサイエンス分野主任教授 田栗 正隆氏を講師にお迎えし、製造販売後調査の実務者や今後担当される方を対象として、協議会会員会社から約70名の参加がありました。

「リアルワールドデータを用いた薬剤疫学研究におけるいくつかの統計的事項」という演題名で、3つのテーマで最新の知見を交えて、それぞれ具体的な事例を挙げて、分かりやすくご説明いただきました。

 

参加者からは以下のようなコメントが寄せられ、大変好評でした。

  • 現在推進中の製造販売後データベース調査ではprevalent new designを使用するため今後詳細な解析計画を検討する上で今回視聴したことを活かしていきたいと思います。
  • E-Valueはプロトコールには盛り込んでいたものの、最終報告書の中で、評価に上手く結びつける事が出来ませんでした。今後、より適切に活用出来るよう研鑽していきたいと考えます。
  • 自社でアウトカム定義の妥当性研究を実施することは難しいと感じたが、アウトカム定義の重要性を理解したため、妥当性の研究論文を参考に自社のデータベース研究を進めていきたい。また、将来の処方の可能性については、疑問に思っていた点なので、講義いただき勉強になりました。 

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くすりのしおり活用レポート-8 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=47bca19a373533365c000265 くすりの適正使用協議会 Mon, 15 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=47bca19a373533365c000265

くすりのしおりには、製薬企業が作成した患者さん向けの説明書が見られるものがあります。
今回、吸入薬の説明書を活用した薬局さんからレポートが届きました。

薬局は駅近くの商店街にあり、近所の方が多くいらっしゃいます。

先日、初めて吸入薬が処方された患者さんに、くすりのしおりサイトから説明イラスト(説明書)をダウンロードして情報提供したところ、「見やすくわかりやすい」と大変感謝されました。

これからも正しい情報を患者さんにお伝えしていきたいと思います。

調剤薬局ナンガイ(東京都東大和市)
薬剤師 田代 弓子さん


協議会では、くすりのしおり活用促進のため「病院・薬局でのくすりのしおり活用レポート」を募集しています。(300字程度)
お寄せいただいたレポートは、協議会の今後の活動の参考にさせていただきます。
また、協議会サイト、協議会SNSに掲載させていただくこともあります。
レポートを掲載する場合はこちらから改めてご連絡をいたします。
編集の都合上、文字数の調整や表現の修正をする場合がございますのでご了承ください。


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新潟市薬剤師会学校薬剤師部会・学術講演会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=eefa1df63762316bb6000043 くすりの適正使用協議会 Fri, 12 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=eefa1df63762316bb6000043

当協議会理事長の俵木が、3月7日、新潟市薬剤師会学校薬剤師部会の学術講演会において、「薬剤師にしかできないくすり教育を ―協議会の支援活動のご紹介―」と題して講演を行いました。
聴講者は学校薬剤師の方が多く、協議会が実施している、くすり教育支援活動について、くすり教育の授業で活用いただける各種資材や貸出教材を紹介しました。特に、多くの小学校で、薬物乱用防止教室の中でくすり教育が行われていることを踏まえ2023年に作成・公開した、新しい小学生向けショート動画も流しながら紹介しました。
終了後のアンケートでは、紹介した資材について、「とても使ってみたい」、「使ってみたい」とご回答いただいた方が大多数で、是非、くすり教育サイトから資材をダウンロ―ド又は貸出申込のうえ、活用いただきたいと思います。

講演後の質疑応答では、低年齢化も懸念されるオーバードーズ(OD)問題(医薬品の過量服用問題)についての質問が多く寄せられ、ODせざるを得ない、居場所がないと悩む子供たちに声をかけ、専門家へ繋ぐ、薬剤師のゲートキーパー機能の重要性についてお話しました。

セミナーや研修会にて、協議会による小学生向けショート動画の紹介を希望される団体は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。日程や開催形式等をお伺いしたうえで、対応可能な場合はご協力させていただきます。

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第17回「くすりのしおりクラブ」担当者会議 開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd795b5330396157c7000139 くすりの適正使用協議会 Tue, 09 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd795b5330396157c7000139

2024年3月12日(火)オンラインにて、第17回くすりのしおりクラブ担当者会議を開催しました。
くすりのしおりクラブ会員社より約130名の方に出席いただき、盛況に終える事が出来ました。

事務局からは、くすりのしおりミルシルサイトの運用状況や患者向け資材掲載の進捗、システム改修などの報告事項や情報共有を行いました。
くすりのしおりコンコーダンス委員会からは、2つの事業「くすりのしおりの機能改善」「くすりのしおりの活用推進」に対して、2023年度の活動について報告を行いました。

※くすりのしおりクラブ:くすりのしおりを作成している 製薬企業182社が加入(2024年3月時点)

 

恒例の特別講演では、光栄堂薬局 堀川 壽代氏、慶應義塾大学薬学部附属薬局 林 直子氏にご講演をお願いしました。
医療現場での英語版くすりのしおりの活用事例をいくつもご紹介いただき、患者さんや薬剤師の方にお役に立っている現状が伝えられました。
参加者からは「英語版くすりのしおりの使用例などが具体的にわかり大変勉強になりました。」といった好評の声を多数いただきました。

 

『海外渡航先への医薬品の携帯についてー英語版くすりのしおり活用ー』
                      光栄堂薬局 堀川 壽代

『薬学実務実習における英語版くすりのしおりの活用』
               慶應義塾大学薬学部附属薬局 林 直子

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協議会監修 血圧手帳~金鵄製作所との共同企画第ニ弾~ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b9f9a2916432616a98000065 くすりの適正使用協議会 Mon, 01 Apr 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b9f9a2916432616a98000065

当協議会は、薬の適正使用の普及を目的として、株式会社 金鵄製作所と協定を締結しています。

コラボ企画の第一弾である薬袋に「くすりのしおり」のQRコードを記載するサービスに続き、
コラボ第ニ弾として、当協議会監修の血圧手帳が発売されました。

落ち着いたボタニカルなデザインの表紙で、少し大きめのB6版なので書き込みやすく、記載欄も多くて長く使える仕様になっています。
書式はグラフ式・数値式の2種類あり、お好みの方を選ぶことができます。
そして、くすりのしおりの紹介、ポリファーマシーの注意喚起などの情報が盛り込まれ、他とは少し違った血圧手帳かと思います。

 ※ 3/18発売! 気になった方はぜひ金鵄製作所HPをご覧ください。

 

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東京都薬用植物園の健康講座で講演を行いました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2248b7ab3464383bb80001df くすりの適正使用協議会 Thu, 28 Mar 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2248b7ab3464383bb80001df

※サンシュユの画像提供「東京都薬用植物園 草星舎」

くすり教育・啓発委員会では、一般の方が知っておきたい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、さまざまな方法で薬の正しい情報の発信に努めています。

一般の方に向けた活動の一環として、昨年に引き続き2024年3月に、東京薬事協会からの依頼により“大切な人を守るくすりの知識”というテーマで健康講座を行いました。
(会場の東京都薬用植物園では、サンシュユの花が見頃で、温室ではカカオの実をみることができました。)

講座で伝えた主な内容は、自然治癒力と健康3原則、薬と正しく付き合うための知識、薬の主作用と副作用、大切な人を守る薬の知識です。

講演の中で久しぶりに聴講者の方の目の前で薬の服用に関する実験を行いました(ペタペタ実験とジュース実験)。
実験によって、薬を適切に服用しないと自分の体でどのようなことが起こる可能性があるか想像していただけたのかな、と感じる反応が見られ、また講演後の質問も、日頃から疑問に思っていることや、この講義を聞いて普段の自分を振り返っての質問などをぶつけてくださったようで、とてもよい機会になったのではないかと感じました。

また、聴講者のアンケート結果から、「くすりは水でのむこと」、「錠剤を砕いたり、カプセルをばらして飲まないこと」が特に印象に残った内容だったことがわかりました。

来年の健康講座も依頼いただきましたので、聴講者からのアンケート回答を踏まえて、よりよい機会を提供していきたい考えています。
当協議会は、一人でも多くの方へ薬に関する正しい情報をお届けできるよう、これからも啓発活動を続けていきます。

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令和5年度島根県薬剤師会学校薬剤師部会研修会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=20dc916a3666647aec0003c5 くすりの適正使用協議会 Mon, 25 Mar 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=20dc916a3666647aec0003c5

2024年2月17日に、令和5年度島根県薬剤師会学校薬剤師部会研修会(Web講演)で、くすり教育・啓発委員会の西野 潤一副委員長が「子供たちへのくすり教育の実践に向けて~教育資材と実践例の紹介を中心~」と題した講演を行いました。同研修会にはオンラインで72名の学校薬剤師が参加されました。

発表の冒頭ではオーバードーズの問題をとりあげ、より若い年代への薬の適正使用の周知の必要性を説明し、くすり教育に用いる資材である、小学生向けショート動画や中高生向け「くすりは正しく使ってこそくすり!」の紹介を中心に、くすり教育実施状況などの周辺情報や、具体的な実践例も紹介しました。
講演後の質問も多く、講義に興味を持っていただいた事がうかがわれました。また、アンケートにも多くの回答があり、コメントの中には今後の資材開発の参考になるようなご意見もありました。

今後もくすり教育資材の普及活動を継続することで、薬の適正使用の重要性を伝えていきます。

セミナーや研修会にて、協議会による小学生向けショート動画の紹介を希望される団体は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。日程や開催形式等をお伺いしたうえで、対応可能な場合はご協力させていただきます。

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小学生向けショート動画活用-小学校での薬物乱用防止教室 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f260b16326135d4cf000124 くすりの適正使用協議会 Fri, 22 Mar 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f260b16326135d4cf000124

※薬物乱用防止教室の様子

小学生向けショート動画は、小学校で行われている薬物乱用防止教室の冒頭に活用でき、短時間で「くすりにはルールがあること」を解説し、使い方などにルールの無い薬物乱用の話に続けてもらうことを想定して作成しています。

京橋薬剤師会(東京都)の犬伏 洋夫さんが、自身が学校薬剤師を務める中央区立明正小学校薬物乱用防止教室で、この小学生向けショート動画を使用するとのことで、くすり教育・啓発委員会の委員が見学者として参加しました。
コロナ禍では人数を制限して数回に分けて実施していたそうですが、今回は6年生61名を対象に体育館に集合しての開催でした。
まずは導入の協議会の小学生向けショート動画が始まると、児童の動きが止まり、集中して動画を見ている様子が伝わりました。
講義の前半はショート動画の中で出題されているクイズを元に講義を展開され、薬を使用する時の3つのルールとして「あげたりもらったりしない」「水かぬるま湯で飲みましょう」「飲む量を守りましょう」と伝えていました。
後半は、若い世代に人気のエナジードリンクを例に挙げながら、依存症や薬物乱用の危険性を伝えることで、薬について児童に知ってほしい複数の知識を効果的に伝える工夫がされていました。その後に、依存症になる過程がわかる短編アニメ「ナゲット」を放映されると、再び児童の動きが止まり、皆が真剣に動画を見ている様子が伝わりました。
明正小学校の薬物乱用防止教室は、45分の授業のうち前半30分を学校薬剤師が、後半15分をスクールサポーターである警察OBの方が講義する構成で、犬伏さんの講義後、スクールサポーターから、「断る勇気をもってください」という明確なメッセージが伝えられていました。
授業後のアンケートでは、「人から薬をもらわないようにしようと思った」「使用量をしっかりまもろうとおもった」「危ない薬に一度でも手を出さないことにしようと思いました。」などの回答があり、薬を使用する時のルール、薬物乱用の危険性が明確に伝わっていました。

今後もくすり教育、薬物乱用防止教育に携わる方々にショート動画を届けてまいります。

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第13回日本臨床腫瘍薬学会学術大会2024でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e3fa876c356464de0500012e くすりの適正使用協議会 Mon, 18 Mar 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e3fa876c356464de0500012e

先進医療製品適正使用推進委員会は、3月2-3日に神戸で開催された第13回日本臨床腫瘍薬学会学術大会でブース出展を行いました。

学術大会では、がん医療に従事する病院薬剤師、保険薬局薬剤師、薬系大学の教育・研究者や学生、などが各々の立場から熱い議論を展開されていました。

 

協議会のブースは、会場入り口横というベストポジションで「マンガでわかるバイオ医薬品~がん治療薬編~」をはじめ、同シリーズ「自己免疫疾患編」「アレルギー疾患編」の他、「これだけは知っておきたいバイオ医薬品」、「バイオ医薬品ってどんなもの?」の冊子を紹介しました。

資材の存在を知らなかった先生方には、実際に資材を見ていただいたり、国立がん研究センター東病院薬剤部での活用事例を紹介したりして、資材に興味を持っていただきました。
また、既にこれらの資材を使って下さっている先生方からは資材の感想を聞くことが出来ました。

 

  • 小児がんでは保護者だけでなく、理解できる年齢だと本人にも説明しています。 「マンガでわかる~がん治療薬編」はイラストがあるのがいいですね。病院でも患者向け説明書を作成していますが、参考になるものを探していました。
  • 所属する病院では昨年、バイオシミラーへの切り替えが始まりました。その時にこの資材を知っていれば良かった!患者さんへの説明に役立つ内容ですね。
  • 資材の監修者である若林先生のご講演に参加したことがあり、その時から活用させていいただいています。わかりやすいですね。
  • どの資材もよく知っています。これからも活用させていただきます。
  • 薬剤部の勉強会でPPT版を活用させていただきました。とても勉強になりました。

 

「これだけは知っておきたいバイオ医薬品(医療関係者向け)」、「バイオ医薬品ってどんなもの?(患者さん一般の方向け)」、「バイオ医薬品勉強会用PPT」は2024年2月に改訂版が完成しました。

ぜひご活用ください!

今後も、バイオ医薬品の適正使用推進のために活動してまいります。

 

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愛知県薬剤師会事業報告会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=857c338a3237640bfa00027e くすりの適正使用協議会 Mon, 11 Mar 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=857c338a3237640bfa00027e

2月18日、愛知県薬剤師会館で開催された「調剤業務適正化事業・調剤過誤対策検討事業報告会」において、当協議会の俵木理事長が「患者さんのための医薬品安全対策を実践するために」と題して講演を行いました。

薬剤師業務の「物から人へ」の動きが加速する中で、服薬フォローアップの重要性がますます高まっています。
医療現場での迅速な安全対策の実施には、PMDAメディナビやRMP(医薬品リスク管理計画の活用が重要であること、患者さんに副作用の第一発見者になってもらうために副作用重篤疾患別対応マニュアルの活用や協議会の提供する「くすりのしおりミルシルサイト」を活用した医療者・患者のコミュニケーションの推進が有用であることなどを講演し、加えて、協議会の提供する各種啓発資材や薬教育支援資材の紹介を行いました。

 

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第13回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1d18b5ae3638344312000327 くすりの適正使用協議会 Fri, 08 Mar 2024 16:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1d18b5ae3638344312000327

※座談会の様子(皆様に写真撮影のご了解を頂きました)

くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
2月8日に開催した第13回座談会では、くすり教育サイトをより使いやすく、また、皆さまのお役にたてるサイトにするために「どのような内容、構成が望まれるか」について、ご参加の皆様からご意見をうかがいました。座談会に先立ち、当協議会メールマガジン会員の学校薬剤師・養護教諭・保健体育教諭を対象にアンケートを実施し、その中間結果についても共有しました。全体で9名、全て薬剤師の参加でした。

●くすり教育サイトについて(学校薬剤師・養護教諭・保健体育教諭対象)ミニアンケート報告


実施期間 2024年2月5日(月)~2月12日(月)
回答数 138件

1) あなたの職種を教えてください(複数回答可)

2) “はじめて”くすり教育をするときに最も欲しい情報は何ですか?経験がある方ははじめて実施した際を振り返ってお答えください。

3) 協議会のくすり教育サイトに望むことは何ですか? また、どんな情報が載っていたら良いですか?

  • 教材の充実(最新情報を取り込んでいる、学年別、簡単に使用できる、パワーポイント資料、動画、立体的な教材等):51件
    □そのまま使えるパワーポイント及びイラストなどの資材。他の方の授業時に使って反応が良かった資材など。自分一人では知識に限界があり、調剤業務の中、学校に行くだけでも大変なので授業に即役立つ資材が欲しい。

  • オーバードーズを含む薬物乱用防止に関する動画やテキスト:44件
    □最近のオーバードーズについて、予防対策法などあれば教えていただきたい。

  • 教育方法の実施例、実施時のコツ、実施する際の参考資料:32件
    □(協力頂ける方々の理解なしではできませんが)もっともっとくすり教育の実践例を掲載していって欲しい。自分でこれがベストだと思ってやっていても他の方々の実践がすごく大きな気づきになり、次回薬教育をする時の参考になります。

  • その他:22件
    □薬教育についてもその時々において求められるものが変わってくると思います。教育現場に常駐していない学校薬剤師に今、何が求められているのかを教えていただけると助かります。

4) その他、くすり教育サイトに対して何かございましたらお願いします。

  • 情報のアップデート:6件
    □薬物乱用防止教室の資料の定期的なアップデートを望みます。近年であれば医薬品の乱用、オーバードーズの問題等新たに教えるべき事が増えていますのでご支援をいただきたいと思います。宜しくお願い致します。

  • 動画作成:4件
    □講演動画を増やしてほしい・タイムリーな情報も欲しい。

  • がん教育:2件
    □がん教育との関連事項

  • その他:16件
    □学校であれば学校側が望むこと、一般向けであれば主催者側が望むことと、指導側(演者側)がやりたい事がうまくマッチできるようにこれからも色んな素材、教材をご提供頂けると助かります。今後とも宜しくお願いします。

上記ミニアンケートについて、2月6日までに集計した結果を中間報告した後、以下についてご意見をいただきました。

現在、どのようにくすり教室、薬物乱用防止教室を実施していますか

  • 小学6年生を対象に薬物乱用防止の内容で、カフェインへの注意、オーバードーズ(以下OD)に関する内容も取り入れ盛りだくさんになっている。
  • 協議会の小学生向けショート動画「くすりのルール 知ってるかな?」に引き続き、くすりの飲み合わせへの理解のため実験(鉄剤+お茶、オレンジジュース+重曹入りの胃薬)を行っている。飲み合わせの実験材料例として、イソジン+ビタミンCCも挙がった。いずれも視覚に訴える組み合わせである。実験があったほうが児童・生徒の授業への関心が高まる。
  • 薬物乱用防止教室の冒頭に「ペタペタ実験」を行い、「くすりの正しい使い方」を教えてから、「正しくない使い方(薬物乱用)」について話し、最後に「断り方」と進めている。
  • 最近は小学生でもタブレットを使用しているので、教室実施前にアンケートをオンラインで実施するようになった。「何か薬で困っていることない?」の質問に対し個々に自由記載で相談を受け付けることができるようになったので、後日養護教諭経由で個別に返答している。
  • 協議会のスライドや他の薬剤師会の作成したスライドなどを組み合わせて実施している。
  • 「コップ1杯の水で飲む」に関して、おちょこ、コップ等用意したり、人体解剖エプロンを活用したり「視覚に訴える」ことも心がけている。
  • 最近の話題が多く(大麻グミ、OD、カフェイン)、45分間の時間配分には苦労するが、実験も取り入れて正しい使い方を啓発している。
  • 薬物乱用防止で15分のDVDを流すと残り時間が少なくなる。長い動画が飽きられる可能性がある。7~10分ほどの動画があると嬉しい。また、最近の子は短い動画に慣れているので、TikTokやインスタグラム等で15~30秒の短い動画で適正使用を啓発できるようなものがあるとよいのでは?
  • 厚労省の「健康に生きよう(薬物乱用防止読本)」をパワーポイントにして会員に配布している。個々人が自分で活用したい部分だけ取り出して活用している。
  • 自分たちが普通に使用している専門用語の使い方には注意が必要で、スライドでは分かりやすい言葉に置き換えるが、口頭で説明・回答するときに、ついつい使ってしまう。年齢に応じた用語の選択は児童・生徒の理解のためには大切なことと考える。
  • 現場のニーズを確認することも、より良い授業を実施するうえで必要なことだと思う。

 今回の参加者は、くすり教育や薬物乱用防止教育の経験が豊富な方が多く、1コマ45~50分と限られた時間の中にくすりの適正使用、薬物乱用防止の両方を盛り込まれている例が多く紹介されました。教材については、本協議会のスライドのみならず、インターネット上から情報を収集し、教室の構成にあった内容でオリジナルに構成されていました。また、最近のトピックを盛り込まれた例、「参加・体験型」となるよう実験を取り入れたり、視覚に訴える方法を導入されている例も紹介されました。

初めてくすり教育を実施した際に必要とした情報はどんなことでしたか

  • 学校薬剤師委員会のベテランがヘルプで参加してくれた。薬剤師会が作ったスライドを使いベテランのサポートもあったので、初めてでも安心して実施できた。
  • 「子どもたちに理解してもらえたのか?」がとても心配だった。アンケートをしてくれる学校とそうでない学校があるが、アンケートをしてもらえると振り返れるので安心。
  • 支部の経験のある先生に話を聞きに行った。
  • 「機器の操作」についても大きな不安があり、前もって学校へ相談に行った。薬剤師会でプロジェクターを使ってのパワーポイントの投影についても研修会をしてもらったことがあった。
  • 実務実習にきている学生さんにスライドを作ってもらい手伝ってもらった。学生さんはすぐに上手に作れるのでとても助かった。
  • 薬剤師会で「実際にくすり教室をやっているところ」を紹介するような研修会があり、一連の教室の流れを確認できた。また、その時と同じ教材を使うことで初めてでも不安はかなり払拭された。

     上記のとおり、初めてくすり教育に取り組まれる際には、皆さん少なからず不安があったようです。しかし、ベテラン学校薬剤師のサポートや教材の提供、経験のある方からのアドバイス、実際の機器の操作の確認等により、不安を払拭し取り組まれたことが共有されました。
     本協議会の「くすり教育サイト」の内容、構成の検討に大変役立つ意見をうかがえました。

第14回テーマは「鎮痛薬」 2024年3月13日(水) 20時開催予定!

「生理痛」や「頭痛」への対処に使用する児童・生徒も多い「鎮痛薬」。学校現場における「鎮痛剤」係る話題を取り上げます。

日時:2024年3月13日(水) 20:00~21:00

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能ですので、ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

この座談会で取り上げてほしいテーマ、悩み事などがございましたらお寄せください。検討させて頂きます。

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注意! ダイエットと薬 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc くすりの適正使用協議会 Thu, 29 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc

美容や痩身を目的に、一部の糖尿病治療薬(GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬(以下「GLP-1受容体作動薬」)が使用されていることが指摘されており、厚生労働省から注意が呼びかけられています。

予期せぬ健康被害のリスク

認められた治療目的以外で使用された場合の安全性、有効性は確認されていません。
治療でGLP-1受容体作動薬を使用した際でも、副作用が起こることが知られています。
治療目的以外で使用された場合であっても、こうした副作用が起こる恐れがあります。
さらに、これまでに知られていない思わぬ副作用につながる可能性も否定できません。

 <重大な副作用>
  低血糖症状:脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、震え、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常など
  急性膵炎:吐き気、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛、急に激しく腰や背中が痛む、発熱など

 <起こりやすい副作用>
  悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛など

糖尿病患者さんへの薬の提供にも影響

美容・ダイエット目的の使用が増加している影響により、一部の製剤において製品が不足し、糖尿病の患者さんへの処方に影響が出るおそれがあると指摘されています。
美容・ダイエット目的での使用が増える一方で、治療目的の患者さんが使用できなくなるのは、あってはならないことです。

美容医療をめぐる消費者トラブルに注意!

美容医療をめぐる消費者トラブルを防ぐため、美容医療を受ける前に十分な説明を受けられるよう、厚生労働省と消費者庁が共同してチェックリストを作成・公開しています。

 ➡「美容医療を受ける前にもう一度」

 

[医療関係者の方へ]

この問題について、厚生労働省から注意喚起が行われています。

 ➡「医薬品・医療機器等安全性情報」No.406/2023年12月19日

 

薬は正しく使いましょう!

  
      

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慶應義塾大学薬学部実習での資材活用レポート https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=103b611f31373543e60002de くすりの適正使用協議会 Mon, 26 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=103b611f31373543e60002de

協議会の資材を活用いただいている大学から活用レポートが届きました。

慶應義塾大学薬学部では、学内における医療系実習でオリジナルお薬手帳を活用しています。

実習では各学生が模擬の患者症例を担当し、それをもとに薬局における一連の業務(処方せん受付、処方せん監査、調剤、調剤鑑査、服薬指導)を学びます。
医療現場では、お薬手帳の記載内容(シールタイプ)や薬剤情報提供文書は機械で発行することが多いですが、実習では手書きで作成することで記載内容に関する理解を深めています。

オリジナルお薬手帳に記載されているQRコードは、くすりの知恵袋に手軽にアクセスでき、学生にとっても勉強になるコンテンツだと思いました。
また学生はくすりのしおりの情報を活用して、患者さんにわかりやすい薬剤情報提供文書の作成に役立てている様子でした。
「子どもにくすりをのませるコツ」を見た学生は、説明が詳しくてわかりやすい、服薬指導の実習でも活用したい、と話していました。

慶應義塾大学薬学部薬効解析学講座
教授 松元 一明さん 

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病院のイベントで資材活用ー日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0781b8de336630b09a00014c くすりの適正使用協議会 Mon, 19 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0781b8de336630b09a00014c

病院で開催されているイベントで、協議会の資材が活用されています。
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院より病院祭の様子をご報告いただきました。

小学生向け「「くすり」をきちんと使っていますか?」やポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」など、協議会ホームページからご覧いただけます。

2023年11月25日に日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院にて「第14回 中村日赤ふれ愛まつり」を開催しました。
お子様から大人の方まで、幅広く地域の皆様にお越しいただき、ますます健康で元気なまちづくりへと繋がるべく取り組んでいるイベントになります。

薬剤部は小学生以下のお子様向けに「調剤体験」ブースを設け、薬剤師の仕事を楽しく知っていただきました。
処方箋には、薬に見立てた3種類のお菓子の名前と味、用法用量(1日●個〇日分 用法:がんばった時)を記載し、処方箋にそって調剤棚に設置したお菓子を調剤してもらいました。
また、一包化の機械の説明や、漢方薬の成分の元となる植物の見本を掲示しました。どちらも親御様と一緒に楽しく素敵な時間を過ごしていただけたかと思います。
1日を通して300人弱の方に調剤体験をしてもらいました。
楽しみながら私たちの仕事を知ってもらい、医療分野に興味を持ってもらったと感じました。

なお、本年度はさらに薬について知ってもらえるよう、くすりの適正使用協議会様にご協賛いただき、リーフレットやポスターをご提供いただきました。ブース内に設置し、お子様と一緒に来場される親御様に提供しました。
お子様向けのリーフレットをお渡しすることにより、幅広い世代に薬の適正使用を促すことに貢献出来たのではないかと思います。

日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院(愛知県)
薬剤部 渡部 亨平さん

   

              

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2023配布中⑥ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6af9206b3366393e640000da くすりの適正使用協議会 Tue, 13 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6af9206b3366393e640000da

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院さんからのコメントを紹介します。

 

静岡市立清水病院では、外来にてがん化学療法を受けられる患者様に対し、お薬手帳への化学療法オーダラベルの貼付を実施しております。
基本的には外来化学療法室にてすべての患者様に対して看護師が行っており、これにより開業医や保険薬局薬剤師との治療内容の共有化を図っております。
近年化学療法に用いられる抗がん剤が増加し、治療も多様化しており、病病連携や薬薬連携の重要性がより一層高まっております。

お薬手帳は連携を強化するうえで非常に重要なツールとして活用させていただいております。
このお薬手帳には、各ページの下部に残薬を記入する欄があります。患者様の中には、副作用等により経口抗がん薬をすべて服用できない方がいらっしゃいますので、この欄をご活用いただくことでより安全ながん化学療法が提供できるのではないかと感じております。

静岡市立清水病院(静岡県)
がん薬物療法専門薬剤師 杉山 弘樹さん

 

 
がん化学療法看護認定看護師 岩科 麻見さんと患者さん

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消費者教育ポータルサイトに取材記事が掲載 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0ef7ff443139655f8d0001dd くすりの適正使用協議会 Mon, 05 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0ef7ff443139655f8d0001dd

くすり教育・啓発委員会が2023年2月に制作した小学生向けショート動画は、2023年7月より、消費者教育ポータルサイトでも公開しています。
同サイトは消費者庁が運営し、学校や地域などで消費者教育を行う学校の先生など向けに、商品の安全やトラブル対応能力を培えるような教材・資材を掲載するポータルサイトです。
教材は様々な団体が会社が提供しており、協議会もその一つです。

この度、OTC医薬品を含む医薬品の乱用が問題となっていることもあり、掲載した教材のうち、特に小学生向けショート動画の制作背景や内容などについて、当協議会 くすり教育・啓発委員会の西野潤一副委員長が取材を受けました。

その様子が1月17日にポータルサイトに掲載されましたのでご紹介します。

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2023配布中⑤ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=72f5a9f63361650aec00015a くすりの適正使用協議会 Fri, 02 Feb 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=72f5a9f63361650aec00015a

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院さんからのコメントを紹介します。

がん研究会有明病院では、薬局の窓口で外来患者さんへ、お薬手帳をお渡ししています。

協議会のオリジナルお薬手帳は、薄くてかさばらずとてもいいですね。

患者さんからも、様々な情報が見られると喜んでいただけました。

 

がん研究会有明病院薬剤部は、医薬品の適正使用を推進し、薬学的ケアの実践を通して、薬物療法を受けている患者さんに、安心と質の高い医療を提供しております。
また、薬剤師の専門性を高め薬薬連携の推進を図るために、薬剤師向けのイベントを開催しております。

がん研究会有明病院 薬剤部 Facebookはこちら

がん研究会有明病院(東京都)
薬剤部長 山口 正和さん

 

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2023配布中④ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=032edfe339323780ae000336 くすりの適正使用協議会 Mon, 29 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=032edfe339323780ae000336

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院さんからのコメントを紹介します。

済生会横浜市南部病院の入退院支援センターでは、窓口に「もしも手帳」と一緒にお薬手帳を配置しています。
また、地域健康イベントでもお薬手帳を配布いたしました。

協議会オリジナルのお薬手帳は、 QRコードから豆知識が得られるので、とても良いですね!
患者さんにも表紙がかわいいと評判が良いです。

済生会横浜市南部病院(神奈川県)
薬剤師 飯田 純一さん

 

 

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コロナワクチン・治療薬情報-更新 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=4125 くすりの適正使用協議会 Fri, 26 Jan 2024 00:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=4125

新型コロナ対応の新しいワクチンが追加されました。
ワクチンの安全性についての各国規制当局からの見解が公表されました。

新型コロナウイルスワクチン情報

新型コロナワクチンの情報については、科学的根拠や信頼できる情報源に基づいていない不正確なものもあり、注意が必要です。
厚生労働省のホームページに、「新型コロナワクチンについて」の情報がまとめて掲載されています。

新型コロナワクチンの接種会場、どうやって接種を受けるかなどの情報はこちら

新型コロナワクチンQ&A
新型コロナワクチンの予診票・説明書・情報提供資材
外国語の接種のご案内、予診票や説明書

厚生労働省ホームページ

国立成育医療研究センターでは、妊娠・授乳中の新型コロナウイルスワクチン接種の安全性に関する情報をまとめて提供しています。

妊娠・授乳中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種について
妊婦さんの新型コロナウイルス感染症に関するFAQ

国立成育医療研究センターホームページ

COVID-19ワクチンの安全性に関するICMRAステートメント

 ※ICMRA:薬事規制当局国際連携組織(International Coalition of Medicines Regulatory Authorities)

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページに、COVID-19ワクチンの安全性に関する重要な情報が提供されています。

  • ワクチンは、コロナウイルス感染による重症化、入院および死亡のリスクを減らします。
  • コロナウイルスは変異し続けるため、ワクチンの追加接種が必要となる可能性があります。
  • 世界中で行われた130億回を超える接種の結果から、全年齢において承認されたワクチン接種は、リスクを大きく上回る利点があります。
  • 副反応の多くは一時的なもので軽症です。非常にまれ(1万人当たり1人未満)に重篤な副反応が確認されており、規制当局はリスク低減策を講じています。
  • ワクチン接種後の事象(副反応の疑い)を収集し、・継続的に評価しています。報告された事象の殆どはワクチンによるものではありませんでした。
  • ワクチンの有害な作用による死亡よりもインターネット上にある、安全性に関する誤情報により個人がワクチン接種をしなかったことで、より多くの死亡をもたらした可能性が高いです。
  • ワクチンが死亡の要因となった根拠はありません。例年に比べたときの死亡増加は、コロナウイルス感染のピークとほとんど一致しており、特に、ワクチンが入手できなかった初期の頃に顕著でした。
  • 新たな研究では、ワクチン接種者ではコロナ後遺症が起こりにくい可能性も示されています。

上記は協議会にて要約したものです。
詳しくは、PMDAホームページ「COVID-19ワクチンの安全性に関するICMRAステートメント(2023年6月26日付)」をご確認ください。

 

妊娠可能な世代の女性へ

妊婦が飲んではいけない治療薬があります。
妊娠可能な世代の女性の患者さんは、以下の文書をお読みください。

国立成育医療研究センターでは、新型コロナウイルス感染症の主な治療薬および候補薬の妊娠中の安全性に関する情報をまとめて提供しています。

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薬情にくすりのしおりへのリンクが印刷 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=7218b206656634975c00034a くすりの適正使用協議会 Wed, 24 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=7218b206656634975c00034a

くすりのしおり検索サイト「くすりのしおりミルシルサイト」へリンクする二次元バーコードが、薬袋へ印刷されるようになったことについては先日紹介しましたが、この度、初めて薬剤情報提供書(以下「薬情」)への印刷が行われるようになりました。

株式会社メドレー(※1)のクラウド型電子カルテ「CLINICSカルテ」(※2)で、患者さんへ発行される薬情に印刷されています。

薬袋・薬情からのくすりのしおりへのリンクに関する薬剤師アンケート調査

協議会作成のオリジナルお薬手帳を活用いただいている薬剤師約500人を対象に2023年夏に行ったWEBアンケートで、「薬袋・薬情にくすりのしおりの二次元バーコードが掲載されることは、患者さんの役に立つか」を5段階評価で聞いたところ、回答者402人(回答率約80%)のうち、★4または★5の評価は約6割となり、「患者さんの役に立つ」と思っている薬剤師が多いことが分かりました。

図:薬袋・薬情にくすりのしおりにリンクする二次元バーコードが掲載された場合、
患者さんの医薬品情報収集に役に立つと思いますか?
(役立ち度を★の数で回答)

薬情・薬袋の二次元バーコードへの期待

くすりのしおりは毎月数百万のアクセスがあり、既に多くの患者さん・ご家族に閲覧されています。
また、2022年4月に「くすりのしおりミルシルサイト」としてリニューアルしたことにより、製薬企業が作成した患者指導箋などの患者向け資材がくすりのしおりに紐付けられるようになり、更に充実した情報提供が実現されました。

協議会では、患者さん自身が医薬品情報をインターネット上で検索・閲覧することが今後益々増えていくと考えており、その際に、信頼のおける医薬品情報に辿り着いた上で、さらに医療者とのコミュニケーションをとることが重要だと考えています。
薬情や薬袋に、くすりのしおりにリンクする二次元バーコードが印刷されることで、更に多くの患者さん・ご家族に正しい医薬品情報を提供できることを期待しています。

 

※1<株式会社メドレー>
エンジニアと医師・医療従事者を含む開発チームを有し、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、インターネットサービスを提供している企業。

※2<CLINICSカルテ>
株式会社メドレーが提供するクラウド型電子カルテ。CLINICSの他プロダクトと組み合わせることで、カルテを起点として「予約・問診・診察・会計」がシームレスに繋がった診療体験を患者に提供することが可能。

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東京都薬剤師会公衆衛生委員会作成のフラッパー型啓発資材取材 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=73b6c3073732653ba7000073 くすりの適正使用協議会 Mon, 22 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=73b6c3073732653ba7000073

RAD-AR NEWSの一シリーズである「トビラの向こうへ」では、さまざまな団体や組織の活動をお聞きしています。
当協議会ではくすり教育に関する教材を作成し公開していますが、東京都薬剤師会・公衆衛生委員会では薬物乱用防止に関するユニークな形の啓発資材を作成しているとお聞きしたことから、Web版「トビラの向こうへ」シリーズとしては1つ目となる東京都薬剤師会のトビラをたたきました。

今回、東京都薬剤師会・公衆衛生委員会が作成したユニークな「フラッパー型啓発資材」についてお話を伺ったのは、作成者である公衆衛生委員会委員長の平田さんと委員会担当常務理事の和田さんです。

フラッパーとは、1面から2面、3面、4面へと折り目に沿って開くことができ、 繰り返しパラパラと開き続けることのできる不思議なカードです。
公衆衛生委員会では、児童・生徒向けに「薬物乱用ダメ!ゼッタイ!」、「薬物乱用ダメ!ゼッタイ!大麻編」、「受動喫煙にNO!!」の3種類のフラッパー型啓発資材を作成されています。この中の「受動喫煙にNO!!」のフラッパー型啓発資材は日本高血圧学会 禁煙指導ツール グランプリでも見事、最優秀賞を受賞されています。
これらフラッパー型啓発資材は都内の健康イベントや学校の薬物乱用防止教室などで配布されていて、イベントでは、インパクトのあるこの啓発資材が集客に効果的とのことでした。一方、学校での授業の際には、最初に配ってしまうと、どうしてもフラッパー型啓発資材に目がいってしまうので、最後に配布することもあるそうです。私も取材中についつい楽しくパタパタしておりました。ほかにも、10月の薬と健康の週間に多く使われています。今後はさらに、このフラッパー型啓発資材について周知をはかり、活用を促していくとのことです。

公衆衛生委員会では、フラッパー型啓発資材以外にも、公衆衛生に関する薬剤師向けのQ&A冊子を作成されています。公衆衛生学は環境衛生、精神衛生、食品衛生などかなり幅広く、また時代や情勢に応じて必要とされる情報も変化していきます。一般の方から様々なテーマで薬剤師が相談を受けることも多いことから、回答の参考にできるよう、消毒、感染症予防、薬物乱用防止、災害時の公衆衛生や健康サポートなど様々なテーマのQ&A冊子を作成してきました。
公衆衛生委員会での活動、また冊子や資材作成の際に苦労した話から、先生方が真摯に取り組む姿を垣間見ることができました。

フラッパー型啓発資材やQ&A冊子は東京都薬剤師会で販売しています。詳細は東京都薬剤師会 職能対策課(syokunou@toyaku.or.jp)までお問合せください。
※ご連絡される際は上記アドレスの@を半角に変更してください。

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第12回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6b7d7eb235643412a000012c くすりの適正使用協議会 Mon, 22 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6b7d7eb235643412a000012c

※座談会の様子(皆様に写真撮影のご了解を頂きました)

くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
12月13日に開催した第12回座談会では、「K中学校生徒対象アンケート結果をK中学校教員対象に報告した際の教員アンケート結果報告」について報告しました。本企画に関わっていただいた先生にもご参加いただきました。
初参加の先生も含め、全体で11名のご参加でした。

●K中学校教職員向け講話前後アンケート結果報告
●事前調査結果(N=22)

1.当該アンケート調査への協力について(N=22)

殆どの教職員から同意が得られました。

2.あなたの性別を教えてください(N=21

男女の割合はほぼ同じでした。

3. あなたの年齢を教えてください(N=21

20~39歳(黄色枠)、40歳以上(青色枠)の割合はほぼ同じでした。

4. Twitterを使っていますか(N=21

※現在はX

使っている割合は約4割でした。

5.SNSのハッシュタグで存在する「お薬〇〇〇〇」の〇〇〇〇に入る畳語は何でしょうか(N=21

※同じ語を重ねて用いた言葉

正解は「もぐもぐ」ですが、「いろいろ」が最も多く選択されました。

6.市販の咳止めや風邪薬をたくさん飲んで元気を出したり、気持ちを楽にしたりしている人がいることを知っていますか(N=21

7.市販の咳止めや風邪薬に依存してしまっている人がいることを知っていますか(N=21

 

この2つの質問については、ともに約86%が知っていると回答されました。

8. 市販の咳止めや風邪薬を大量に飲むと、命の危険があることを知っていますか(N=21

全員が「知っている」と回答しました。

9. あなたのお子さま、児童・生徒が太郎君のような状況であった場合どうすると思いますか(N=21

殆どの方が「病院を受診させる」と回答しました。

10. 上記の質問に回答した時にどのような考えを持ちましたか(N=21)(複数回答可)

「どこの病院を受診したら良いかわからない」13(61.9%)が最も多い回答でした。

 

「こどもの権利条約」4つの原則に関する4コマ漫画を読んで、質問に答えてください。

※「こどもの権利条約」4つの原則:「命を守られ成長できること」、「子どもにとって最もよいこと」、「意見を表明し参加できること」、「差別のないこと」

 

11. こどもが考えや気持ちを話したり(伝えたり)できるように、質問したり確かめたりする(N=21

「たいてい」が約50%と最も多い回答でした。

12. こどもが表現した気持ちに、「そうだね、~の気持ちがしたんだね」などと、気持ちを否定せず、共感する(N=21

「いつも」、「たいてい」をあわせると、約3分の2になりました。

13. こどもが考えや願い、やりたいことなどを伝えた時、できるだけ取り入れる(N=21

11、12の回答と比較すると、「ときどき」の割合が多くなりました。

14. 直近1ヵ月について、リラックスする時間をとるなど、あなたご自身のストレスに対処することがありましたか(N=21

「いつも」、「たいてい」をあわせても、約3分の1にとどまりました。

●事後調査結果(N=15)

1. F市における20歳未満の自殺死亡率が、全国の自殺死亡率より高い数値であることを知っていましたか(N=15)

7割以上が「知らなかった」と回答しました。

2. 若者に広がるオーバードーズについて知っていましたか(N=15

「知らなかった」、「知っていた」の回答比率はほぼ同じでした。

3. K中学校の生徒に対するアンケート結果で印象に残ったのは以下のどれですか(N=15

結果は上図のとおりでした。

4. こどもたちからのSOSへの対応として紹介した方法は、役に立つと感じましたか(N=15

「役立つ」、「まあ役立つ」をあわせると、約7割になりました。

5. 身近にSOSを発するこどもを発見した際、適切に対応できる自信がありますか(N=15

「まあある」と「あまりない」+「ない」の回答比率はほぼ同じでした。


上記結果報告後に参加者からいただいたご感想・ご意見

  • OD問題の話等を児童・生徒にしようとすると、「寝た子を起こすのでは」といった意見が教職員から出ることがある。先生は教える立場にあるため、児童・生徒から相談を受けたり、困っている児童・生徒を見つけた時は解決しないといけない、救わないといけないという思いが出てしまうという話を聞く。児童・生徒からネガティブな話を先生が受けていると、先生自身もネガティブになってしまうのではないかという心配もある。また、先生によって課題の分離(相手の問題と自分を切り離す)もなかなか難しいのではないかという話もあがっている。(養護教諭)
  • 薬の管理については、お薬教室等でよくできていると思う。児童・生徒に薬についてのアンケートを取った際に、親が処方してもらった薬を飲んでいる、友人どうしで薬のやり取りをするといった回答があったりするので、くすり教育の大切さは当校では先生方に理解されていると思うし、「寝た子を起こす」という意見もないようだ。(養護教諭)
  • 今の勤務先ではあまりこのような話は聞かないが、以前の勤務先(薬局)では、薬局の周りに咳止め薬の空瓶が転がっていたりするのを見たことがあるので、ある一定の若者は使っているという認識はしている。(学校薬剤師)
  • 児童・生徒に教育するあたって、いきなりオーバードーズはいけない、という話をしても仕方がない。そこで、まずはくすりの正しい飲み方を復習し(協議会の中高生向け「薬は正しく使ってこそ薬!」のパワーポイントをアレンジ)し、その後に大麻、ODの話をするという流れにしたら時間内に収まらなくなってしまった。結果、大麻の話は簡単にし、オーバードーズの話をしっかりすることとなった。また、生徒へのメッセージとしては、安易に薬に頼らないで欲しい等。このようなアンケートの結果は、学校薬剤師が活動していく上のモチベーションをあげるために役立つと思う。(学校薬剤師)

第13回テーマは「くすり教育HP改修に向けて」、2024年2月8日(木) 20時開催予定!

日時:2024年2月8日(木) 20:00~21:00

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能ですので、ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

この座談会で取り上げてほしいテーマ、悩み事などがございましたらお寄せください。検討させて頂きます。

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第28回日本薬剤疫学会学術総会にてポスター発表 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=308ef964323562d1d6000070 くすりの適正使用協議会 Fri, 19 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=308ef964323562d1d6000070

薬剤疫学委員会は、11月17-18日に開催された第28回日本薬剤疫学会学術総会にて、「妊婦の医薬品曝露に関するデータ収集・評価の重要性と産官学によるデータ活用推進に関する研究」と題しポスター発表を行いました。

これは、昨年の第19回DIA日本年会でのセッション「レジストリデータ活用による妊産婦リスクコミュニケーションのさらなる適正化に向けて」に続く、国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センターとの共同研究の成果です。

妊婦に関する医薬品曝露関連データの収集・評価・知見創出は、妊婦に対する薬物療法において重要な関心事項ですが、 臨床試験における検討は困難です。
国立成育医療研究センター妊娠とくすり情報センターでは、2005年から妊娠中の薬物治療に関する患者の相談に対応しつつ、同意を得られた相談者を対象として妊娠転帰や児の予後に関する調査を行っており、相談症例データベース (DB) の構築が進められています。

今回、相談症例DBに関する記述分析、ケーススタディとして妊婦禁忌のいくつかの医薬品についての相談症例の分析を発表し、社会全体で効率性・実効性を伴った妊婦PVを推進するにあたって、相談症例DBを重要な情報源として位置づけ、産官学の関わりのもと社会実装・仕組みとして継続的に発展させる取り組みを推進すべきことを提言しました。

参加者からは、集団特性に関する点、データベースの公開についてコメント、質問が多くありました。
集団特性の選択バイアスの点については、奇形の頻度、葉酸投与頻度などから判断して、大きく偏ってはいないと考えられます。
また、データベースは一般的な公開はされておらず、企業として利用するためには個別の契約が必要です。

 

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薬局でデジタルサイネージ活用-ポリファーマシー資材 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c7578394313837782b000213 くすりの適正使用協議会 Mon, 15 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c7578394313837782b000213

薬局の待合室で、ポリファーマシー啓発資材の「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を活用されている薬局さんから報告をいただきました。
ブリック薬局さんには協議会オリジナルお薬手帳も活用していただいています。

ブリック薬局は新大阪駅の近くにあり、主に生活習慣病の患者さんがいらっしゃいます。

ポリファーマシーのリーフレットは待合に置いていたのですが、2か月弱で配布を終了いたしました。

患者様の関心の高さに驚いているところです。

デジタルサイネージにて動画の放映も始めました。

これからも信頼できる情報を患者さんにお伝えしていきたいと思います。

ブリック薬局新大阪店(大阪府)
薬剤師 森本 定則さん

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令和5年度第51回関東地区高等学校保健体育研究大会でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d710fc586461370fd3000372 くすりの適正使用協議会 Fri, 12 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d710fc586461370fd3000372

くすり教育・啓発委員会は、11月24日に群馬県高崎市で開催された関東地区高等学校保健体育研究大会にブース出展しました。
大会には、関東地区の高校保健体育教諭計219名(群馬県内119名、県外100名)が参加しました。

大会では、「保健学習の効果的な指導について」「体育学習の効果的な指導について」「総合的な内容に関する指導実践について」の3つの分科会に分かれて発表と講評が行われ、保健学習を扱う第一分科会では、令和4年度から必修となったがん教育について、生徒と教員に実施したアンケート結果が発表されました。
外部講師との連携に関する報告は、くすり教育の場面でも参考になるような内容でした。
休憩時間が少ないことから、ブースに立ち寄る方は多くはありませんでしたが、くすりの適正使用協議会のロゴや名前は印象付けていただけたかと思います。

今後もくすり教育・啓発委員会では、くすり教育資材の普及活動を継続することで、薬を正しく服用する重要性を伝えていきます。

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くすりのしおり活用レポート-7 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e0d818f2366236177100004d くすりの適正使用協議会 Tue, 09 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e0d818f2366236177100004d

英語版くすりのしおりを、薬学部の学生実習に活用している東京都港区の薬局よりレポートが届きましたのでご紹介します。

慶應義塾大学薬学部附属薬局は港区に位置し、周辺にホテルも多いので新型コロナ感染症による渡航制限が全面解除された後は、薬局の周りで海外の方々を見ない日はなくなりました。
それに伴いOTC購入で来局される外国人の方も増えてきました。

一方、当薬局では実務実習の学生を3期とも受けています。

処方箋調剤に関しては英語で対応する必要がある患者さんは多くはないものの、当薬局をかかりつけにしている、英語が母国語の患者さんには実務実習の学生の服薬指導を受けてもらっています。
その際、学生はくすりのしおりの英語版を利用して、症状、副作用の説明方法を勉強していました。

指導の中で、自分の英語が伝わらなかった場合には、患者さんに見せながら説明すると患者さんが読んでくれて理解が進み、言葉が詰まった時にもくすりのしおりの中から適切な単語を探せるので便利だったそうです。

学生の英語の服薬指導の勉強だけでなく、英語が苦手な薬剤師の服薬指導でも役に立つと思いますので、全ての薬剤に関して英語版くすりのしおりがあると大変助かります。

 

慶應義塾大学薬学部附属薬局(東京都港区)
薬剤師 林 直子さん


協議会では、くすりのしおり活用促進のため「病院・薬局でのくすりのしおり活用レポート」を募集しています。(300字程度)
お寄せいただいたレポートは、協議会の今後の活動の参考にさせていただきます。
また、協議会サイト、協議会SNSに掲載させていただくこともあります。
レポートを掲載する場合はこちらから改めてご連絡をいたします。
編集の都合上、文字数の調整や表現の修正をする場合がございますのでご了承ください。


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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2023配布中③ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=001cda9465323437820001b5 くすりの適正使用協議会 Fri, 05 Jan 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=001cda9465323437820001b5

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている薬局さんからのコメントを紹介します。

 

蔵薬局は地域密着型の薬局です。

協議会オリジナルのお薬手帳は、表紙がかわいくてとても良いですね!

患者さんにも、薄くてかさばらない、飲み方のタイミングかわかる、と評判が良いです。

QRコードから豆知識が得られることは、投薬時に特に説明していなかったのですが、やってみるととても面白いです。

次からは患者さんにぜひ使ってみてね!と勧めてみます。

蔵薬局 (富山県)
薬剤師 濱田 朱美子さん

 

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2023年度薬剤疫学ワークショップ開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=70903d4c33636587410000f8 くすりの適正使用協議会 Mon, 25 Dec 2023 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=70903d4c33636587410000f8

薬剤疫学委員会では、過去5年にわたって開催している「製造販売後データベース調査立案のワークショップ」を、11月29日(水)9:30~17:30、明治薬科大学 公衆衛生・疫学研究室教授 赤沢 学氏の指導のもと開催しました。
今年は、初めて現地対面グループとウェブグループによるハイブリッド形式で行い、現地対面グループ3つ、ウェブグループ2つの合計5グループに分かれて討議しました。

協議会会員会社からの参加者21名に加えて、昨年に続きPMDAから4名、赤沢教授の研究室から2名、計27名の参加があり、各グループには、薬剤疫学委員会に所属している委員がファシリテーターとして参加しました。

受講者には、薬剤のクリニカルクエスチョン(CQ)を事前に提示して、当日、グループ単位で、CQからリサーチクエスチョン(RQ)を立てて、PICOT(P:Patient(対象患者)、I / E:Intervention / Exposure(暴露 / 投与)、C:Comparison(比較対象)、O:Outcome(アウトカム)、T:Timing(調査の対象期間))について検討し、さらに、使用するデータベースを選定して研究デザインの立案までを実施しました。最後にチームごとに検討結果を発表し、ディスカッションを行いました。

赤沢教授には、討議中のアドバイス、発表での講評に加え、特別講義もお願いしました。
最後に、論文が常に正しいとは思わず、実臨床を意識し、記述的研究をしっかりして、データベース調査/研究を立案できる人材となってほしいと、まとめていただきました。

 

(赤沢教授資料より)

終了後、参加した受講者からは、成果が得られたとする感想が多く寄せられました。

  • DBには様々な制約があることもよく理解ができました。理想を追い求めすぎて絞り込みすぎると本来行いたい評価ができなくなる可能性があることも知りました。またPICO/PECOの議論を通じて,DB調査のみならず,調査立案や論文などにも活用できるエッセンスを学べたように思います。これらを日ごろの業務の中でも意識して取り込んで,より構造的に物事を理解するようにしていきたいと思います。
  • ご指導、ありがとうございました。わたしのチームは5名と人数が少なかったので、全員が積極的に参画でき、各自で学びが多かったと思いますので、今後も同様のチーム規模が良いと感じました。
  • 他社社員でDB研究の実施予定の方、または実施中の方など参加バックグラウンドが様々だったので、セミナー中も休憩中も面白みを感じることができた。ファシリテーターの方より適度にアドバイスをいただけたので参考になりました。

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佐賀県薬剤師会学術大会で基調講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6ccc555b3666383c460001e1 くすりの適正使用協議会 Fri, 22 Dec 2023 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6ccc555b3666383c460001e1

11月26日、佐賀県薬剤師会館で開催された第8回佐賀県薬剤師会学術大会において、「患者さんのための医薬品安全対策を実践するために」と題し、当協議会の俵木理事長が基調講演を行いました。

医薬品の安全対策は副作用報告に支えられており、特に新薬発売後早期の副作用報告が迅速な安全対策の検討にとって重要であること、医療現場での迅速な安全対策の実施には、PMDAメディナビやRMP(医薬品リスク管理計画)の活用が重要であること、患者さんに副作用の第一発見者になってもらうために副作用重篤疾患別対応マニュアルの活用や協議会の提供する「くすりのしおりミルシルサイト」を活用した医療者・患者さんのコミュニケーションの推進が有用であることなどを講演し、加えて、協議会の提供する各種啓発資材やくすり教育支援資材の紹介を行いました。

 

 

 

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令和5年度 北九州市学校薬剤師講習会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d337cfe6666636b51c0000a8 くすりの適正使用協議会 Wed, 20 Dec 2023 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d337cfe6666636b51c0000a8

2023年11月25日に北九州市小倉で開催された、令和5年度 北九州市学校薬剤師講習会(主催:北九州市薬剤師会)に招かれ、「くすりを『見て、知って』もらうために-くすり教育のための協議会教材アラカルト-」の演題で、くすり教育・啓発委員会 西野 潤一 副委員長と安部 恵委員が講演を行いました。同講習会には170名以上の学校薬剤師の先生方が参集されました。

西野副委員長からは自身がチームリーダーを務める日本薬剤師会・文科省等との合同検討会チームで開発した小学生向けの新規の教育資材「ショート動画」や中高生向け「くすりは正しく使ってこそくすり!」を、安部委員からは勤務する日本大学薬学部と茨城県薬剤師会の合同で制作し協議会が普及に協力している「勇者ジョーザの冒険」・「魔法学校のお話」について紹介しました。

オーバードーズ問題により、より若い年代へのくすりの適正使用の周知の必要性が叫ばれていることもあり、小学生に向けた教育資材を中心とした発表で、講演後の質疑応答では、くすり教育と薬物乱用防止教室の授業での時間配分や、子供たちのオーバードーズに関する調査データの有無などに関して質問があり関心の高さが窺えました。

今後もくすり教育・啓発委員会では、くすり教育資材の普及活動を継続することで、くすりを正しく服用する重要性を子供たちへ伝えていきたいと思います。

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RAD-AR NEWS 12月号 発行! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=9b3e56ef303361452300022e くすりの適正使用協議会 Mon, 18 Dec 2023 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=9b3e56ef303361452300022e


広報誌「RAD-AR News(レーダーニュース)」<2023年12月号/No.131>を公開しました。

シリーズ「俵木理事長がトップに聞く!」は、特別編として
日本薬剤師会 山本 信夫会長との対談です。

ぜひご覧ください!


目次

  • 俵木理事長がトップに聞く!特別編
      公益社団法人日本薬剤師会
      会長 山本 信夫氏
  • 特集:くすり教育実践者に聞く ーインタビュー
      茨城県牛久市立おくの義務教育学校 養護教諭 木内 ひとみ氏
                      学校薬剤師 近藤 恵都子氏
  • 特集:その薬、妊娠中でも大丈夫!みんなが安心して医薬品を服用できるエビデンス構築へ
      国立成育医療研究センター 妊娠と薬情報センター 八鍬 奈穂氏
      くすりの適正使用協議会 薬剤疫学委員会 太田 美穂子氏
  • 続 信頼できる医薬品情報の発信に向けて
      くすりのしおりミルシルサイトに対する薬剤師の視点・意見
      さいたま市薬剤師会 会長 野田 政充氏
  • トビラの向こうへ
      認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 堀 恵氏
  • 第8回 定時総会と講演会・交流会を開催
  • 協議会会員・代表者一覧
  • 推しモノがたり



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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2023配布中-2 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=62dca19b316665a2b70002ef くすりの適正使用協議会 Fri, 15 Dec 2023 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=62dca19b316665a2b70002ef

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている愛知県の病院からのコメントを紹介します。

「かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師を持ちましょう!」や「くすりのしおり」、「ポリファーマシー」といった
患者さんにも知っていただくと良い情報も掲載されているので、
このお薬手帳を初めてお渡しする時や、2回目以降の処方時にお薬手帳を確認、手帳シールを貼付する時にも、
上記の情報も見てくださいね、とアピールしたいと思います。

一宮市立市民病院(愛知県)
薬剤局副薬剤局長 堀田 敏之さん

 

薬剤師の星野 真輝さんと患者さん
当院では必要に応じてカウンターではなくお薬相談室で服薬説明を行っています

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