くすりの適正使用協議会 https://rad-ar.or.jp くすりの適正使用協議会は、誰もが健康な生活を実現するため、信頼できる情報をもとに判断し、行動できる社会を目指して活動をおこなっています。 Mon, 17 Nov 2025 10:00:00 +0900 ja hourly 1 養護教諭のたまごにくすり教育出前研修-国際医療福祉大学 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=31cc161a623836631e000269 くすりの適正使用協議会 Mon, 17 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=31cc161a623836631e000269

くすり教育・啓発委員会は、10月16日に将来養護教諭を目指している国際医療福祉大学 小田原保健医療学部看護学科の4年生25名を対象に、くすり教育に関する出前研修を実施しました。

 

研修の前半は大野委員(アステラス)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景や学習指導要領、薬を知ることの重要性について解説し、後半は鎌田委員(住友ファーマ)から、薬の基礎知識および注意点等を実験を交えながら紹介しました。 

その後は少数班に分かれて、「自然治癒力」と「薬の主作用と副作用」のテーマについてグループディスカッションを行い、中学生向けの教育現場を意識した模擬授業を発表してもらいました。最後には実際に学校でくすり教育を行っている養護教諭からのメッセージも聞いてもらい、理解を深めてもらいました。 

研修終了後のアンケートでは、「理解している内容でも、子供たちに対してどのように伝えるかを考える機会になった」「教育現場のどの場面で薬教育が行われているのか知ることができた」「授業する側になってみて、薬のことを分かりやすく伝えることの難しさを経験でき、貴重な体験となった」などの感想が寄せられました。

出前研修の講師メンバーは、アンケート回答や学生による模擬授業での個性ある表現を研修内容に反映し、 養護教諭を目指す学生向け研修のさらなる充実に取り組んでいます。

今回の講師メンバー

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訪問介護員調査ポスター発表-第58回日本薬剤師会学術大会 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2f959350363831c5e30003e8 くすりの適正使用協議会 Mon, 10 Nov 2025 10:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2f959350363831c5e30003e8

第58回日本薬剤師会学術大会が10月12~13日、京都府の国立京都国際会館で開催され、くすり教育・啓発委員会の服薬ケア・コミュニケーション分科会がポスター発表を行いました。
訪問介護員を対象にWEBでアンケート調査を行った結果をまとめ、『訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について』をテーマに作成し、分科会としては初めてのポスター発表となりました。

ポスター会場では、介護職の方と連携している薬剤師の方々とディスカッションし、現場の状況など貴重な情報交換ができました。

訪問医療に携わる薬剤師の方からは、発表内容にある「日常業務で利用者様の薬について困ること」の結果「1位:飲み忘れ、2位:服薬拒否、3位:薬の量・数が多い…」は自分の現場感覚に即している」とのコメントがありました。

この結果をより多くの薬剤師や介護職と共有し、関係者のコミュニケーション向上に貢献できるよう、活動を進めていきます。

ポスター:訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について

プレスリリース:訪問介護現場の薬の困りごと、1位「飲み忘れ」、2位「服薬拒否」<訪問介護員(ホームヘルパー)アンケート調査>

服薬ケア・コミュニケーション分科会では、介護現場での服薬に関して日常的な出来事、気づきを「介護と服薬あるあるマンガ」を通して介護職の方々にお伝えできるよう啓発活動を行っています。
隙間時間などに気軽に見られるようにWEB媒体としてホームページで公開しています。
ぜひご覧ください。

【粉砕】より「【粉砕】飲み込めないんじゃ」より

 

 

 

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第58回日本薬剤師会学術大会でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fc5eae473137394e460000de くすりの適正使用協議会 Mon, 10 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fc5eae473137394e460000de

10月12日~13日、国立京都国際会館で開催された第58回日本薬剤師会学術大会において、くすり教育・啓発委員会、くすりのしおりコンコーダンス委員会の合同でブース展示を行いました。
今年の学術大会は、秋の京都での開催ということもあり参加者が多く、ブースにも多くの方が立ち寄られました。

ブースでは、各委員会が作成している資材「小学生向けくすり教育スライド」「介護と服薬あるあるマンガ」「くすりのしおり活用法」「マンガでわかるバイオ医薬品シリーズ」の紹介チラシ、また、協議会事業で作成している資材「くすりのしおりミルシルサイトとは」「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のほか、オーバードーズ対処法啓発資材「オーバードーズの迷路から脱出~初めの一歩~」の紹介チラシ等を配布し、説明を行いました。

 

また、10月に開設した協議会公式Xアカウントも紹介し、複数名の方にフォローしていただけました。

くすり教育・啓発委員会の服薬ケア・コミュニケーション分科会からは、「訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について」の演題でポスター発表を行い、介護現場に関わる薬剤師の方々から色々なご意見を伺うことが出来ました。

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注意! ダイエットと薬 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc くすりの適正使用協議会 Fri, 07 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc

美容や痩身を目的に、一部の糖尿病治療薬(GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬(以下「GLP-1受容体作動薬」))が使用されていることが指摘されており、2023年12月に厚生労働省から注意が呼びかけられています。また、同成分の肥満症治療薬についても2023年11月(2025年4月改定)に日本肥満学会から「健康障害を伴わない(したがって肥満症とは診断されない)肥満に用いるべきではなく、また低体重や普通体重など適応外の体重者に対し美容・痩身・ダイエット等の目的で用いる薬剤ではない点には、十分留意すべきである。」として注意喚起されています。

予期せぬ健康被害のリスク

GLP-1受容体作動薬を認められた治療目的以外で使用された場合の安全性、有効性は確認されていません。
治療で使用した際でも、副作用が起こることが知られており、治療目的以外で使用された場合であっても、こうした副作用が起こる恐れがあります。さらに、これまでに知られていない思わぬ副作用につながる可能性も否定できません。

 <重大な副作用>
  低血糖症状:脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、震え、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常など
  急性膵炎:吐き気、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛、急に激しく腰や背中が痛む、発熱など

 <起こりやすい副作用>
  悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘、腹痛など

糖尿病・肥満症患者さんへの薬の提供にも影響の可能性

美容・ダイエット目的の使用が増加することで、製品が不足し、糖尿病や肥満症の患者さんへの処方に影響が出る可能性もあります。
美容・ダイエット目的での使用が増える一方で、治療目的の患者さんが使用できなくなるのは、あってはならないことです。

美容医療をめぐる消費者トラブルに注意!

美容医療をめぐる消費者トラブルを防ぐため、美容医療を受ける前に十分な説明を受けられるよう、厚生労働省と消費者庁が共同してチェックリストを作成・公開しています。

 ➡「美容医療を受ける前にもう一度」

個人輸入にも注意!

ダイエットをうたう製品を個人輸入して健康被害を受けた例も報告されています。個人輸入にも十分な注意が必要です。医薬品などを海外から購入される場合の危険性について厚生労働省から注意喚起されています。

 

[医療関係者の方へ]

この問題について、厚生労働省から注意喚起が行われています。

 ➡「医薬品・医療機器等安全性情報」No.406(P4-9)/2023年12月19日

また、日本肥満学会からも注意喚起が行われています。

 ➡「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」 

 

薬は正しく使いましょう!

  
      

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?活用-富士吉田市健康まつり https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6799f137633939523f000281 くすりの適正使用協議会 Tue, 04 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6799f137633939523f000281

富士五湖薬剤師会が参加した富士吉田市健康まつりで、ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。
「薬と健康の週間」事業としてブース出展された様子をご報告いただきました。

10月13日(祝)公益社団法人富士五湖薬剤師会は、富士吉田市健康まつり「健康屋台」にブースを出展いたしました。

「健康屋台」は、健康まつりのもう1つのイベントである映画「はたらく細胞」上映前のイベントで、正午~午後1時半までの短い時間でしたが、当会の他富士吉田歯科医師会など健康関連11団体がブース出展しました。

当会ブースには、約80名の方がブースにお起こし下さいました。

当会は、簡単なアンケートを用いて「かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局」、「マイナ保険証切替推進」などの啓発活動を行いました。

かかりつけ薬剤師の説明の流れで、主に中高年の方々に貴協会より提供していただいた「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を用いてポリファーマシー問題などを説明いたしました。

「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を使うことで、よりかかりつけ薬剤師の重要性の説明に厚みを持たせることができました。ご提供いただき誠にありがとうございました。

今後ともご相談することが多々あると思われますので、その節はどうぞよろしくお願いいたします。

富士五湖薬剤師会
タカムラ薬局 高村 孝さん

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訪問介護現場の薬の困りごと、 1位「飲み忘れ」、2位「服薬拒否」 <訪問介護員(ホームヘルパー)アンケート調査> https://rad-ar.or.jp/release/post?id=5eb3485162393851c00000b8 くすりの適正使用協議会 Tue, 28 Oct 2025 14:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=5eb3485162393851c00000b8

■薬で困った時に薬剤師に聞く人は2割、薬剤師とのコミュニケーション不足を感じている

薬について困った時に聞く相手は事業所(上司、ケアマネ等)、看護師が多く、薬剤師は23.5%でした(図3)。日常業務で薬剤師とコミュニケーションがとれていないと回答した割合は62.4%で、理由として「コミュニケーションをとる機会がない」が最多の79.3%でした。
どうしたら薬剤師とコミュニケーションがとれるようになると思うかとの問いには、コミュニケーションをとる機会を定期的に設定するとの回答が最多でした(図4)。

■経験年数が長いと薬の飲み忘れに気づくようになる

訪問介護員の経験年数を10年未満/10年以上で区切って、薬について困ることを集計した結果、10年以上では薬の飲み忘れが69.3%であったのに対し、10年未満では飲み忘れは57.6%と、相対的に低い結果となりました。
一方で、10年以上では服薬拒否が39.5%と低く、10年未満では56.6%と高くなりました(図5)。

【薬剤師:子供プラス未来 玉井 典子氏】
超高齢化社会のまっただ中である日本において、療養生活を送る高齢者を支えるためには多くの専門職が垣根を超えて連携していかなければなりません。介護現場での仕事は多岐にわたりますが、多くの疾患を抱える高齢者の薬物療法の安全支援も重要です。忙しい介護職が気軽に薬についての疑問や困ったことなどの解決するツールの一つとして「介護と服薬あるあるマンガ」は有用であると思われます。またこれを通して薬剤師とのつながりのはじまりになればと存じます。

【介護福祉士:生活介護サービス株式会社 代表取締役 山岸 大輔氏】
介護士は訪問介護の現場では服薬に関して日々の生活支援と表裏一体であり、飲み忘れや服薬拒否などの課題は絶えず起きており、その場面は少なくありません。
悩んだ時に相談する相手として薬剤師のみなさまへ相談する場面がまだまだ少ないです。
馴染みやすい4コマ漫画を通して薬剤師のみなさまとの情報共有、連携を深め、服薬支援の質を高める取り組みを通じて、利用者の安全、より良い暮らしの実現を目指したいです。

■20本公開!介護と服薬あるあるマンガについて
2020年に1本目を公開して以来、2025年10月までに20本のマンガを公開。日常業務で薬について疑問を持った際や業務の合間にスマ-トフォンで簡単に読めるよう工夫しており、薬剤師が問題の解決に繋がる存在であることを監修者コメントにて繰り返し啓発しています。

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高知県立大学でオンラインくすり教育研修 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f928da4a6435617a300001ae くすりの適正使用協議会 Mon, 27 Oct 2025 09:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f928da4a6435617a300001ae

くすり教育・啓発委員会は、10月1日に養護教諭を目指している高知県立大学看護学部の4回生14名を対象に、くすり教育に関する研修をオンラインにて実施しました。

研修の前半は大道寺委員(エーザイ)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景や重要性、医薬品の分類や学習指導要領を解説し、後半は鎌田委員(住友ファーマ)から、薬を飲む時の注意点を実験も交えながら紹介しました。

その後、少人数の班に分かれて「自然治癒力」と「薬の主作用と副作用」のテーマでグループディスカッションを実施。中学生向けの模擬授業も行い、教育現場を意識した実践的な学びの場となりました。

研修の最後には、学校でくすり教育を行っている養護教諭からのメッセージ動画を見ることで、学校現場でのくすり教育の実際について理解を深めてもらいました。

研修終了後のアンケートでは、「養護教諭という立場で子どもたちにどのような薬の説明が必要になるかを知ることができた。」「実験の動画が印象的だった。」「学校剤師と連携をとることが重要であると感じた。」などの感想が寄せられました。

今回の研修が将来のより良い養護教諭の活動につながるよう願っています。

 

 

 

 

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“あなたもくすりで社会貢献!?”一般の方向け「育薬」啓発動画公開 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d209633a3235352926000313 くすりの適正使用協議会 Fri, 24 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d209633a3235352926000313

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいてほしい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、本年新たな試みとなりますが、薬の副作用に関する正しい知識をわかりやすく、親しみやすく知っていただくために、小学生のキャラクター、”しる美ちゃん”と学ぶ動画「あなたもくすりで社会貢献!?の巻」をリリースしました。

一般の方が薬への興味を持ち、薬を適正に使用することの大切さを知ってもらうための第一歩として、どんな人にも身近で無理なくできることを考え、薬を飲んで自分の身に起きたことを医療関係者に話す重要性について、簡単な3分の動画にしました。

主人公「しる美ちゃん」とおじいちゃんとのやりとりから、薬を飲んで起こったいつもと違うことを伝える重要性、その情報がどのように活かされていくのか、自分に起きたことを伝えると、なぜ社会貢献に繋がるのかを取り上げています。

「医療関係者の方に自分の話をしても迷惑かも・・・」そんな風に思ってしまう方が多いかもしれません。でも、その情報は医者や薬剤師の先生が知りたい貴重な情報!! それを知ることで、普段は薬にあまり関心のない一般の方々にも薬に興味をもっていただける、その一歩に繋がればうれしく思います。

今後も協議会として、しる美ちゃんと一緒に学ぶ様々なシリーズを作成することを考えています。今後のリリースにもぜひご期待ください!
引き続き、信頼していただける情報を提供できるよう私たちも精一杯取り組んで参ります。

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第23回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8ccccf9d653163250c0002be くすりの適正使用協議会 Mon, 20 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8ccccf9d653163250c0002be

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。

 9月18日に開催した第23回座談会のテーマは、「こんなのあったらいいな(協議会の貸し出し教材編)」。座談会の冒頭に、くすりの適正使用協議会で考えたものを共有し、その後参加した学校薬剤師の先生方からご意見をいただきました。「新たな貸出教材」に関して多彩なアイディアやご自身の実践例、日頃感じている課題などを出し合い活発に意見交換しました。

 現場の視点や、児童・生徒の理解度、教材準備の手間、安全性への配慮など、具体的な話を元に「どんな教材なら使いやすいか・効果的か」で大いに盛り上がりました。

くすりの適正使用協議会から紹介したアイディア

  1. 体験型教材としてのカプセル模型
    現状貸出している大型模型だけでなく、例えば、小型で児童が手に取れるサイズのカプセル教材(例:2.5cm×5.5cmサイズ)があるとよいでしょうか?カプセルの中にはガラス玉や水など安全なものを入れて、カプセルを開けたり嚙んだりしてはいけない理由を説明するのに役立つ可能性はあるでしょうか?

  2. 血中濃度の説明教材・実験セット
    ビーカー(プラスチック製)と染料(水に色をつける)を使って、より多く滴下すると水の色が濃くなっていくことで、血中濃度をより分かりやすく説明できないでしょうか?

  3. 絵本教材
    伝えたい内容を絵本にすることで、効果的に伝えられるようなケースはないでしょうか?学校に一定期間貸出し、児童/生徒に読んでもらえるようなものはどうでしょうか?オーバードーズと医薬品の適正使用に関する教育にも使えそうでしょうか?

参加者からのご意見

  1. 摂取したくすりや栄養の体内動態がわかる立体模型等
    例えば、医薬品が体のどこに作用しているのかを分かりやすくするため、ボタンを押すと体の部位が光る模型や、医薬品や栄養が体にどう吸収され排泄されるかが見えるといった、視覚的にわかる立体的な教材があれば興味を引くのではないか。このような教材は、個人では作れないので、協議会で作ることはできないか?また、投与経路や剤型についても、説明できる教材があると良いかも。

  2. 市販薬(OTC)の空箱教材
    医薬品の空箱を使って市販薬の選び方(例:何に効く、等)を学ぶグループワーク用教材があると良いかも。実物の空箱は手に入らないし、展開図を個人で印刷して使用できるとしても、意外に準備が大変。丈夫で使い回しできる市販薬(架空のものでもOK)の空箱教材があれば便利かも。

  3. 麻薬・薬物模型
    警察や行政機関が持っている麻薬(大麻等)のサンプル模型の貸出があるなら利用してみたい。

  4. 実験セット
    くすり教育でよく利用されるような実験機材等を詰め込んだ実験セットがあると、便利かもしれない。例えば、鉄剤とお茶を混ぜる実験においても、鉄剤を1瓶購入すると量が多く、1回の授業では多すぎるので、くすり教育の開催頻度を考えると、小分けのものがあると良いと思う。

その他のご意見

  1. 薬局で売っているカプセルを活用し、児童が自分で粉をカプセルに詰めたり、水に濡らして手に付けるとどうなるかの「カプセルペタペタ実験」も教育現場で実施している。
  2. 「実験セット」にも関係するかもしれないが、安価で破損や消耗にも強いものなら協議会から一定数量を貸出してもらえると助かるかも。
  3. 協議会作成の動画教材については、年齢に応じ、もっと細かな説明ができるもの、例えば投与経路や剤型の種類、体内動態に関するものなどがあっても良いかも。

 全体を通じて、先生方が具体的な現場ニーズや実践例、かかる手間など率直に意見を出し合い、「教材の工夫を通じて児童・生徒の理解を促したい」という前向きな雰囲気と活発な議論が印象的でした。実現性や費用のこともありましたが、「まずはアイディア出しから」「新しい取り組みにチャレンジしてみたい」というムードで座談会は進行しました。

 今後の教材開発が現場目線でさらに充実していくことで、社会貢献につながるのではないか、そんな希望を抱くことができるような楽しい座談会でした。

第24回テーマは「スマホ・タブレット世代向け「ネット情報の真偽・薬の誤情報対策」

第24回テーマは「スマホ・タブレット世代向け「ネット情報の真偽・薬の誤情報対策」です。

2025年11月25日(火) 20:00~21:00 開催予定!

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

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レギュラトリーサイエンス学会でOD問題のシンポジウム開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd2d33626662654f440003b0 くすりの適正使用協議会 Fri, 17 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd2d33626662654f440003b0

シンポジウムでは、まず鈴木さんから、学校におけるくすり教育および薬物乱用防止教育について学習指導要領の内容や文部科学省における取り組みについてご紹介いただき、安川さんから、薬機法改正による販売規制強化、OD問題啓発資材の作成など厚生労働省の取り組みについてのご紹介とともに、ODの背景となる環境の解消など社会全体で取り組むべき問題であるとの発表がありました。
続いて、西野さんから、協議会で作成した「小学生向けショート動画」の紹介など、協議会のくすり教育支援の取り組みについて発表しました。
最後に、西前さんから「社会は変えられる」というメッセージとともに、学校薬剤師はOD問題の一次予防を担うものであるとして、ご自身の実践するアクティブラーニング手法による薬物乱用防止教室をご紹介いただきました。

総合討論では、教育現場において、OD問題を教えることは「寝た子を起こす」のではないかとの指摘があることについて、SNS等を通じて知った時に判断できるようにしておくことが必要であり、薬の適正使用を啓発していくことが重要だとの指摘がありました。

また啓発資材の普及策について質問があり、教育委員会、学校薬剤師部会などの研修会や学会ブースでの普及啓発を進めていくことに加え、厚生労働省では、啓発資材の活用事例を収集していく取り組みを進める予定であることが紹介されました。

また、最後に、それぞれの立場、組織を超えて連携していくことについて、横のつながりが重要であり、同じメッセージを発信していくことの重要性が指摘されました。

 

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薬学生向けバイオ医薬品教材活用レポートー鈴鹿医療科学大学薬学部 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ca245b9d36366393f40000ba くすりの適正使用協議会 Tue, 14 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ca245b9d36366393f40000ba

先進医療製品適正使用推進委員会は薬学生向けのバイオ医薬品動画教材を2022年より公開しています。

現在、世界の医療用医薬品売上高の上位をバイオ医薬品が占めていますが、現在の薬学教育ではバイオ医薬品について系統立てて学ぶ機会が少なく、人材育成の必要性が指摘されています。
動画教材を活用されている鈴鹿医療科学大学の教授からのコメントを紹介します。

本学では、4年生および6年生の選択科目「薬剤設計学」において、バイオ医薬品(バイオシミラーを含む)を製剤設計の観点から講義しています。

講義では、貴協議会よりご提供いただいた教材のうち、バイオ医薬品の概要紹介として「1-バイオ医薬品の基礎知識_2025」を、バイオシミラーの詳細解説として「6-バイオシミラー_2025」および「8-バイオ医薬品を取り巻く話題_2025」を使用しました。

レポート課題としては、「バイオシミラーの特徴と普及に向けた課題について考察する」をテーマに設定し、学生にはバイオシミラーの特徴、普及に向けた課題、さらに薬剤師として果たすべき役割についてまとめてもらいました。

また、CBT(4年生)や国家試験(6年生)の対策としても有用と考え、「7-バイオ医薬品が用いられている疾患領域とその作用機序_2025」も視聴してもらいました。講義では扱わなかった領域の内容も含まれており、「新しい知識が得られた」との感想が学生から寄せられました。

   

鈴鹿医療科学大学(三重県)
教授 中山 浩伸さん

 

 

薬学生向けバイオ医薬品教材サンプル動画

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協議会公式Xアカウントを開設 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=28abd52130386542fd00020d くすりの適正使用協議会 Wed, 08 Oct 2025 15:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=28abd52130386542fd00020d

協議会では、今月から協議会の公式Xアカウントでの配信をスタートしました。
協議会情報をもっと広く、早くお届けすることを目指し、協議会活動や資材・教材公開などの最新情報をお知らせします。

フォローはXで「@kusuri_tekisei」を検索していただくか、または以下の二次元コードを読み取ることでも可能です。
みなさまのフォローや拡散を是非お待ちしています!

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北海道消費者協会の「消費生活リーダー養成講座」で講義 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f362581636265bf6e0000da くすりの適正使用協議会 Mon, 06 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f362581636265bf6e0000da

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいていただきたい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、一昨年、昨年に引き続き2025年8月に一般社団法人 北海道消費者協会が主催する「消費生活リーダー養成講座」の1コマにて、“大切な人を守るくすりの知識”というテーマで、元井委員(日本新薬)、難波委員(サノフィ)がオンライン講義を行いました。

  1. 体をどうやって守るか? 
  2. くすりと正しく付き合うために 
  3. くすりの主作用と副作用 
  4. 大切な人を守るくすりの知識

これらの4本立ての講義を、動画やクイズを交えた構成にし、聴講者に薬の正しい知識を楽しく知ってもらえるよう工夫をしました。Zoomを用いたオンライン講義でしたが、北海道消費者協会の方の協力のもと聴講者からクイズに回答いただき、双方向のコミュニケーションが取れたと感じています。また、薬の飲み合わせについて、実験動画を交えて視覚的に伝えました。
講演後のアンケートで、聴講者の方から寄せられた嬉しい感想の一部を紹介します。

  • 子育て世代の元井先生、難波先生の講義は大変参考になりました。子供に説明書を読ませてから飲むという当たり前のことを今までしていなかったことに気づくことができました。ありがとうございました。くすりのしおりも今後参考になります。
  • あまり薬のことを考えて使用していなかった。病院の薬は言われたとおり、OTCもなんとなく使用していた。

身近にありながら、ゆっくり立ち止まって考える機会の少ない薬のことを考えていただくよい機会となっていれば嬉しいです。
現在は、多くの情報が簡単に入手できる世の中となっています。そんな中でも、薬に関する正しい情報に辿り着いてほしい、知っていただきたいと活動しています。
引き続き、信頼していただける情報を提供できるよう、私たちも精一杯取り組んでまいります。

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老人保健施設でポリファーマシー啓発資材活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c8f8e18f613332ce0a000084 くすりの適正使用協議会 Fri, 03 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c8f8e18f613332ce0a000084

老人保健施設でポリファーマシー啓発資材の「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されています。
「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」はホームページで無料公開しています。

富田浜老人保健施設「浜っ子老健」では、受付カウンターに「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のパンフレットを設置し、来所された方々へ広く周知しています。

当施設ではポリファーマシーの改善に積極的に取り組み、「かかりつけ医連携薬剤調整加算」の算定にも力を入れていますが、薬剤数の減少に対して入所者やご家族から不安や不満の声をいただくこともあります。
その際にパンフレットを用いて説明することで、なぜ薬を減らすことが必要なのかを理解していただきやすくなり、安心して治療を継続いただくための一助となっています。

富田浜病院(三重県)
富田浜老人保健施設 浜っこ老健

 

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日本社会薬学会 第43年会ブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c720e0f83665396d93000256 くすりの適正使用協議会 Mon, 29 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c720e0f83665396d93000256

くすりのしおりコンコーダンス委員会は、9月6~7日に和歌山県立医科大学薬学部で開催された日本社会薬学会第43年会においてブース出展を行いました。

ブースでは「くすりのしおりミルシルサイト紹介パンフレット」、「くすりのしおり活用法パンフレット」の配布、「外国人患者対応のための英語コミュニケーションマニュアル」の説明や、協議会で作成している資材の紹介を行いました。

多くの参加者に立寄っていただき、さまざまなディスカッションを行うことが出来ました。
その中には今後の協議会の活動に参考となるご意見も多数いただきました。

 

 

 

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中学校でオーバードーズ啓発資材を活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f6a749ff3431365f84000147 くすりの適正使用協議会 Mon, 22 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f6a749ff3431365f84000147

協議会では、オーバードーズを繰り返してしまう本人とその周囲の方を対象に、専門家へ繋がることを促すための啓発資材「オーバードーズの迷路から脱出~はじめの一歩~」をホームページで公開しています。
それぞれの立場の方々に向けて、まずは何をしたらよいかを示すことで、専門家に繋がる一歩を踏み出していただくことを啓発するものです。
この啓発資材が、新潟県の中学校の薬物乱用防止教室で活用されましたのでご紹介します。

2月20日、新潟大学附属新潟中学校2年生の3クラスで、薬物乱用防止教室を行いました。
保健体育、養護の先生方との事前打ち合わせの際に、協議会が公開しているOD対処法資材を紹介しました。

当初、PowerPointで映して授業で取りあげようと思っていましたが、先生から、個人で落ちついて黙読したほうが、登場人物に感情移入して自分事として感じやすいので、印刷して全員に配布しましょうという提案がありました。
啓発資材の少女の物語は生徒に共感しやすい題材であり、また、回復への方策が書いてあることが良いというご意見もありました。

当日は、A子さんがオーバードーズに至ってしまった表面のマンガを各自読んでもらい、その後、裏面の「依存症かもしれないあなたへ」と「友達が依存症かもしれないあなたへ」を紹介しました。

この啓発資材は、薬物乱用は誰にでも起こりうる身近な問題であることを具体的に実感するのに有用だと思います。
「A子さんのエナジードリンクの話がとても印象に残っている。親近感が湧いて、こんな話は他人事と思っていたが、自分事としてとらえられるようになった。」という生徒の感想もありました。
また、悩んでいる当事者をはじめ、周りの人たちがどのように対処したらよいかを具体的に記載してあるので、読むことで一歩踏み出す力になると思いますし、身近な人と共有することでさらに大きな力になると思います。

新潟県薬剤師会
学校薬剤師部会幹事 塙 奈美子さん

        

 

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第10回日本薬学教育学会大会でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ed9e30a13734306245000153 くすりの適正使用協議会 Fri, 19 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ed9e30a13734306245000153

先進医療製品適正使用推進委員会は、8月23日~24日に帝京平成大学(東京)で開催された第10回日本薬学教育学会大会でブース出展を行いました。
学術大会には、薬学教育・薬剤師教育に従事する大学教員や病院、薬局の薬剤師などが参加されていました。

協議会は、帝京平成大学2階でブースを設置し、大型モニターで薬学生向けバイオ医薬品教材動画を放映、同教材PDFを印刷ファイリングしてバイオ医薬品教材の紹介を行いました。

 

その他、「これだけは知っておきたいバイオ医薬品」、「バイオ医薬品ってどんなもの?」、「マンガでわかるバイオ医薬品-がん治療薬編」、「マンガでわかるバイオ医薬品-自己免疫疾患治療薬編」、「マンガでわかるバイオ医薬品-アレルギー疾患治療薬編」の見本冊子を展示し、無料ダウンロード用チラシを配布しました。
病院・薬局関係者には、6月にリリースした「動画でわかるバイオ医薬品」の紹介も行いました。

出展を通じて、現場の先生方からバイオ医薬品教育の実情や課題についてお聞きすることができました。また、既に教材を活用している先生方からは、教材の感想や要望をお聞きすることができ、効果的な情報発信・収集となりました。

亀井美和子 大会長(中央)

 

薬学生向けバイオ医薬品教材のニュースリリース: 
薬学生向けバイオ医薬品教材を薬系大学に公開~バイオ医薬品の人材育成を支援~



薬学生向けバイオ医薬品教材サンプル動画

先進医療製品適正使用推進委員会では、今後も、バイオ医薬品の適正使用推進のために活動してまいります。

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くすり教育サイトに実践例第2弾!薬乱教室初開催の舞台裏-学校薬剤師の挑戦 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f9e6e3056237349ba20003a5 くすりの適正使用協議会 Tue, 16 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f9e6e3056237349ba20003a5

くすり教育サイトに、「実践例第2弾」を掲載しました。

学校薬剤師として初めての薬物乱用防止教室。初実施への不安を乗り越えた経験は、これから初めて取り組む方の背中を押してくれます。動画や自作スライドを活用し、児童への想いを凝縮した薬の正しい使い方とリスクを伝えた実践例です!

薬物の乱用が社会的な課題となる中、学校現場でも正しい知識を伝えることがますます重要になっています。東京都の越前堀薬局、蔵田 純子先生による薬物乱用防止教室は、まさに「最初の一歩」を踏み出す先生方の道しるベとなる実例です。蔵田先生は、初めて担当する不安を抱えながらも、前任者の授業を見学し、同僚の工夫も学びつつ、30分という限られた時間の中で独自の授業を構築。一方的な講義ではなく、児童の反応に耳を傾け、問いかけを重視したインタラクティブな授業運営を徹底しました。

授業では、児童の興味を引き出す明るいトーンの動画と、オーバードーズのリスクを鋭く伝える暗い動画を組み合わせることで、「楽しく学ぶ」と「真剣に考える」を効果的に両立。薬の正しい使い方、主作用と副作用、オーバードーズ、危険薬物について順を追って説明しながら、「薬局や薬剤師は身近で頼れる存在」というメッセージも熱く伝えています。知識を単に伝えるだけではなく、子どもたちの「心に残る種」をまくことを目指した今回の取り組みは、薬剤師が学校と地域を“つなぐ”役割を再認識させる貴重な一例です。

次回はさらに「危険薬物」の話題の比重を増やし、児童の理解度を把握する仕組みも検討したいと振り返る蔵田先生。教室での実践を通じて、薬物乱用防止教育の新たな可能性が一層広がっています。

くすり教育教材をお使いで、実践例をお寄せいただける方は、協議会までご連絡ください。

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「くすりの探検隊イベント」に協議会がサポーター参加 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2a64d9ff32363505c50001a1 くすりの適正使用協議会 Mon, 08 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2a64d9ff32363505c50001a1

8月20日、東京オペラシティタワー内のサノフィ社オフィスにて、小学生が楽しく学ぶ“くすり”の世界「くすりの探検隊」が開催され、協議会の資材が活用されました。

本イベントには、新宿区内の小学生32名と保護者約20名が参加。小学生は4~5名ずつのグループに分かれ、「薬剤師のお仕事体験」「薬の開発ってなんだろう?」「警察官と学ぶ薬の話」など、薬に関する多彩なプログラムを体験しました。

 

 

協議会が貸し出した教材の人体模型には多くの関心が寄せられ、「うわ〜気持ち悪い〜」と声を上げながら、何度も触れて楽しんでいました。
また、大きなカプセル模型を手に記念撮影をする小学生の姿も見られました。

参加者には、「くすりは正しく使ってこそくすり」「くすりをきちんと使っていますか?」の冊子を配布し、薬の正しい使い方について学ぶ機会を提供しました。

 

参加した小学生からは、
「とても楽しかった」
「薬はちゃんと説明通りに飲まないといけないことが分かった」
「調剤の器具や機械に触れられて、薬が身近に感じられるようになった」
などの声が寄せられ、充実した一日となりました。

 

サノフィ社は、フランス・パリを本拠とする製薬・バイオテクノロジー企業で、くすりの適正使用協議会の会員企業です。

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?-静岡市立清水病院HPで活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=83068fae33616203f80000b9 くすりの適正使用協議会 Mon, 01 Sep 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=83068fae33616203f80000b9

ポリファーマシー啓発資材の「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が、静岡市立清水病院薬剤部のホームページで活用されました。ホームページでは、薬剤師を中心として立ち上げたポリファーマシー対策チームの活動が紹介されています。
無料で提供しているリーフレットも、患者さんへの啓発に活用されています。

当院では2024年7月にポリファーマシー対策チームを立ち上げました。
多職種からなるチームにより、入院されている方の薬剤調整や調整後のフォロー、院内や院外へのポリファーマシー対策に関する周知・啓発活動を進めています。

「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」は、入院患者への問診、啓発の際に患者や患者家族へお渡し、減薬の理解を得る際に役立てています。
また、当院の薬剤部ホームページにも冊子を掲載させていただいています。患者の認知度が低いポリファーマシーの問題について、興味を持っていただき、かつわかりやすく紹介することに大変役立っています。

今後も冊子を使用し、ポリファーマシー対策を進めていきたいと考えております。

静岡市立清水病院(静岡県)
薬剤部

 

  静岡市立清水病院 薬剤部ホームページ

 

 

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“あなたもくすりで社会貢献!?” 一般の方向けの「育薬」啓発動画 公開 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=16cbe81136623404270000c1 くすりの適正使用協議会 Thu, 28 Aug 2025 13:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=16cbe81136623404270000c1

 一般社団法人 くすりの適正使用協議会(理事長:俵木 登美子、以下協議会)は、一般の方向けに、「育薬」をテーマとする啓発動画「あなたもくすりで社会貢献!?」を作成し、8月28日より協議会サイトとYouTubeで無料公開しました。協議会が一般向けの「育薬」啓発に取り組んだのは、今回が初めてです。

■薬は発売後に育てていくもの
 新しい薬の効果や安全性は臨床試験で厳しくチェックされ市場に出ますが、発売後に多くの、幅広い年齢層の、さまざまな既往歴や合併症、併用薬がある患者さんに使われる中で、臨床試験では見いだせなかった症状や変化が見つかることがあります。実際に使われた結果は医療関係者を通じて製薬企業に集まり、未知の副作用の発見に繋がったり、副作用が出やすい時期や患者背景などの情報がわかったりして、安全対策が進みます。また、薬の改良や新しい薬の開発に活かされ、患者さんの治療の向上に役立てられます。これを育薬といいます。

■一人ひとりが「くすりで社会貢献」
 そのため、まずは副作用の情報を集めることが重要であり、それには患者さん一人ひとりからの声が必要です。そこで、薬を使っていつもと違うと感じたら、すぐに医療関係者に話すことの重要性を3分間の動画にまとめました。
 患者さんは違和感があっても、「こんなことを医療関係者に話しても迷惑かも…」と遠慮して言い出せないことが少なくないと言われています。しかし、患者さん自らの行動が、未来の誰かのためのより安全な使い方や、副作用を未然に防ぐための大切な情報となり、一人ひとりが「くすりで社会貢献」できること、さらにご自身の副作用の早期発見にもつながることを、ぜひ知って欲しいと思います。
 今後は、協議会サイトおよびYouTube、Instagram等で周知するほか、一般の方向けの市民講座を行う際にも使用していく予定です。また、街のクリニックや薬局のモニターから流れてくる可能性も・・・!ぜひ、日常でも本動画を見つけてみてください。

■動画の概要

  • タイトル:医療のこと知れば納得! しる美ちゃん ~あなたもくすりで社会貢献!?の巻~
  • 概要:主人公の小学生「しる美(み)ちゃん」とおじいちゃんとのやりとりから、薬を飲んで起こったいつもと違うことを伝える重要性、その情報がどのように活かされていくのか、自分に起きたことを伝えることが、なぜ社会貢献に繋がるのかを取り上げます。
  • 内容:約3分
  • 掲載場所:協議会サイトおよびYouTube

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アンケートで新しい小学生くすり教育スライドやリニューアルサイトが高評価! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=20e420973839365cb3000235 くすりの適正使用協議会 Mon, 25 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=20e420973839365cb3000235

 2025年3月26日のプレスリリースでもお知らせしました「小学生向けくすり教育スライドの刷新」(小学生教材)と「リニューアルされたくすり教育サイト」(教育サイト)について、メルマガ会員の皆様を対象にアンケート調査を実施しました(実施期間:2025年6月16日~6月30日、回答者数46)。今回はその結果をまとめましたので、お知らせします。

  • 小学生教材は9割以上が“分かりやすい”
  • 小学生教材を利用した・今後利用予定の方が6割以上!
  • 教育サイトは8割以上が“見やすい”、7割以上が教材や情報を“見つけやすい”

小学生教材については、公開後3か月にも関わらず、想像以上に使われていたのは大変うれしい驚きでした。

教育サイトに新たに追加した実践例については、自由意見で「役に立つ」とのコメントが多く、実践例を今後さらに増やしていく予定です。小学生教材を既に使用された方、今後利用予定の方、もちろん他の教材をお使いの皆さまで、実践例をお寄せいただける方は、是非協議会までご連絡ください。

また、第22回オンライン座談会のTOPICSも、当該結果と併せてご覧ください。

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第22回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=835145023965633a2b0000bf くすりの適正使用協議会 Fri, 22 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=835145023965633a2b0000bf

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
 7月23日に開催した第22回座談会のテーマは、20年ぶりに刷新した「小学生向けくすり教育スライド」と、あわせて公開された「リニューアルされたくすり教育サイト」。座談会開催に先立ち実施したアンケート結果の概要を冒頭に紹介し、その後、スライドの内容や現場での工夫、くすり教育サイトに新しく掲載した実践例コンテンツの意義、今後への期待について意見を交換しました。

【アンケート結果の概要の説明】
 座談会では、前半に「小学生向けくすり教育スライド」、後半に「リニューアルされたくすり教育サイト」のアンケート結果をそれぞれ報告しました。「小学生向けくすり教育スライド」のアンケートでは全体的に、イラストが多用されていることや、クイズ形式や動画など参加型要素があることで、子どもたちが主体的に学べる点などが評価されていました。一方、改善点として「スライドの一部表現に違和感がある」「実際に生徒に使用していないため実感がやや持ちにくい」といったご意見もありました。
 また、「リニューアルされたくすり教育サイト」のアンケートには、新たに追加した「実践例」が具体的で分かりやすく、実際に授業を行う際の参考になる、ハードルが下がる、リアリティが増すといった肯定的な意見が寄せられました。特に、授業の進め方や準備、指導の心構えまで分かる内容になっているため、薬剤師など 授業経験が少ない人にも非常に役立つとの声がありました。

【参加者のご感想】
「小学生向けくすり教育スライド」へのご意見

  • 分かりやすくなったと思う。ジュース実験は反応自体の解説がないと分かりにくいかもしれない。
  • 実験は見せることで小学生は視覚的に理解するので、詳しい説明はなくてもよいかもしれない。また追加スライドは、学校と内容調整をする際に取捨選択できてよい。
  • スライドの枚数は減ったものの、小学校の授業時間を考えると、実験や動画を含め全部実施すると時間的に厳しいと思われる。
  • 健康の三要素(食事・睡眠・運動)について、“なぜ必要なのか”など理由や根拠を説明できる工夫をしてもらえるとありがたい。授業アンケートでここをもうちょっと話して欲しいという要望がよくある。
  • 何を伝えたいのかが散漫になってしまって、もっとスライドを絞り込んでもいいと思う。また、くすりにはワクチンもあり、病気を治すだけじゃないことは小学生は理解できる。治療のためにくすりを長期的に飲んでいる子もいるので、「くすりを飲んだら治る」だけを話すのではなく、周りの人を見て助けてあげようねと言えたらいいなと思っている。

「リニューアルされたくすり教育サイト」へのご意見

  • 「教材を探す」は分かりやすくなったと思う。教材が増えた際にも随時見やすい形でサイトを更新してもらいたい。
  • 実践例はタイムスケジュールが載っており、時間配分が分かりやすく、大変参考になる。
  • オーバードーズの話をいれる際に、具体的な内容が分かれば嬉しい。

【課題と今後の展望】
 今回刷新した小学生向けくすり教育スライドはひとつの形としては評価していただきましたが、まだまだ工夫ができる点が多くあると気付かされました。各先生方はそれぞれ学校と実施内容を相談しながら、子ども達に何を伝えたいのかを明確にして授業をされていることが印象的でした。今後、実際に使用された方などからも広くご意見を頂戴し、より使いやすいスライドへの改良も検討して参ります。
 また、リニューアルしたくすり教育サイトは見やすくなり、新たに掲載した「実践例」はとても有益であることが判明しました。しかし、座談会開催時点で掲載しているのは小学生の授業の一例のみであるため、協議会では今後も引き続き幅広く実践例を募集していくよう努め、くすり教育のノウハウを広めるサイトとして充実化していく必要があると考えています。

第23回テーマは「こんなのあったらいいな(協議会の貸出教材編)」

第23回テーマは「こんなのあったらいいな(協議会の貸出教材編)」です。

2025年9月18日(木) 20:00~21:00 開催予定!

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2025配布中-1 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=175dd99e6561334a46000166 くすりの適正使用協議会 Mon, 18 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=175dd99e6561334a46000166

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院さんからのコメントを紹介します。

国立病院機構下総精神医療センターの薬剤科では、主に外来患者さんに「お薬手帳」を配布しています。

このお薬手帳は薄くてかさばらず、QRコードからくすりの情報や正しい使い方などが見られ、くすりのしおりにリンクできるため、とてもいいですね。
患者さんからも表紙がかわいいと評判です。

入院患者さんへの指導にも、お薬手帳の大切さを説明しやすいため、積極的に活用しています。

国立病院機構 下総精神医療センター(千葉県)
薬剤科 海老原 卓志さん

    

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ポリファーマシー資材活用-神奈川県済生会横浜若草病院 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1bd3c9ef623936b389000054 くすりの適正使用協議会 Tue, 12 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1bd3c9ef623936b389000054

ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のリーフレットが、神奈川県の横浜若草病院で活用されています。

当院は急性期病院から自宅や施設へ繋ぐ病院です。

入院患者さんはほぼ高齢者で、急性期で治療の為にどうしてもポリファーマシーになってしまいます。

病院全体でポリファーマシー啓発に取り組むと決め、ポスター、冊子、動画とフル活用させていただいています。

とてもわかりやすい資材なので、患者さんへの説明もスムーズです。

外来・入院、患者さん・職員を問わずのポリファーマシー啓発により、少しずつ意識が変化している手応えを感じています。

これからもこれら資材を活用して、患者さんの為に頑張ります。

神奈川県済生会横浜若草病院 
薬剤部

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日本ケアマネジメント学会第24回研究大会で口演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=18ac102c633766b4a800000c くすりの適正使用協議会 Fri, 08 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=18ac102c633766b4a800000c

くすりのしおりコンコーダンス委員会は、6月28、29日に千葉市の幕張メッセ・東京ベイ幕張ホールで開催された日本ケアマネジメント学会第24回研究大会に参加し、下村文恵委員長が「ケアマネジャーの医薬品情報に関する実態調査」について発表を行いました。

昨年8月に株式会社インターネットインフィニティーと共同で実施した、ケアマネジャーの個別医薬品情報へのアクセス状況と課題を探るアンケート調査を基に、介護関係者にも、くすりのしおりが役立つのではないかとの考察を加え発表しました。

会場では、うなずきながら発表を聞かれる方も多く、質問もいただきました。
ケアマネジャーの皆さまに、くすりのしおりを知っていただく良い機会となりました。

薬の専門家ではない介護職の方も、インターネットを活用して医薬品情報を自ら調べる機会が多いことから、製薬企業が作成している信頼性の高いくすりのしおりにたどり着いてもらえるよう、今後も活動を続けていきます。

 

 

口頭発表:ケアマネジャーの医薬品情報に関する実態調査

プレスリリース:【インターネットインフィニティー×くすりの適正使用協議会】医療介護連携の要であるケアマネジャーが医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる

 

 

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新潟県薬剤師会学校薬剤師研修会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1991a53b33333743100003d8 くすりの適正使用協議会 Mon, 04 Aug 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1991a53b33333743100003d8

7月13日、新潟県薬剤師会主催の「学校薬剤師研修会~くすり健康教育」において、理事長の俵木が「学校現場で考えるオーバードーズの現状と対応~学校薬剤師が果たすべき役割とは~」と題してオンラインで講演を行いました。講演には、新潟県の学校薬剤師の方など約140人が参加しました。

講演では、一般用医薬品等の過量服用、いわゆるオーバードーズ(OD)に関する現状とゲートキーパーとしての薬剤師への期待について示したあと、協議会が提供している啓発資材「オーバードーズの迷路から脱出~はじめの一歩~」の紹介とともに、厚生労働省、日本薬剤師会が提供している啓発資材等を紹介しました。 その他、くすり教育の各資材などくすり教育サイト、ポリファーマシー啓発資材、くすりのしおりミルシルサイトも取り上げました。

国立精神・神経医療研究センターホームページに公開されている「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査(2024年)報告書」によれば、精神科で治療を受けた10代患者において、「市販薬」を「主たる薬物」とする患者の割合が2024年度にはさらに増加して71.5%となったと報告されており、ODに関するくすり教育の重要性が増しています。

ぜひ、各種の啓発資材をご活用ください。


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第27回日本医薬品情報学会でシンポジウム開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e52c5fdd373631645b000021 くすりの適正使用協議会 Mon, 28 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e52c5fdd373631645b000021

シンポジウムでは、まず大庭さんから、伊勢原協同病院における医薬品情報管理の環境、院外薬局との地域連携、デジタルツールの活用などについてご発表いただき、続いて、鈴木さんから薬局薬剤師の立場として、患者向けRMP資材の活用、LINEなどのデジタルツールの活用などにより患者とのコミュニケーションが取りやすくなった一方、生成AIの登場も踏まえ、患者の情報リテラシ-とともに、個々の患者に適切な情報を提供するための薬剤師の情報リテラシーの向上も課題だと指摘されました。

また、COMLの山口さんからは、医療者は時間をかけて丁寧に情報提供してくれるが、情報社会となった現在、患者は情報の波の中で溺れそうになっており、個々の患者に必要な情報を理解できるように説明するコミュニケ―ション力が必要だと発表されました。

続いて、竹本さんから、製薬協の実施したアンケート調査結果が報告され、多くの患者は検索エンジンを利用して上位の情報を見ているが、最近は生成AIによる概要がトップに表示される実態を紹介し、一般性と信頼氏を確保した情報提供のあり方について指摘されました。
最後に、俵木より、副作用の早期発見、薬物療法の最適化には患者の初期自覚症状を捉えることが重要であり、患者に医薬品情報を理解してもらうことが必要であり、協議会の進めるくすりのしおりミルシル推進事業についてプラットフォーム化の重要性を指摘した。

最後の総合討論では、副作用には少し我慢することで有効性を高められるものと命に係わるもので回避しなければならないものがあり、リスクの程度に応じて薬剤師が適切に情報提供しなければならないこと、患者の有害事象の訴えを拾い上げる信頼関係、コミュニケーション力が薬剤師には求められることなどの議論がありました。

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第10回理事会・第20回定時総会を開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=7479418866336327ca00005d くすりの適正使用協議会 Tue, 22 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=7479418866336327ca00005d

当協議会は、2025年6月5日に第20回理事会、6月19日に第10回定時総会を開催しました。

理事会では2024年度事業報告と決算、さらに個人会員入会について原案どおり承認されました。
定時総会では、2024年度決算が承認されました。
また、いずれの会議においても、事務局より2026年度から始まる次期中期活動計画の策定状況を報告しました。

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「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」お薬相談会、講演会で活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6e9ba1bf376238908d00020c くすりの適正使用協議会 Mon, 14 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6e9ba1bf376238908d00020c

ポリファーマシー資材の「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のリーフレットが、一般の方向けのお薬相談会、講演会で活用されました。
活用事例としてご報告いただきましたので紹介します。

6月10日、市民向けのお薬相談会にて、講演「薬の飲み方 あっている?」を開催し、ポリファーマシーに関する説明の際に、リーフレット「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を配布しました。

講演では、正しい服薬の方法、ポリファーマシーについて、お薬手帳の活用と電子お薬手帳の紹介、薬剤耐性への理解についてお話ししました。

講演後の個別相談会では、サプリメントや併用薬に関する質問が多く寄せられました。

リーフレットは、薬に対する関心を高め、参加者との対話のきっかけにもなりました。
今後の啓発活動にも引き続き活用していきたいと考えています。

ココカラファイン薬局八木店(奈良県)
和田 晶子さん

     

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ジャパンキャンサーフォーラムにオンラインブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e1d972336563636e360003d6 くすりの適正使用協議会 Fri, 11 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e1d972336563636e360003d6

先進医療製品適正使用推進委員会は、がん患者さんやご家族のための日本最大級のがんフォーラム「ジャパンキャンサーフォーラム(JCF)」にオンラインブースを出展いたします。
フォーラムは2025年8月2日(土)・8月3日(日)に国立がん研究センター築地キャンパス研究棟で開催予定です。

2025年のジャパンキャンサーフォーラム(JCF)は「つながる力が拓く未来~知識と交流が生む新たな希望~」をテーマに開催され、がんの最新情報が発信されます。

オンラインブースでは、全国で開催されている患者会の情報、がん治療を支える医療機関や関係機関の情報、患者さん向けの情報を発信している企業の情報を集約しています。

オンラインブースはフォーラム終了後も1年間公開されます。

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第7回在宅医療連合学会大会でポスター発表 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=78fbf8886234387e7f000016 くすりの適正使用協議会 Mon, 07 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=78fbf8886234387e7f000016

くすりのしおりコンコーダンス委員会は、2025年6月14-15日に出島メッセ長崎で開催された第7回在宅医療連合学会大会において、「ケアマネジャーの医薬品情報に関する実態調査」についてポスター発表を行いました。

昨年8月に株式会社インターネットインフィニティーと共同で実施した、ケアマネジャーの個別医薬品情報へのアクセス状況と課題を探るアンケート調査を基に、介護関係者にもくすりのしおりが役立つのではないかとの考察を加え発表しました。

会場では医療職や介護職等、さまざま職種の方々とディスカッションすることが出来ました。

薬の専門家ではない介護職にも、簡潔かつ平易な言葉でまとめられた、信頼性のあるくすりのしおりは有用であるとの言葉や、昨今のネット社会では情報が溢れており、くすりのしおりのような製薬会社が作成する信頼性の高い医薬品情報にたどり着いて欲しいとの我々の思いに賛同の声もいただきました。

 

 

ポスター発表:ケアマネジャーの医薬品情報に関する実態調査

プレスリリース:【インターネットインフィニティー×くすりの適正使用協議会】医療介護連携の要であるケアマネジャーが医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる

 

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2025年度 講演会・情報交換会開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=3cd879776565614abc0001f1 くすりの適正使用協議会 Fri, 04 Jul 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=3cd879776565614abc0001f1

協議会は6月10日、活動を支える理事や委員をはじめ、ご協力いただいている外部関係者やメディアなど約120名が参加し、講演会および情報交換会を開催しました。

講演会では、俵木理事長から、協議会における最近の各委員会活動のTOPICS、並びに「くすりのしおりミルシルサイト」における資材連携の進捗状況、更に医薬品情報のプラットホーム化に向けた構想を紹介し、今後の更なる資材連携への協力を呼びかけました。

続いて、ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口育子氏、厚生労働省 安全対策課長の野村 由美子氏より、それぞれ以下のテーマについてご講演いただきました。

協議会の4つの委員会は日頃オンライン中心に活動していますが、情報交換会では、外部関係者と委員会関係者が一堂に会することで委員会の枠を超えた活発なコミュニケーションが生まれ、熱気溢れる充実した時間となりました。
協議会は、今後も医薬品の適正使用に一層努めてまいります。

 

協議会活動報告ー患者さんの適正使用のためにー

        一般社団法人 くすりの適正使用協議会 理事長 俵木 登美子

患者がほしい医薬品情報とは

認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長 山口 育子氏

最近の医薬品安全対策の動きについて  

                厚生労働省 医薬安全対策課 課長 野村 由美子氏

 

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「教材の視覚効果の工夫(模型、映像等)」に関するアンケート回答のまとめ https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=402fde7c336539420e0000f4 くすりの適正使用協議会 Fri, 27 Jun 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=402fde7c336539420e0000f4

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
 5月20日に開催した第21回オンライン座談会のテーマは、「教材の視覚効果の工夫 」でした。その開催に先立ち、「教材の視覚効果の工夫(模型、映像等)」に関するアンケート(期間:2025年4月8日~4月30日)を実施しました。
 89名の方にご回答いただき、今般その結果をまとめましたので報告します。くすり教育や薬物乱用防止教室等を開催する上で参考になる情報が含まれていると考えていますので、参考にしていただけますと幸いです。

また、第21回オンライン座談会のTOPICSも、当該アンケート結果と併せてご覧ください。

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協議会委員に聞く!ー深田信幸さんー https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a1f7025e35353941c100001a くすりの適正使用協議会 Mon, 23 Jun 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a1f7025e35353941c100001a

協議会の委員に、活動への思いを聞く新シリーズ「協議会委員に聞く!」。

初回となる今回は、くすり教育・啓発委員会の深田さんにお話を伺います。
深田さんの活動は、薬の正しい使い方を普及させるだけでなく、人の心に寄り添う支援のあり方も示しています。
深田さんの活動内容や、その背景に込められた思い、今後の挑戦について掘り下げてみたいと思います。

―協議会では、どのような活動に取り組んでいますか?

くすり教育に携わる方向けに資材を提供しているくすり教育サイトの改修や、協議会の資材開発のための情報収集などに取り組んでいます。特に、現場の薬剤師の先生や養護の先生などのご意見を伺うことを大切にしており、オンライン座談会を定期的に開催し、現場のニーズを把握することに努めています。

ーオンライン座談会の目的などについて、もう少し詳しく教えてください。

まずは協議会で作成した資材が、現場でどのように役立っているのかを確認することです。現場の声をしっかりと集め、それを協議会が作成する資材や情報に反映させることを目的としています。現場の先生方から率直な意見をいただきながら、活動に役立てています。

ーオンライン座談会は、毎回和やかな雰囲気ですね。

ご参加いただいた皆様が安心してお話しいただける雰囲気を作ることを心がけています。一人ひとりのお話が貴重な情報になることから、傾聴と対話の姿勢を取り続けられるように努めています。また、私自身、率直な意見や感想をお伝えするように心がけています。

ーオンライン座談会を、今後どのように活用していきたいですか?

ご参加いただいた皆様から頂戴したご意見を1つでも多く形にしたいと考えています。既存の枠組みや制約にとらわれず、本当に現場が求めている資材を作成したいというのが率直な気持ちです。現場の先生方だけでなく、その先にいる子ども達の心に届くようなものを作りたいと思っています。また、ご参加いただいた皆様の情報交換の場としてもご利用いただきたいと考えています。

ー委員会活動として挑戦してみたいことはありますか?

子ども達の医薬品リテラシーの向上に貢献することを通じて、医薬品をより適正に使用する社会を作りたいです。特に小中高生など、若い世代と直接対話する機会を持ち、彼らがどのように考えているのかを教えてもらったり、座談会やワークショップのような形式で、子ども達が主体的に考え、意見を交換できる場を作ることでできると楽しいのではないかと考えています。協議会だからこそできる、より斬新な企画や活動に挑戦していきたいですね。

ーご自分が所属する会社に協議会の活動を理解してもらうために、どのようなことを伝えていますか?

協議会の活動が、社会貢献だけでなく、医薬品の適正使用に繋がることを伝えています。特に、子ども達の医薬品リテラシーを向上させることは、長期的に医薬品の適正使用に繋がり、製薬企業全体にとってもメリットになると考えています。オンライン座談会やサイトのリニューアルなど、具体的な活動内容を示すことで、理解を得られるように努めています。

ーご自分が所属する会社に伝える際には何か工夫されているのでしょうか。

活動のプロセスやアウトプットだけでなく、その背景にある思いや意義を理解してもらうことも重要だと考えています。年間の活動報告をメールで上司等に共有するなど、情報共有の仕組みも整えています。

ー協議会とは別に、個人的に力を入れていることはありますか?

薬剤師、産業カウンセラー、保育士の資格を活かし、SNSでオーバードーズやリストカットをしている若者、辛い状況にいる方に声をかけ支援を行っています。薬は病気を治すためにも重要ですが、それ以外にも、困っている人に声をかけることで、何か助けになることがあるのではないかと考えたことがきっかけです。ライフワークのような形で今は活動しています。このような背景もあり、オーバードーズ対処法啓発資材の製作にも参画しました。

ー最後に、協議会活動を通じてご自身が得られたもの、今回のインタビューを通して伝えたいことがあれば教えてください。

挑戦することの重要性を学びました。一見無理だと思えることでも、どうすれば実現できるのかを考え、人の健康に貢献するために何をしたいか、何ができるかを見つめ直すことの重要性を感じています。様々な困難があるかもしれませんが、それを乗り越え、クリエイティブな結果に繋げていきたいです。

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第21回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d661c743336537495f00031e くすりの適正使用協議会 Fri, 20 Jun 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d661c743336537495f00031e

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。
 5月20日に開催した第21回座談会のテーマは、「教材の視覚効果の工夫 」。座談会開催に先立ち実施したアンケート結果の概要を冒頭に紹介し、その後、教育現場での効果的な視覚教材の活用法等について、意見を交換しました。

【アンケート結果の概要の説明】
 座談会の冒頭で、協議会より、アンケート結果に基づく視覚教材の使用状況について報告しました。
 アンケートによると、くすり教育の教材として最も多く使用されているのは「動画」であり、次いで「イラスト」、「写真」、「模型・サンプル」、「使用していない」(以上、上位5つ)の順であることが示されました。
 教材の入手元で最も多かったのは「薬剤師会」、次いで「くすりの適正使用協議会」、「厚生労働省、文部科学省、各地方自治体」、「インターネット」、「保健所」(以上、上位5つ)の順でした。
 また、教育現場での実験やクイズ形式が効果的であるとの声が多く聞かれました。求められる教材としてアニメ・マンガといった声も寄せられていました。

【くすり教育における視覚教材の重要性と視覚教材の活用事例】
ご参加いただいた先生のご経験も交え、具体的な実践例等について意見交換をしました。

  • 小学校での薬物防止教室を担当し、実験やロールプレイを取り入れており、児童に違法薬物の断り方をロールプレイで学ばせることで、楽しみながら教育効果を高めている。
  • シンナーを用いた発泡スチロールの溶解実験を実施している。生徒たちの多くが実験を通じて視覚的な衝撃を受け、薬物の危険性をより深く理解するのに役立っていると感じる。一方、現在はシンナーの使用よりも、オーバードーズ等が社会問題となっており、このような実験や視覚効果を高める教材については、最新の状況に合わせupdateしていく必要性も感じている。
  • 協議会で取ったアンケートは、小中高のどの学年に対するものかの区別がない。学年や学校側のニーズによってより適切な教材は異なってくると思われる。
  • 大麻やケシ等の模型を使用し、見るだけではなく、触れる体験を通じて、学習効果を高めることもできる。
  • 視覚教材は児童・生徒に評判が良いかもしれないが、本来伝えるべき内容(くすり教育の目的)がおろそかになってはいけない。教育の補助的な資材としての位置づけになると考える。
  • タバコの有害性について、ティッシュペーパーを口元に当てて、息のしづらさを体験してもらい、将来的な健康被害への注意を促す工夫をしている。
  • 中高生向けには、リアルな動画と大人が演じるロールプレイを活用しているが、教材の選択には慎重さが必要。
  • 違法薬物の危険性を強調する例はよくあるが、なぜ危険なのか、その理由(原因と結果)についても説明する必要があると考える。危ない、ダメ、恐怖心を煽るだけでは、児童・生徒の理解促進にはつながらない可能性がある。

【課題と今後の展望】
 教材の視覚効果を高める工夫に留まることなく、多様な教育手法を導入し、その中で視覚効果の高い教材の有効活用が重要であることが、座談会での意見交換を通じて得られた気づきとなりました。児童・生徒に限られた時間の中で何を伝えたいかを常に意識しながら、今後もくすりの適正使用に係る教育の効果を高めるために、新たな手法の模索が求められています。

第22回テーマは「くすり教育におけるRAD-ARの教材や活動について意見を出し合う」

第22回テーマは「くすり教育におけるRAD-ARの教材や活動について意見を出し合う」です。

2025年7月23日(水) 20時開催予定!

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

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