くすりの適正使用協議会 https://rad-ar.or.jp くすりの適正使用協議会は、誰もが健康な生活を実現するため、信頼できる情報をもとに判断し、行動できる社会を目指して活動をおこなっています。 Mon, 23 Mar 2026 10:00:00 +0900 ja hourly 1 くすり教育レポート-「ダメ。ゼッタイ。」から「つながり」へ<br>ー清真学園高等学校 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c26ab77e346536c2450003b6 くすりの適正使用協議会 Mon, 23 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c26ab77e346536c2450003b6

今回は、くすり教育オンライン座談会に参加している、学校薬剤師の山口友紀子さんが行った薬物乱用防止教室を見学し、お話を伺いました。
従来の「ダメ。ゼッタイ。」ではない、依存症への理解と人とのつながりの重要性を重視した授業で、市販薬のオーバードーズや大麻問題など、現代の高校生が直面する身近な薬の話題に焦点を当てた取り組みです。

山口 友紀子(やまぐち ゆきこ)さん
茨城県内で調剤薬局に勤務。清真学園高等学校・中学校の学校薬剤師で、同校の卒業生でもあり、入社と同時に学校薬剤師の職務を引き継いで現在6年目を迎える。薬剤師の専門性を活かした授業づくりに取り組んでいる。公立小中校も担当。

ー学校薬剤師になったきっかけを教えてください。
以前から弊社の社長が本校の学校薬剤師でしたが、私が入社した時に、私が清真学園の卒業生ということでバトンタッチしました。

ー今回の薬物乱用防止教室の内容について教えてください。
今回は高校2年生全体(計5クラス)を対象に実施しました。内容としては、「薬物乱用とは?」、「薬物乱用のトレンド」、「依存症にならないためには?」の3つに大きく分け、扱うのは大麻とオーバードーズの2つに絞りました。従来は他の違法薬物も含めていましたが、今まさに若者の間で課題となっているものにターゲットを絞った方が効果的だと判断しました。

ー今回の授業では、冒頭で依存症の動画Nuggets(youtube)を流しましたね。生徒たちの反応が印象的でした。
最初の動画には生徒たちが本当に食い入るように見ていました。やはり若い子たちは動画が好きですし、導入としてインパクトがあって非常に効果的でした。 また、授業開始前に、協議会が作成したリーフレット「オーバードーズの迷路から脱出~はじめの一歩~」も全員に配布したのですが、多くの生徒が最初にマンガを見ていて手ごたえを感じました。

ーリーフレットのご活用をありがとうございます。警察による薬物乱用防止教室との違いは何だとお考えですか?

以前は警察の方による、違法薬物に対する「ダメ。ゼッタイ。」が主な内容でした。薬剤師が行う授業では、違法薬物の話もしますが、適正な薬の使い方についても話せるのが大きな違いです。警察は「危険」や「違法」の観点を主としてお話されることが多いと思いますが、薬剤師は子どもたちの健康や医薬品の正しい使用の観点から伝えることができます。

ー今回の授業で最も伝えたかったことは何ですか?

依存症は誰にでも起こりうるものであり、人とのつながりを持つことが重要です。私自身も今回の授業を作る過程で、「ダメ。ゼッタイ。」の考えから脱却するのに時間がかかりました。特に小さい子にはある程度「ダメ」を指導することも必要かもしれないと思っていましたし、戦後日本で薬物乱用を一定程度抑えられてきた実績もあります。しかし、今回の授業を考える中で、つながりを持つこと、頼れる人をできるだけたくさん持つことが大切だと理解しました。ここに至るまでには本当に時間がかかりました。この気持ちを一番生徒たちに伝えたかったですね。

ー今回は高校の授業でしたが、清真学園中学校でも授業をされてますね。高校とは授業内容を変えていますか?

中学校では医薬品の正しい使用についての授業を担当しています。実験を多く取り入れており、鉄剤や炭酸水素ナトリウムなど、生徒たちが興味を持ちやすい実験は学校からも喜ばれます。さらに先日は、実際に薬局で販売されているOTC薬の選び方という、より実践的な内容を扱いました。

ーその授業についてもう少し詳しく教えてください。
まず医薬品について基本的な内容を説明し、15歳未満は服用できない薬があることなども説明しました。次に解熱鎮痛薬のOTCの空箱を用意し、具体的なシチュエーションを設定して、生徒に薬を選んでもらいました。するとやはり多くの生徒が、15歳未満が服用できない薬を選んでしまいました。また、女性向けのパッケージで鎮痛薬のコーナーにあるため選ばれにくい薬が、実はアセトアミノフェンが主成分で解熱にも使えることなどを説明しました。

ー改めて、今後の薬物乱用防止教育について、どのような展望をお持ちですか?
今は子どもたちのほうが医薬品、サプリメント、違法薬物等の情報を多く持っていますし、一般論を言っても響かないと思います。まず、授業の実施者が現状を知ることが重要だと感じています。知らないと問題も見えてきませんし、私自身、最初はどうやって情報にアクセスしたらいいかもわからない状態でした。今回の経験を通じて、より身近で実践的な内容を提供していきたいと考えています。 毎年授業内容はアップデートしていく予定です。

―ありがとうございました!

今回の授業内容は、今後実践例としてくすり教育ホームページに掲載する予定です。
お楽しみに!

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?-「高齢者と薬のはなし」で活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f3f9afa3396538463a0001ad くすりの適正使用協議会 Thu, 19 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f3f9afa3396538463a0001ad

認知症カフェにて一般市民向けにポリファーマシーについてお話をする会で、「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。
当日の様子をご報告いただきました。

2月21日、東京都小金井市で開催された桜町オレンジカフェにて「高齢者と薬のはなし」と題し、ポリファーマシーとお薬手帳についてお話しました。

ポリファーマシーについて理解を深めていただくために、当日の参加者には「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のリーフレットを配布しました。
当日はおよそ30名の地域住民の方がいらっしゃり、メモをとるなど積極的に学ばれている様子が印象的でした。
全身を使った脳トレも実施し、みなさん笑顔でご参加くださいました。

リーフレットをご提供いただき誠にありがとうございました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

アトム薬局(東京都小金井市)
薬剤師 後藤 歩美さん

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協議会委員に聞く!ー若杉直子さんー https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=3b0dd7f23938327fcb000383 くすりの適正使用協議会 Mon, 16 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=3b0dd7f23938327fcb000383

協議会の委員に、活動への思いを聞く新シリーズ「協議会委員に聞く!」。

3回目となる今回は、薬剤疫学委員会の若杉さんにお話を伺いました。
協議会の活動が参加者の成長と薬剤疫学の基盤づくりに貢献していると語る若杉さんの思いに迫ります。

―協議会と関わりはじめたきっかけを教えていただけますか?

20年ほど前に上司からの声掛けで、協議会の薬剤疫学セミナーに出席したことがきっかけです。このとき初めて「薬剤疫学」という言葉を知りました。
委員として協議会に参加するのは、今回2度目となります。1度目の参加は2015年頃で、データベース委員会(当時)が、会員各社から脂質異常症(当時の呼称は高脂血症)治療薬の使用成績調査データを収集し、データベースを構築することに取り組んでいた時期でした。当時は製薬企業が自由に利活用できる医療情報データベースがまだ十分に整備されておらず、「データベースがないなら自分たちで作る」という委員会の気概と意気込みが強く印象に残っています。データ収集から整理・標準化まで相当な苦労を伴う作業の連続でしたが、実際にデータセットを構築するというプロセスに関わったことでデータベースの構造や成り立ちについての本質的な理解が深まったように思います。

―委員としての2度目の参加は2018年からでしたね。現在の取り組みを教えてください。

薬剤疫学の普及を目的としたセミナー事業を担当しています。会員会社をはじめとする製薬企業などを対象に、薬剤疫学の基礎から研究実践に即した最新の知見まで、日々の業務に疫学的な視点を取り入れるための知識や手法を体系的に学ぶ場を提供しています。
なかでも「薬剤疫学入門セミナー」は20年以上の歴史があり、これまでに会員・非会員含めて3,000人を超える方々が受講しています。製薬企業でこの分野に従事する担当者の多くが、過去に本セミナーを受講されており、業界における標準的な学びの場のひとつとして定着していると考えています。
本セミナーでは、講師を私たち委員が持ち回りで担当しています。講師を務めることで、自身の担当する講義内容について理解を深める機会が得られ、普段の社内業務ではなかなか経験できない貴重な研鑽の場になっています。私自身、講師としての活動を通じた知識の定着を強く実感しています。
当委員会では、現在も会員各社から広く委員を募っています。薬剤疫学に関する専門性を高め、知見を広げる場として、ぜひ委員会での活動を活用いただきたいと考えています。

2025年11月の薬剤疫学セミナーで講演する若杉さん

ー活動を通じてどんなことを実現したいですか?

薬剤疫学は、薬の適正使用を支える重要な学問領域だと考えています。新薬が承認を受け、上市された後、そのリスクとべネフィットは、実際の使用環境下で変化し続ける可能性があり、評価し続けることが求められます。薬を適正に使用するには、科学的根拠に基づいた判断を行うための知識が不可欠です。この活動を通じて、薬剤疫学の考え方や手法が、製薬企業や医療現場において当たり前のように活用される状況を実現したいです。そのためには、特定の専門家だけが薬剤疫学を理解するのではなく、医薬品に関わる多くの人が共通言語として扱えることが重要だと思っています。セミナーや研修の場を継続的に提供し、実務と結びついた形で知識を定着させる取り組みを、今後も続けていきたいと思っています。

ー薬剤疫学委員会が主催するセミナーは、多くが会員向けですが、今後は非会員向けも考えているのでしょうか?

はい、今後は非会員の方も参加できるセミナーを拡充していきたいと考えています。当協議会は製薬企業のコンソーシアムとして発足しましたが、薬剤疫学の発展には、組織の枠を超えて広く人材を育成していくことが不可欠だと考えています。会員としてのメリットを維持しつつも、業界全体で薬剤疫学を盛り上げ、その知見を共有していくことが、適正使用の推進につながると思っています。
そのための新たな取り組みとして、これまで会員限定としていたセミナーの一部を、非会員向けにも公開していく予定です。

ー若杉さんにとっての協議会の価値を教えてください。

自社内だけでは得られない知識・経験に大きな価値を感じています。例えば自社でデータベース研究について検討する場合、疾患領域がどうしても特定分野に限定されがちです。一方、協議会には異なる得意分野を持つメンバーが集まっており、多角的な視点から議論を行うことができます。また、特定の疾患・薬剤に留まらない、幅広い意味での適正使用についての研究や議論ができる点で、社会貢献を実感できる場になっていると思います。このような場を通じて、自身の知識を広げ、研鑽を積めること、そして企業の枠を超えて、薬の適正使用について考え、その普及につながる活動ができることが、協議会活動の意義だと考えています。

ー最後に、個人的に最近熱中していることがあれば教えてください!

登山に熱中しています。2024年は富士山、2025年はメインイベントとして、北アルプスの燕岳に登ってきました! 標高が2500mで、山頂はもう紅葉の時期で素晴らしい体験でした(取材は2025年10月初旬)。

ーありがとうございました。

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小学生用くすり教育資材に関するアンケート結果 <br>- 教育現場における最新の活用状況- https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c3c51f91336331db0e0000da くすりの適正使用協議会 Fri, 13 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c3c51f91336331db0e0000da

くすり教育・啓発委員会では、小学生に対する「くすり教育」の実施状況を把握することを目的として、メルマガ会員の皆様を対象にアンケート調査を実施しました。(実施期間:2025年12月23日~2026年1月26日/回答者数:360名)

  • 回答者の94%が学校薬剤師
  • 協議会が作成・提供している小学生向け資材を「活用したことがある」と回答した割合は20%
  • 授業の実施時期は 2学期が最多、次いで3学期
  • 特別活動・総合的な学習の時間における「薬物乱用防止教室」での使用が最も多い

小学生期におけるくすり教育の重要性
現在、「薬の適正使用」は小学校学習指導要領に記載されていません。しかし、現在問題視されているオーバードーズの低年齢化を踏まえると、薬にも守るべきルールがあることを、小学生の理解度に応じて伝えていくことが重要と考えられます。薬はタバコや違法薬物とは異なり、本来は病気の治療や健康の回復を目的としたものですので、過度に恐怖を与えることは避け、正しい知識と適切な向き合い方を身につけてもらうことが求められます。

協議会による小学生向け教育資材の提供
協議会では、日本薬剤師会 学校薬剤師部会、文部科学省、ならびに横浜薬科大学教授の小出氏と連携し、小学生向けくすり教育資材を製作しました。

これらの資材は、協議会ホームページにて公開、無償で提供しています。中高生向け資材に加え、小学生向けのくすり教育資材についても、教育現場や各種啓発活動にぜひご活用ください。

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もっと医薬品業界に薬剤疫学の専門家を! ~協議会セミナーが日本薬剤疫学会・認定薬剤疫学家のポイント対象に~ https://rad-ar.or.jp/release/post?id=29b8c87e3462358f9e0001a7 くすりの適正使用協議会 Thu, 12 Mar 2026 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=29b8c87e3462358f9e0001a7

一般社団法人 くすりの適正使用協議会(以下、協議会)は、主催する薬剤疫学セミナーについて、一般社団法人 日本薬剤疫学会(以下、学会)から後援を受けることとなり、学会が認定する薬剤疫学の専門家である「認定薬剤疫学家 」の資格更新に必要なポイントが取得できることとなりました。

ポイント付与の対象となる第一弾のセミナーは、本年3/26に開催する薬剤疫学セミナーです。第二弾として、7月開催予定の入門セミナーも対象となる予定です。いずれのセミナーも、製薬企業を含むライフサイエンス領域の企業、規制当局、ならびに同学会会員などの参加を想定しています。

今回の取り組みにより、製薬企業や規制当局における「認定薬剤疫学家
」の育成を推進し、医薬品業界全体における医薬品適正使用の更なる推進に寄与してまいります。

■医薬品のライフサイクルを科学的に支える薬剤疫学
薬剤疫学は、医薬品の研究・開発から承認、市販後の使用実態に至るまで、ライフサイクル全体で得られるデータを科学的に分析し、安全性や有効性を客観的に評価する機能を担います。開発段階ではリスクや効果の特徴を把握し、承認後は実臨床での使用状況を踏まえて適正使用の改善に貢献するなど、医薬品の価値を継続的に高める判断基盤となります。
近年は医療情報のデジタル化を受けてリアルワールドデータの活用が進められており、薬剤疫学は製薬企業におけるデータ活用の中心的な役割を担い重要性を増しています。

■両団体が目指すもの
協議会は1989年の創立以来、薬剤疫学の普及を使命とし、その実践に必要な知識と能力を備えた人材の育成を目的に、20年以上にわたり各種セミナーを開催してきました。また、学会は、薬剤疫学を教育・実践できる人を、「認定薬剤疫学家」として認定しており、現在126人の方が認定されています。
両団体とも薬剤疫学の発展という共通の目標を持っており、今回のセミナー後援による協力は、人材育成の面から、医薬品業界における適正使用情報の創出や、医薬品のライフサイクルを科学的に支える基盤強化に寄与するものです。

 日本薬剤疫学会及び認定薬剤疫学家の詳細は、同学会のホームページをご覧ください。

■2026年3月26日開催 薬剤疫学セミナー
~中堅向け!今回から協議会会員社でなくても受講可能に!~

毎年この時期に開催している、薬剤疫学を実践する中堅の方向けのオンラインセミナーです。昨年までは協議会会員社(正会員)に限定していましたが、今回を機に受講対象を外部に拡大しました。

日 時

2026年3月26日(木)10時00分~12時00分

演 題

観察研究におけるestimand:target trial emulation による翻訳と推定

演 者

東京大学准教授 篠崎 智大 先生

対 象

協議会会員(正会員・賛助会員)、官公庁職員、学生、アカデミア(大学、医療関係者等)

日本薬剤疫学会員

要 旨

現代の疫学・臨床研究における“estimand”という用語は、もっぱら「因果効果」を反映することを意図しています。しかし、因果推論の枠組みでは地続きである臨床試験と観察研究において、estimand をめぐる論点は必ずしも重なりません。本講演では、まず臨床試験(特に医薬品製造販売の承認を目的とした治験)と観察研究それぞれにおけるestimandの論点を、対比的に整理します。後半では、データベース解析を含む観察研究において、estimand を翻訳する標的試験(target trial)と、そのデータ上での擬似再現(emulation)から成る枠組み(target trial emulation)を、実務的観点から解説します。臨床試験と観察研究の補完関係は、得られたエビデンスのレベルだけでなく研究デザインのレベルでも生じていることを、estimand を通して捉えます。

参加費・申込み

こちらよりご確認・お申し込みいただけます。 

締 切

2026年3月24日(火)

■2026年7月9日開催 薬剤疫学入門セミナー
~初学者向け! 今年24年目となる定番セミナー~

毎年1回、7月頃にオンライン開催する薬剤疫学の初学者向けセミナーです。薬剤疫学の基礎知識を系統立てて学ぶことができます。製薬企業、CROの社員、PMDA職員などを対象とし、これまでに延べ3,300名が参加しました。開催の詳細が決まりましたら公開します。

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オーバードーズについて岸和田市薬剤師会の研修会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=859b0a1e3864659013000391 くすりの適正使用協議会 Mon, 09 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=859b0a1e3864659013000391

2026年1月29日、岸和田市薬剤師会研修会において当協議会の俵木理事長が医薬品の過量服用、オーバードーズ(OD)について講演を行いました。

研修会の数日前には、東京都新宿の「トー横」で警視庁が一斉補導を行い、その中には痙攣(けいれん)を起こして救急搬送された14歳の女子中学生や、睡眠導入剤などをおよそ600錠持っていた15歳の女子中学生など、4人のODが疑われる者がいたとの報道がありました。

国立精神神経医療研究センターが実施した「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査(2024年)」によれば、精神科で治療を受けた10代患者において、市販薬を「主たる薬物」とする患者の割合は2024年には71.5%に及んでおり、2014年以降のその年次推移を図に示しますが急増しています。

出典:全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査(2024年)報告書
(国立精神神経医療研究センター 令和6年度厚生労働行政推進調査事業費補助金)

 

ODの実態について各種調査結果をご紹介しつつ、ODへの対策としては、ODをさせない一次予防・初発予防とODにすでに陥ってしまった子どもたちに対する二次予防・再発予防の両方が重要なことをお伝えしました。

初発予防としては、薬物乱用防止教室の中で学校薬剤師が薬の基本的な知識をしっかりと教えてほしいこと、再発予防としては、ODに陥ってしまった子どもたちに気づき、声をかけ、専門家につなぎ、見守っていく、ゲートキーパーとしての薬剤師の活躍が期待されていること、また、クラスの大部分の生徒はODをやったことのない子どもたちであり、その子どもたちに1,2クラスにひとりいるかもしれないODに陥ってしまった友達に気づき、声掛け、信頼できる大人につなげていく対処法を教えてあげてほしいことなどをお話しました。

協議会の作成した「小学生向けショート動画」「オーバードーズの迷路から脱出~はじめの一歩~」のほか、厚生労働省、文部科学省、日本薬剤師会が作成した資材などもご紹介しました。

2025年5月の薬機法改正において「指定濫用防止医薬品」が法律に規定され、薬局における販売の規制も強化が図られていますが、ゲートキーパーとしての薬剤師には、販売規制を守ることだけでなく、悩める子どもたちにとって信頼できる大人となって専門家につなげていってほしいと考えています。

 

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図書館貸出レシートに「くすりのしおり」広告を掲載(川崎市立図書館) https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=85a3fc44343865b25f000087 くすりの適正使用協議会 Mon, 02 Mar 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=85a3fc44343865b25f000087

神奈川県の川崎市立図書館の3館で、貸出レシートにくすりのしおりを紹介する広告が掲載されています。
期間は2月から3月の2か月間です。

多くの人が利用する図書館での発信は、幅広い世代に正しい薬の情報を届ける良い機会となります。
貸出レシートは返却期限の確認などで自宅でも見返すことが多く、健康情報に自然に触れてもらえることも大きな利点です。

今回の取り組みを通じて、地域の健康リテラシー向上にさらに貢献していきます。

 

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?-フレイル予防講演会で活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b111eb18373539e9090002ea くすりの適正使用協議会 Tue, 24 Feb 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b111eb18373539e9090002ea

三重県津市役所が開催した、転倒・骨折予防をテーマに市民向け講演会にて、ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。
講演会の様子をご報告いただきました。

2月3日に津リージョンプラザお城ホールにて、津市主催の「令和7年度フレイル予防講演会」を開催し、市民230名に参加いただきました。

講演会のテーマは「転ばぬ先のコミュニティー~転倒・骨折を防いで健康寿命を延ばそう~」で、ふらつきや転倒の原因となるポリファーマシーについても取り上げ、薬の適正使用について啓発しました。
「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」は参加者全員に配付させていただきました。
今回の講演会をきっかけに、薬の適正利用について啓発する良い機会となりました。

今後は講演会に参加できなかった市民にも広く啓発するため、津市ホームページにも掲載する予定です。
リーフレットをご提供いただきありがとうございました。 

津市健康福祉部保険医療助成課(三重県)

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スライド活用で深化する市販薬オーバードーズ(OD)予防教育 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ef1dba87393133485d0000d2 くすりの適正使用協議会 Mon, 16 Feb 2026 14:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ef1dba87393133485d0000d2

協議会は、医薬品の過量服用(オーバードーズ)の対処法に関するリーフレットを作成しています。

今回、青森県学校薬剤師会会長の川村 仁さんから、ご自身が実施したオーバードーズをテーマとする授業の実践レポートを頂きましたのでご紹介します。

昨年末、青森県立青森南高等学校にて、全校生徒550名を対象とした薬物乱用防止教室を開催しました 。今回は、近年若者の間で深刻な社会問題となっている「市販薬の過量服用(オーバードーズ/OD)」をテーマに、協議会が公開している啓発資材「OD(オーバードーズ)の迷路から脱出~はじめの一歩~」を活用した授業を展開しました 。

市販薬は誰でも手に入れられるため、違法薬物のような「法への抵触」を説くだけでは規範意識を醸成することが難しいという課題があります。

生徒が抱える心理的背景や生活環境を踏まえ、いかに自分事として理解を深めさせるか、講話の方法や資料作成には常に試行錯誤がありました 。

そんな時、協議会が作成しているカフェイン入りエナジードリンクからODに陥ってしまう事例を題材にした啓発資料を知り、その端的な分かりやすさから配布を決定しました 。

現場での工夫のポイントは、資料を「スライド化」して活用した点です。学校現場ではカラー印刷の制約が多く、白黒の配布資料だけでは資材が持つ本来の説得力が弱まってしまう懸念がありました 。そこで、資材を切り取ってパワーポイントに貼り付け、大画面に投影しながら漫画のセリフを一つひとつ読み上げる演出を加えました。ストーリー性を高めることで現実味が増し、生徒たちへ強いインパクトを与えることができました。

最後は改めて資料の裏面を読み解き、困難に直面した際の適切な選択能力である「ライフスキル」の醸成へと繋げました 。

青森県学校薬剤師会会長 
川村 仁さん

 

 

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協議会委員に聞く!ー南野さんー https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=80af647d32353670ce00022e くすりの適正使用協議会 Fri, 13 Feb 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=80af647d32353670ce00022e

協議会の委員に、活動への思いを聞くシリーズ「協議会委員に聞く!」。
2回目となる今回は、先進医療製品適正使用推進委員会の南野さんにお話を伺いました。

―まずは自己紹介をお願いします。

2024年10月から先進医療製品適正使用推進委員会に参加して、バイオ医薬品の適正使用と普及に関する活動に取り組んでいます。まだ1年ちょっとの経験ですが、患者さんだけでなく、医療関係者の方にも信頼できる情報を届ける活動に貢献したいと思って参加しています。
個人的には10年以上趣味でピラティスをしており、平日は可能な時は朝20分、休日はスタジオに行ってマシンピラティスをしています。

―ピラティスを始めたきっかけは何ですか?

当時はMRだったのですが、車で片道1時間以上かかる担当先になって腰を痛めてしまいました。いろいろ調べ、インナーマッスルを鍛えるピラティスがいいのではと、まずは1ヶ月やってみようと始めました。3ヶ月、6ヶ月と続き、今ではもう10年になりました。家でもできますし、スタジオに行けばマシンでもできるというのが自分に合っています。年齢を重ねても、変わらず続けていきたいと思っています。

―この委員会は比較的くすり相談の部署の方が多いのですが、南野さんは渉外部のご所属ですね。

弊社では歴代、渉外部から委員会に参加しており、 私は患者さんや患者会の窓口として希少血液疾患関係の団体を担当しています。また、弊社は研究開発型の、AIを活用したバイオ医薬品企業であり、IPE(Integrated Patient Engagement)という考え方のもと、“患者さんとともに”活動することで、さらなる信頼構築や医薬品開発の効率化を実現することを目指しています。 ですから、こうした取り組みを通じて、異なる視点から患者さんに貢献できること、バイオ医薬品の適正使用という重要なテーマに関わることに非常に意義を感じています。

―現在、協議会でどのような活動をされていますか?

委員会は主に2つの活動に取り組んでいます。
一つは一般の方や医療関係者に向けたバイオ医薬品の啓発資材の活用推進です。今年度は新たに動画コンテンツを制作して、学会やイベントで周知しています。
もう一つは薬学生向けの教育資材作成とアカデミアでの活用推進で、将来の医療関係者である薬学生さんにバイオ医薬品の知識を広めることを目指して活動しています。 ‎

私は後者を担当し、リーダーと2人で協力しながら進めています。なお、この教材は現在、全国約40の薬科大学や薬学部に提供されており、多くの薬学生の方にご覧いただいているのではないかと思っています。
また、バイオ医薬品は毎年新たな製品が増えることもあり、教材を大体2~3年に一回のペースで改訂しています。教材を最新版に更新するのは大変ですが、バイオ医薬品の「今」を理解できる教材となっていますので是非ご活用いただきたいと考えています。

―活用推進のために行っている活動を具体的に教えて下さい。

特に、11月に神戸で開催された日本医療薬学会は、来場者が1万人を超える大規模な学会で、医療関係者の先生方だけでなく製薬協等の他団体とも交流や意見交換の場を持つことができ大変意義深いものとなりました。展示ブースでも3日間で200名を超える先生にご紹介でき、手ごたえを感じています。ブースでは山本委員長の積極的で分かりやすい説明を参考にして紹介しました。

ー活動の一環で、バイオ医薬品に関する一般向けの認知度調査も実施されたのですね。

その通りです。前回は2023年、今回は2年後として2025年11月に行いました。バイオ医薬品の認知度はそれほど変わっていませんでした。ただし、この2年間で新しい薬剤が増えてバイオ医薬品の領域が広がっていますし、使う患者さんが増えているはずです。調査結果については今後詳しく検討していきます。

ー活動を通じて実現したいことはありますか?

委員会の2つの活動とも、広く普及させたいという目標は一緒であり、今後も力を合わせて進めていきます。また、薬学生向けの教育資材は、より多くのアカデミアの先生方に活用いただくことで、薬学生の方にもバイオ医薬品というものを深く理解していただきたいと思います。

ー2025年8月に御社が行った社内イベントについても教えてください。

昨年、小学生対象のイベント「くすりの探検隊」を実施しました。くすり教育・啓発委員会に参加している弊社の難波委員に相談して協議会の教材を活用させていただきましたが、人体模型に興味を持ってくれるお子さんもいて、とても好評でした。

ー最後に、協議会で活動するうえでの価値や魅力があればお願いします。

協議会では、複数の企業の方に加えてアカデミアの先生方も加わり、個社の枠を超えて協力しながら進めていけるので非常に学びが多いと思います。薬学生向けの教育資材の作成やバイオ医薬品の啓発活動を進める中で、信頼できる情報を届けるという共通の目標に向かって、違う企業に勤めていても同じ目標で活動できること、違う部署のいろんな知見をそれぞれが持ち寄って、話し合って進められるところが魅力ではないでしょうか。

ーどうもありがとうございました!

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?-豊浦病院広報誌で活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b86748d7363238d2a80003d4 くすりの適正使用協議会 Mon, 09 Feb 2026 15:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b86748d7363238d2a80003d4

ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」がいろいろな団体・施設で活用されています。
ご報告いただいた活用事例や、資材についての感想・ご意見などご紹介しています。

この度、山口県済生会豊浦病院が発行する広報誌「とよさい」においてポリファーマシーについて取り上げられ、参考資料として「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が掲載されました。

ポリファーマシーと薬の適正な服用について、多くの方に伝わっていただければと思います。

山口県済生会豊浦病院/下関市豊浦地域ケアセンターひびき苑 広報誌

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2025配布中-4 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e1e7676d31653782e200013c くすりの適正使用協議会 Fri, 06 Feb 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e1e7676d31653782e200013c

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院・クリニック・薬局さんからのコメントをまとめて紹介します。

  • お薬手帳は、当院の入院患者様に活用させていただいており、大変助かっております。
    親しみやすく優しい色調のイラストで好印象です。紙質も良く、厚みが薄いためかさばらない点もありがたいです。
    また、患者情報欄(表紙裏面と1ページ目)は書きやすく、見やすい構成になっております。今後とも、ぜひ継続していただけますよう、心よりお願い申し上げます。

  Y病院(神奈川県)
  薬剤部長 Kさん

      

 

  • 当院では院内処方を実施しており、他のクリニック様に比べてお薬手帳を活用する機会が多いと考えております。
    患者様がご持参されるさまざまなタイプのお薬手帳を拝見してきましたが、今回のキャンペーンで配布いただいたお薬手帳は、患者情報を記入する欄が大きく書きやすく、非常に見やすい点が印象的でした。
    もちろん、お薬の記録ページも十分な内容となっており、さらに患者様へのお薬の使用に関する注意事項も充実しているため、服薬指導の際にも積極的に活用していきたいと考えております。

  K内科クリニック(静岡県)
  看護師 Mさん

      

 

  • 手帳の表紙や中のイラストがかわいらしく、老若男女問わず使えるデザインで多くの患者様から「持ち歩くのが嬉しい」と好評を得ています。
    かかりつけ医療機関を記入できる欄もあり実用性が高く、ページ数も十分で、くすりのしおりHPと連動したQRコードや外用薬の使い方など、薬の適正使用を支援する情報が充実している点も良いですね。

  S薬局(大阪府)
  薬剤師 Tさん        
         

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2025配布中-3 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1276093c6465304f840000c9 くすりの適正使用協議会 Mon, 02 Feb 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1276093c6465304f840000c9

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている薬局さんからのコメントを紹介します。

和歌山・大阪中心に20店舗の銀明堂薬局グループの1店舗である「銀明堂薬局中之島店」は、地域密着型薬局として、スタッフは少人数ですが、その分、密に対応させていただいています。

協議会のお薬手帳は、表紙はシンプルながらもとてもかわいらしく、中もカプセル君と錠剤ちゃんのイラストがマッチしていて良いですね。
薬の使用方法やポイントが分かりやすく掲載されており、とても良いと思います。
また、このお薬手帳をきっかけに薬剤師が相談を促せる点も魅力的だと感じています。

銀明堂薬局 中之島店(和歌山県)
中屋 裕美子さん

 

      

 

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宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2025配布中-2 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=125ef057616430a51b0003d6 くすりの適正使用協議会 Fri, 23 Jan 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=125ef057616430a51b0003d6

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている薬局さんからのコメントを紹介します。

みうら薬局高砂店は、地域密着型のこぢんまりとしたアットホームな薬局です。脳神経外科医院の門前にあり、高齢者が多いのですが、地域の他の医療機関や総合病院との連携も取り、総合的な科目に対応しています。また、在宅にも力を入れており、ケアマネジャー、訪問看護師など他職種とも連携しています。

協議会のお薬手帳は、かかりつけの医療機関だけでなく、ケアマネジャーの連絡先なども記入できる点は非常に有用です。これにより、緊急時や情報共有が必要な場面で、関係者間の連携がスムーズになり安心につながります。

さらに、QRコードで妊婦と薬の情報にアクセスしやすくなっているところが魅力的ですね。

みうら薬局高砂店(兵庫県)
小倉新希子さん

       

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第24回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ac1190fb63353604920003dd くすりの適正使用協議会 Fri, 16 Jan 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ac1190fb63353604920003dd

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。

 11月25日に開催した第24回座談会のテーマは、「スマホ・タブレット世代向け:ネット情報の真偽・薬の誤情報対策」。座談会の冒頭に、くすりの適正使用協議会からSNS上でのオーバードーズ(以下、OD)に関する情報、日本の学校教育におけるインターネットやSNS上の「真偽不明な情報」への向き合い方についての学年段階ごとの要点に関する情報を提供しました。その後の意見交換も活発に行われました。以下はその内容です。

情報提供・意見交換

  • SNSでの事例共有
    • OD関連コミュニティでは、隠語や伏字、絵文字などで検閲を回避しつつ情報交換が継続していることが共有された。OD当事者同士間での様々な情報の拡散があり、薬剤師が日常業務で目にしない情報も含まれていたため、医薬品の適正使用教育に対して示唆を与えるものとなった。
  • 誤情報の影響と教育の難しさ
    • 誤情報は「当事者のリアルな体験談」と「SNS上での拡散のしやすさ」が相まって伝播する。個人の経験バイアスが含まれる情報もあるが、そのような情報を参考にしたり、鵜呑みにしたりする事例も見受けられる。
    • 小中高での情報モラル教育は重要だが、45~50分の授業内で薬の適正使用・乱用防止・情報リテラシーを包括的に扱うのは、時間的、情報量的な観点から困難であり、無理に詰め込んで実施しても十分な理解を促すことができないので、それぞれ1コマずつ実施するのが良いのではないかという意見がある一方で、学校により年間1コマしか取れないケースもあり、課題があることが確認された。また、学年・学校の体制により到達度に差が出るであろうことも共有された。
  • 学年別指導のヒント(事例共有)
    • 小学校低~中学年:端末の基本操作、投稿の不可逆性、見出しと本文・出どころの違いを体験的に学ぶ。クイズ形式で「本当らしいけど違う」例を扱う。
    • 小学校高学年:出典確認(一次情報・統計・更新日・連絡先)、複数資料の照合、拡散ボタンの影響やチェーンデマへの対処「分からない時は拡散しない・相談する」を定着させる。
    • 中高生:より巧妙な情報交換や「調査報告」風の投稿に触れる機会が増えるため、批判的思考と専門家へのアクセスルートの確保が鍵となる。
  • 専門家情報の位置づけ
    • 子どもには、身近な専門家(薬剤師、医師等)が語る情報は信頼できる、というメッセージを明確に伝えることは専門家として大切であるという意見が出た。子どもだけでなく保護者に対しても同様のことが言えそう。
  • 共有された支援資材・取り組み
    • 適正使用に関わる製薬企業による配布物の事例紹介(企業HPから入手可能):
      「つなぐカード」(名刺サイズ):
      当事者・家族が相談先へアクセスできる二次元コード付。講演や学校で配布可能。小冊子「一人で悩まないで」(ODの基本と相談先)も提供。
  • 授業設計
    • 薬の適正使用と情報モラルは「別コマ」で丁寧に説明するほうが効果的と思われる。クイズ・比較・実演など、参加型要素を入れると理解が進む可能性がある。
  • 内容の具体化
    • 例えば、ダイエット広告の表現やグラフ・数値等の情報の読み取り方など、身近にある題材を使い、一緒に考える機会を提供する。
  • 心理的安全性
    • 友達や仲間うちで、同調圧力に流されない「断る力」を支えるクラスの雰囲気づくり、相談しやすい窓口周知も重要と思われる。
  • 教員・学校差への対応
    • 教育体制や児童・生徒の理解度の差があることを前提に、外部リソース(警察講話、企業資材、業界団体の教材)を組み合わせて補完することも効果的ではないか。

今後の座談会運営の提案

座談会は毎回1時間で実施していますが、今回のテーマは1時間では話しきれない内容でした。 それを踏まえ、より有意義な座談会にするため、以下の提案があがりました。

  • 座談会のシリーズ化:大きなテーマとサブテーマを作りシリーズ化して深掘りしてみる。
  • 連携の強化:オンライン座談会の開催にあたり、より専門的な知識を持たれている方の参加等により、その他の参加者の理解や見識が深まるかもしれない。公的な資材の利活用等も含め検討してみるのも良いかもしれない。

第25回オンライン座談会について

第25回は3月を予定しています。テーマ、日時が決まったらメールマガジンにて連絡させていただきます。

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

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患者・家族と薬の問題を考える~健保組合研修会で講演(東京) https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b4d3373732646283ca000068 くすりの適正使用協議会 Tue, 13 Jan 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b4d3373732646283ca000068

2025年12月15日、健康保険組合連合会東京連合会神田地区方面会にて研修会が開催され、当協議会の俵木理事長が、「患者・家族と薬の問題を考える」と題して講演を行いました。

研修会には、神田地区の健康保険組合の役職員約40名の方が参加しました。 健康保険組合では、加入者の健康維持と全体の医療費削減に資する広報等の取り組みを進めており、その一環として、医薬品の適正使用等の推進について知識の向上を図るために研修会が企画されました。

講演では、前半にポリファーマシー問題を取り上げて、その背景、現状、対策について概説し、後半に患者さんが副作用初期症状の第一発見者になることの重要性、そのための患者さんへの医薬品情報の提供、くすりのしおりミルシルサイトの周知、活用についてお話しました。

各健康保険組合の加入者の方々への情報提供に、ポリファーマシーに関する資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか」や、協議会が提供している患者さん向けの医療用医薬品情報「くすりのしおり」とそれに紐づく患者向け資材を活用いただけるよう紹介しました。

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十文字学園女子大学でくすり教育出前研修 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a1da36753661616f2b0001e2 くすりの適正使用協議会 Tue, 06 Jan 2026 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a1da36753661616f2b0001e2

くすり教育・啓発委員会は、12月5日、将来養護教諭を目指す十文字学園女子大学教育人文学部心理学科の3・4年生21名を対象に、くすり教育に関する出前研修を実施しました。

研修の前半では、大道寺委員(エーザイ)が協議会の活動内容や「くすり教育」の背景、学習指導要領との関わり、薬を正しく理解することの重要性について解説しました。後半では、鎌田委員(住友ファーマ)が、薬の基礎知識や注意点を実験を交えながら紹介。実験中は学生が積極的に質問をしたり、興味深そうに観察する姿が見られ、薬の仕組みを体験的に学ぶ機会となりました。

続いて、少人数の班に分かれ、「自然治癒力」と「薬の主作用と副作用」をテーマにグループディスカッションを実施し、中学生向けの教育現場を意識した模擬授業を発表しました。発表では、「どう説明すれば分かりやすいか」「生徒の興味を引くにはどんな工夫が必要か」といった視点で、学生たちが具体的なアイデアを盛り込んでおり、生徒に寄り添った問いかけや、身近な事例を取り入れるなど、創意工夫が光る内容が多く見られました。

最後に、実際に学校でくすり教育を行っている養護教諭からのメッセージ動画を視聴し、現場での実践例を知ることで理解をさらに深めました。

研修終了後のアンケートからは「実験を通じて薬の仕組みを体験的に学べた」「模擬授業で教育現場を意識した指導法を考えられた」といった声が多く寄せられました。視覚的・体験的な学びが理解を深めるとともに、将来の養護教諭としての実践力向上につながる研修となりました。

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ポリファーマシーに関する講演を実施(神奈川) https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a2724e42643137ae940001d5 くすりの適正使用協議会 Fri, 19 Dec 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=a2724e42643137ae940001d5

当協議会理事長俵木が、12月10日、神奈川県医師会在宅医療トレーニングセンターの「高齢者と薬の問題を考える」Web研修会において、ポリファーマシー問題について講演を行いました。
ポリファーマシーの背景、学会や厚生労働省の取組み、ポリファーマシー対策の現状、各地域の取組み事例についてお話しました。
ポリファーマシー対策を進める際の課題の一つとして、ポリファーマシー問題を抱えている患者さんを見つけることの難しさが指摘されていますが、そのスクリーニングのためのツールとして、国立長寿医療研究センター薬剤部の溝神 文博先生が開発された「おくすり問診票」もご紹介しました。
また、ポリファーマシー対策を進めるには、医療者間の多職種連携とともに、患者さん、ご家族の理解を得ることが最も重要であると訴え、協議会が日本製薬工業協会と共同で作成した患者さん・ご家族向け啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか」(無料提供中)の活用を勧めました。

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第35回日本医療薬学会年会ブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d3a652a93938381f1f000170 くすりの適正使用協議会 Mon, 15 Dec 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d3a652a93938381f1f000170

2025年11月22日-24日、第35回日本医療薬学会年会が、神戸国際展示場、神戸国際会議場、神戸ポートピアホテルで開催されました。
先進医療製品適正使用推進委員会は、神戸国際展示場1Fホールにてブース出展を行いました。
ブースでは、2025年6月に公開した動画資材をループスライドで流しながら、バイオ医薬品に関する以下の資材を紹介しました。

ブースで紹介した資材

これまで服薬指導用の資料を自分で作成されていた先生方が、ブースに足を止めて説明を熱心に聞いてくださるなど、年会が開催された3日間で200名を超える先生に資材を紹介し、バイオ医薬品に関するご意見を直接伺うことができました。今後、これらの資材が使用されるきっかけになったなら嬉しく思います。

今回頂いたご意見を参考に、引き続き、バイオ医薬品の適正使用推進のために活動してまいります。

がん研究会有明病院 小林 一男さん
小林さん執筆の都薬雑誌2025年6月号記事はこちら



国立国際医療センター 松井 礼子さん(左から2人目)
松井さんご出演の
日本薬剤師研修センターeラーニングコンテンツの記事はこちら



亀田総合病院 舟越 亮寛さん(右)と 平田 一耕さん(中央)
舟越さんのバイオ動画に関するコメントはこちら

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“くすりのヒミツの巻” 一般の方向け啓発動画 公開 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e0c2c61b34313318fd0000bd くすりの適正使用協議会 Fri, 12 Dec 2025 14:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=e0c2c61b34313318fd0000bd

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいてほしい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、薬に関する正しい知識をわかりやすく、親しみやすく知っていただくために、10月に公開した第1弾「あなたもくすりで社会貢献!?」に続いて、小学生のキャラクター、しる美ちゃん”と学ぶ動画第2弾「くすりのヒミツの巻」 をリリースしました。

具合が悪いときに飲む薬。早くよくなりたいから、たくさん薬を飲みたい!とか、この薬は好きじゃないから、一回飲むのをやめちゃおう・・・なんて思ったことはありませんか?

小麦粉はレシピを使って作ることでおいしい料理ができるように、薬もルールを守って服用することで、病気やケガが治る手助けをしてくれます。早く治りたいから、薬剤師さんに言われたよりもたくさんの薬を飲むような、ルールと違う使い方をすると思わぬ副作用がでることもあります。

薬を正しく服用することで、薬の本来の力を発揮することができる。その重要性について、本動画「くすりのヒミツの巻」を通じて楽しく知っていただけたらと思います。

引き続き、信頼できる情報を提供できるよう私たちも精一杯取り組んで参ります。

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RAD-AR NEWS 2025年12月号 発行! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ac8cff00616334af51000360 くすりの適正使用協議会 Wed, 10 Dec 2025 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ac8cff00616334af51000360


協議会の広報誌である「RAD-AR News(レーダーニュース)」<2025年12月号/No.135>を公開しました。

なお、ページ下部にもご案内していますが、今号が紙版の最終号となります。次号6月号からは電子版のみとなりますので、是非メールマガジンのご登録X公式アカウントのフォローをお願いします。

今回のシリーズ「俵木理事長がトップに聞く!」は、アステラス製薬から、岡村 直樹代表取締役社長CEOをお迎えしました。アステラス製薬では「患者さんを中心に」という理念のもと、医薬品の研究開発や適正使用の推進に取り組んでいます。今回の対談では、リアルワールドデータの活用や患者向け資材の話題を中心に意見交換が行われました。

今号の構成は以下の通りです。ぜひご覧ください!



目次

  • 俵木理事長がトップに聞く!Vol.25
      アステラス製薬株式会社 代表取締役社長CEO 岡村 直樹氏
  • 特集
    バイオ医薬品をもっと深く、もっとよく理解するために
  • 特集
    小学生向けくすり教育スライドを刷新・公開!
    くすり教育サイトをリニューアル
  • 第10回定時総会・講演会を開催
  • くすりの適正使用協議会 会員・代表者一覧
  • 重要なお知らせー電子版移行とメルマガ登録のお願い

本誌は、2025年12月号をもって紙版を廃止し2026年6月号から電子版に移行します。 発行はメールマガジンやX公式アカウントでお知らせします。ぜひ登録をお願いします。

◆協議会メールマガジンとは◆
RAD-AR NEWSの発行や最新の協議会活動、プレスリリースについて、およそ月に 1度のペースでお知らせするメールマガジンで、現在の登録者数は約16,000人。

◆X公式アカウントについて◆
2025年10月に、X公式アカウントを開設しました。
TOPICS掲載やRAD-AR NEWS電子版の掲載、プレスリリースの度に投稿します。

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オーバードーズについての講演を実施(青森・福島・堺) https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d2d1792b3231624d090000a6 くすりの適正使用協議会 Mon, 08 Dec 2025 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d2d1792b3231624d090000a6

当協議会理事長俵木が、11月5日に青森県学校薬剤師会研修会、11月9日に福島県薬剤師会学校薬剤師研修会、11月30日に堺市学校薬剤師会研修会において、医薬品の過量服用、オーバードーズ(OD)について講演を行いました。

まず、ODの現状について全国的な調査結果などから、10代の子どもたち、特に女性に近年ODが広がっている実態を共有しました。

薬物乱用防止教室の冒頭で活用いただけるよう作成した、2023年2月に公開の小学生向けショート動画や、2025年3月に公開した小学生向けくすり教育スライドの他、日本薬剤師会、厚生労働省、文部科学省で提供している資材もご紹介しました。
ODの一次予防(初発予防)としてのくすり教育の重要性が増していることを指摘するとともに、ODに陥ってしまった子どもたちへの二次予防(再発予防)の大切さにも触れました。

協議会が作成した「オーバードーズの迷路から脱出~はじめの一歩~」を紹介し、生徒の大部分がOD未経験である中で、ODせざるを得ない、居場所がないと悩む子どもたちに気づき、専門家へつなぐこと、周囲の人の声がけの重要性についてお話しました。

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養護教諭のたまごにくすり教育出前研修-国際医療福祉大学 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=31cc161a623836631e000269 くすりの適正使用協議会 Mon, 17 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=31cc161a623836631e000269

くすり教育・啓発委員会は、10月16日に将来養護教諭を目指している国際医療福祉大学 小田原保健医療学部看護学科の4年生25名を対象に、くすり教育に関する出前研修を実施しました。

 

研修の前半は大野委員(アステラス)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景や学習指導要領、薬を知ることの重要性について解説し、後半は鎌田委員(住友ファーマ)から、薬の基礎知識および注意点等を実験を交えながら紹介しました。 

その後は少数班に分かれて、「自然治癒力」と「薬の主作用と副作用」のテーマについてグループディスカッションを行い、中学生向けの教育現場を意識した模擬授業を発表してもらいました。最後には実際に学校でくすり教育を行っている養護教諭からのメッセージも聞いてもらい、理解を深めてもらいました。 

研修終了後のアンケートでは、「理解している内容でも、子供たちに対してどのように伝えるかを考える機会になった」「教育現場のどの場面で薬教育が行われているのか知ることができた」「授業する側になってみて、薬のことを分かりやすく伝えることの難しさを経験でき、貴重な体験となった」などの感想が寄せられました。

出前研修の講師メンバーは、アンケート回答や学生による模擬授業での個性ある表現を研修内容に反映し、 養護教諭を目指す学生向け研修のさらなる充実に取り組んでいます。

今回の講師メンバー

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訪問介護員調査ポスター発表-第58回日本薬剤師会学術大会 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2f959350363831c5e30003e8 くすりの適正使用協議会 Mon, 10 Nov 2025 10:30:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2f959350363831c5e30003e8

第58回日本薬剤師会学術大会が10月12~13日、京都府の国立京都国際会館で開催され、くすり教育・啓発委員会の服薬ケア・コミュニケーション分科会がポスター発表を行いました。
訪問介護員を対象にWEBでアンケート調査を行った結果をまとめ、『訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について』をテーマに作成し、分科会としては初めてのポスター発表となりました。

ポスター会場では、介護職の方と連携している薬剤師の方々とディスカッションし、現場の状況など貴重な情報交換ができました。

訪問医療に携わる薬剤師の方からは、発表内容にある「日常業務で利用者様の薬について困ること」の結果「1位:飲み忘れ、2位:服薬拒否、3位:薬の量・数が多い…」は自分の現場感覚に即している」とのコメントがありました。

この結果をより多くの薬剤師や介護職と共有し、関係者のコミュニケーション向上に貢献できるよう、活動を進めていきます。

ポスター:訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について

プレスリリース:訪問介護現場の薬の困りごと、1位「飲み忘れ」、2位「服薬拒否」<訪問介護員(ホームヘルパー)アンケート調査>

服薬ケア・コミュニケーション分科会では、介護現場での服薬に関して日常的な出来事、気づきを「介護と服薬あるあるマンガ」を通して介護職の方々にお伝えできるよう啓発活動を行っています。
隙間時間などに気軽に見られるようにWEB媒体としてホームページで公開しています。
ぜひご覧ください。

【粉砕】より「【粉砕】飲み込めないんじゃ」より

 

 

 

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第58回日本薬剤師会学術大会でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fc5eae473137394e460000de くすりの適正使用協議会 Mon, 10 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fc5eae473137394e460000de

10月12日~13日、国立京都国際会館で開催された第58回日本薬剤師会学術大会において、くすり教育・啓発委員会、くすりのしおりコンコーダンス委員会の合同でブース展示を行いました。
今年の学術大会は、秋の京都での開催ということもあり参加者が多く、ブースにも多くの方が立ち寄られました。

ブースでは、各委員会が作成している資材「小学生向けくすり教育スライド」「介護と服薬あるあるマンガ」「くすりのしおり活用法」「マンガでわかるバイオ医薬品シリーズ」の紹介チラシ、また、協議会事業で作成している資材「くすりのしおりミルシルサイトとは」「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のほか、オーバードーズ対処法啓発資材「オーバードーズの迷路から脱出~初めの一歩~」の紹介チラシ等を配布し、説明を行いました。

 

また、10月に開設した協議会公式Xアカウントも紹介し、複数名の方にフォローしていただけました。

くすり教育・啓発委員会の服薬ケア・コミュニケーション分科会からは、「訪問介護における高齢者の服薬に関する介護職の意識調査と啓発活動について」の演題でポスター発表を行い、介護現場に関わる薬剤師の方々から色々なご意見を伺うことが出来ました。

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注意! ダイエットと薬 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc くすりの適正使用協議会 Fri, 07 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b0f5fd0c32366655310003bc

美容や痩身を目的に、一部の糖尿病治療薬(GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP-1受容体作動薬(以下「GLP-1受容体作動薬」))が使用されていることが指摘されており、2023年12月に厚生労働省から注意が呼びかけられています。また、同成分の肥満症治療薬についても2023年11月(2025年4月改定)に日本肥満学会から「健康障害を伴わない(したがって肥満症とは診断されない)肥満に用いるべきではなく、また低体重や普通体重など適応外の体重者に対し美容・痩身・ダイエット等の目的で用いる薬剤ではない点には、十分留意すべきである。」として注意喚起されています。

予期せぬ健康被害のリスク

GLP-1受容体作動薬を認められた治療目的以外で使用された場合の安全性、有効性は確認されていません。
治療で使用した際でも、副作用が起こることが知られており、治療目的以外で使用された場合であっても、こうした副作用が起こる恐れがあります。さらに、これまでに知られていない思わぬ副作用につながる可能性も否定できません。

 <重大な副作用>
  低血糖症状:脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、震え、頭痛、めまい、嘔気、視覚異常など
  急性膵炎:吐き気、嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛、急に激しく腰や背中が痛む、発熱など

 <起こりやすい副作用>
  悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘、腹痛など

糖尿病・肥満症患者さんへの薬の提供にも影響の可能性

美容・ダイエット目的の使用が増加することで、製品が不足し、糖尿病や肥満症の患者さんへの処方に影響が出る可能性もあります。
美容・ダイエット目的での使用が増える一方で、治療目的の患者さんが使用できなくなるのは、あってはならないことです。

美容医療をめぐる消費者トラブルに注意!

美容医療をめぐる消費者トラブルを防ぐため、美容医療を受ける前に十分な説明を受けられるよう、厚生労働省と消費者庁が共同してチェックリストを作成・公開しています。

 ➡「美容医療を受ける前にもう一度」

個人輸入にも注意!

ダイエットをうたう製品を個人輸入して健康被害を受けた例も報告されています。個人輸入にも十分な注意が必要です。医薬品などを海外から購入される場合の危険性について厚生労働省から注意喚起されています。

 

[医療関係者の方へ]

この問題について、厚生労働省から注意喚起が行われています。

 ➡「医薬品・医療機器等安全性情報」No.406(P4-9)/2023年12月19日

また、日本肥満学会からも注意喚起が行われています。

 ➡「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」 

 

薬は正しく使いましょう!

  
      

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あなたのくすり いくつ飲んでいますか?活用-富士吉田市健康まつり https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6799f137633939523f000281 くすりの適正使用協議会 Tue, 04 Nov 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6799f137633939523f000281

富士五湖薬剤師会が参加した富士吉田市健康まつりで、ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。
「薬と健康の週間」事業としてブース出展された様子をご報告いただきました。

10月13日(祝)公益社団法人富士五湖薬剤師会は、富士吉田市健康まつり「健康屋台」にブースを出展いたしました。

「健康屋台」は、健康まつりのもう1つのイベントである映画「はたらく細胞」上映前のイベントで、正午~午後1時半までの短い時間でしたが、当会の他富士吉田歯科医師会など健康関連11団体がブース出展しました。

当会ブースには、約80名の方がブースにお起こし下さいました。

当会は、簡単なアンケートを用いて「かかりつけ薬剤師・かかりつけ薬局」、「マイナ保険証切替推進」などの啓発活動を行いました。

かかりつけ薬剤師の説明の流れで、主に中高年の方々に貴協会より提供していただいた「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を用いてポリファーマシー問題などを説明いたしました。

「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」を使うことで、よりかかりつけ薬剤師の重要性の説明に厚みを持たせることができました。ご提供いただき誠にありがとうございました。

今後ともご相談することが多々あると思われますので、その節はどうぞよろしくお願いいたします。

富士五湖薬剤師会
タカムラ薬局 高村 孝さん

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訪問介護現場の薬の困りごと、 1位「飲み忘れ」、2位「服薬拒否」 <訪問介護員(ホームヘルパー)アンケート調査> https://rad-ar.or.jp/release/post?id=5eb3485162393851c00000b8 くすりの適正使用協議会 Tue, 28 Oct 2025 14:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=5eb3485162393851c00000b8

■薬で困った時に薬剤師に聞く人は2割、薬剤師とのコミュニケーション不足を感じている

薬について困った時に聞く相手は事業所(上司、ケアマネ等)、看護師が多く、薬剤師は23.5%でした(図3)。日常業務で薬剤師とコミュニケーションがとれていないと回答した割合は62.4%で、理由として「コミュニケーションをとる機会がない」が最多の79.3%でした。
どうしたら薬剤師とコミュニケーションがとれるようになると思うかとの問いには、コミュニケーションをとる機会を定期的に設定するとの回答が最多でした(図4)。

■経験年数が長いと薬の飲み忘れに気づくようになる

訪問介護員の経験年数を10年未満/10年以上で区切って、薬について困ることを集計した結果、10年以上では薬の飲み忘れが69.3%であったのに対し、10年未満では飲み忘れは57.6%と、相対的に低い結果となりました。
一方で、10年以上では服薬拒否が39.5%と低く、10年未満では56.6%と高くなりました(図5)。

【薬剤師:子供プラス未来 玉井 典子氏】
超高齢化社会のまっただ中である日本において、療養生活を送る高齢者を支えるためには多くの専門職が垣根を超えて連携していかなければなりません。介護現場での仕事は多岐にわたりますが、多くの疾患を抱える高齢者の薬物療法の安全支援も重要です。忙しい介護職が気軽に薬についての疑問や困ったことなどの解決するツールの一つとして「介護と服薬あるあるマンガ」は有用であると思われます。またこれを通して薬剤師とのつながりのはじまりになればと存じます。

【介護福祉士:生活介護サービス株式会社 代表取締役 山岸 大輔氏】
介護士は訪問介護の現場では服薬に関して日々の生活支援と表裏一体であり、飲み忘れや服薬拒否などの課題は絶えず起きており、その場面は少なくありません。
悩んだ時に相談する相手として薬剤師のみなさまへ相談する場面がまだまだ少ないです。
馴染みやすい4コマ漫画を通して薬剤師のみなさまとの情報共有、連携を深め、服薬支援の質を高める取り組みを通じて、利用者の安全、より良い暮らしの実現を目指したいです。

■20本公開!介護と服薬あるあるマンガについて
2020年に1本目を公開して以来、2025年10月までに20本のマンガを公開。日常業務で薬について疑問を持った際や業務の合間にスマ-トフォンで簡単に読めるよう工夫しており、薬剤師が問題の解決に繋がる存在であることを監修者コメントにて繰り返し啓発しています。

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高知県立大学でオンラインくすり教育研修 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f928da4a6435617a300001ae くすりの適正使用協議会 Mon, 27 Oct 2025 09:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f928da4a6435617a300001ae

くすり教育・啓発委員会は、10月1日に養護教諭を目指している高知県立大学看護学部の4回生14名を対象に、くすり教育に関する研修をオンラインにて実施しました。

研修の前半は大道寺委員(エーザイ)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景や重要性、医薬品の分類や学習指導要領を解説し、後半は鎌田委員(住友ファーマ)から、薬を飲む時の注意点を実験も交えながら紹介しました。

その後、少人数の班に分かれて「自然治癒力」と「薬の主作用と副作用」のテーマでグループディスカッションを実施。中学生向けの模擬授業も行い、教育現場を意識した実践的な学びの場となりました。

研修の最後には、学校でくすり教育を行っている養護教諭からのメッセージ動画を見ることで、学校現場でのくすり教育の実際について理解を深めてもらいました。

研修終了後のアンケートでは、「養護教諭という立場で子どもたちにどのような薬の説明が必要になるかを知ることができた。」「実験の動画が印象的だった。」「学校剤師と連携をとることが重要であると感じた。」などの感想が寄せられました。

今回の研修が将来のより良い養護教諭の活動につながるよう願っています。

 

 

 

 

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“あなたもくすりで社会貢献!?”一般の方向け「育薬」啓発動画公開 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d209633a3235352926000313 くすりの適正使用協議会 Fri, 24 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d209633a3235352926000313

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいてほしい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、本年新たな試みとなりますが、薬の副作用に関する正しい知識をわかりやすく、親しみやすく知っていただくために、小学生のキャラクター、”しる美ちゃん”と学ぶ動画「あなたもくすりで社会貢献!?の巻」をリリースしました。

一般の方が薬への興味を持ち、薬を適正に使用することの大切さを知ってもらうための第一歩として、どんな人にも身近で無理なくできることを考え、薬を飲んで自分の身に起きたことを医療関係者に話す重要性について、簡単な3分の動画にしました。

主人公「しる美ちゃん」とおじいちゃんとのやりとりから、薬を飲んで起こったいつもと違うことを伝える重要性、その情報がどのように活かされていくのか、自分に起きたことを伝えると、なぜ社会貢献に繋がるのかを取り上げています。

「医療関係者の方に自分の話をしても迷惑かも・・・」そんな風に思ってしまう方が多いかもしれません。でも、その情報は医者や薬剤師の先生が知りたい貴重な情報!! それを知ることで、普段は薬にあまり関心のない一般の方々にも薬に興味をもっていただける、その一歩に繋がればうれしく思います。

今後も協議会として、しる美ちゃんと一緒に学ぶ様々なシリーズを作成することを考えています。今後のリリースにもぜひご期待ください!
引き続き、信頼していただける情報を提供できるよう私たちも精一杯取り組んで参ります。

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第23回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8ccccf9d653163250c0002be くすりの適正使用協議会 Mon, 20 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8ccccf9d653163250c0002be

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

 くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。

 9月18日に開催した第23回座談会のテーマは、「こんなのあったらいいな(協議会の貸し出し教材編)」。座談会の冒頭に、くすりの適正使用協議会で考えたものを共有し、その後参加した学校薬剤師の先生方からご意見をいただきました。「新たな貸出教材」に関して多彩なアイディアやご自身の実践例、日頃感じている課題などを出し合い活発に意見交換しました。

 現場の視点や、児童・生徒の理解度、教材準備の手間、安全性への配慮など、具体的な話を元に「どんな教材なら使いやすいか・効果的か」で大いに盛り上がりました。

くすりの適正使用協議会から紹介したアイディア

  1. 体験型教材としてのカプセル模型
    現状貸出している大型模型だけでなく、例えば、小型で児童が手に取れるサイズのカプセル教材(例:2.5cm×5.5cmサイズ)があるとよいでしょうか?カプセルの中にはガラス玉や水など安全なものを入れて、カプセルを開けたり嚙んだりしてはいけない理由を説明するのに役立つ可能性はあるでしょうか?

  2. 血中濃度の説明教材・実験セット
    ビーカー(プラスチック製)と染料(水に色をつける)を使って、より多く滴下すると水の色が濃くなっていくことで、血中濃度をより分かりやすく説明できないでしょうか?

  3. 絵本教材
    伝えたい内容を絵本にすることで、効果的に伝えられるようなケースはないでしょうか?学校に一定期間貸出し、児童/生徒に読んでもらえるようなものはどうでしょうか?オーバードーズと医薬品の適正使用に関する教育にも使えそうでしょうか?

参加者からのご意見

  1. 摂取したくすりや栄養の体内動態がわかる立体模型等
    例えば、医薬品が体のどこに作用しているのかを分かりやすくするため、ボタンを押すと体の部位が光る模型や、医薬品や栄養が体にどう吸収され排泄されるかが見えるといった、視覚的にわかる立体的な教材があれば興味を引くのではないか。このような教材は、個人では作れないので、協議会で作ることはできないか?また、投与経路や剤型についても、説明できる教材があると良いかも。

  2. 市販薬(OTC)の空箱教材
    医薬品の空箱を使って市販薬の選び方(例:何に効く、等)を学ぶグループワーク用教材があると良いかも。実物の空箱は手に入らないし、展開図を個人で印刷して使用できるとしても、意外に準備が大変。丈夫で使い回しできる市販薬(架空のものでもOK)の空箱教材があれば便利かも。

  3. 麻薬・薬物模型
    警察や行政機関が持っている麻薬(大麻等)のサンプル模型の貸出があるなら利用してみたい。

  4. 実験セット
    くすり教育でよく利用されるような実験機材等を詰め込んだ実験セットがあると、便利かもしれない。例えば、鉄剤とお茶を混ぜる実験においても、鉄剤を1瓶購入すると量が多く、1回の授業では多すぎるので、くすり教育の開催頻度を考えると、小分けのものがあると良いと思う。

その他のご意見

  1. 薬局で売っているカプセルを活用し、児童が自分で粉をカプセルに詰めたり、水に濡らして手に付けるとどうなるかの「カプセルペタペタ実験」も教育現場で実施している。
  2. 「実験セット」にも関係するかもしれないが、安価で破損や消耗にも強いものなら協議会から一定数量を貸出してもらえると助かるかも。
  3. 協議会作成の動画教材については、年齢に応じ、もっと細かな説明ができるもの、例えば投与経路や剤型の種類、体内動態に関するものなどがあっても良いかも。

 全体を通じて、先生方が具体的な現場ニーズや実践例、かかる手間など率直に意見を出し合い、「教材の工夫を通じて児童・生徒の理解を促したい」という前向きな雰囲気と活発な議論が印象的でした。実現性や費用のこともありましたが、「まずはアイディア出しから」「新しい取り組みにチャレンジしてみたい」というムードで座談会は進行しました。

 今後の教材開発が現場目線でさらに充実していくことで、社会貢献につながるのではないか、そんな希望を抱くことができるような楽しい座談会でした。

第24回テーマは「スマホ・タブレット世代向け「ネット情報の真偽・薬の誤情報対策」

第24回テーマは「スマホ・タブレット世代向け「ネット情報の真偽・薬の誤情報対策」です。

2025年11月25日(火) 20:00~21:00 開催予定!

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

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レギュラトリーサイエンス学会でOD問題のシンポジウム開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd2d33626662654f440003b0 くすりの適正使用協議会 Fri, 17 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=bd2d33626662654f440003b0

シンポジウムでは、まず鈴木さんから、学校におけるくすり教育および薬物乱用防止教育について学習指導要領の内容や文部科学省における取り組みについてご紹介いただき、安川さんから、薬機法改正による販売規制強化、OD問題啓発資材の作成など厚生労働省の取り組みについてのご紹介とともに、ODの背景となる環境の解消など社会全体で取り組むべき問題であるとの発表がありました。
続いて、西野さんから、協議会で作成した「小学生向けショート動画」の紹介など、協議会のくすり教育支援の取り組みについて発表しました。
最後に、西前さんから「社会は変えられる」というメッセージとともに、学校薬剤師はOD問題の一次予防を担うものであるとして、ご自身の実践するアクティブラーニング手法による薬物乱用防止教室をご紹介いただきました。

総合討論では、教育現場において、OD問題を教えることは「寝た子を起こす」のではないかとの指摘があることについて、SNS等を通じて知った時に判断できるようにしておくことが必要であり、薬の適正使用を啓発していくことが重要だとの指摘がありました。

また啓発資材の普及策について質問があり、教育委員会、学校薬剤師部会などの研修会や学会ブースでの普及啓発を進めていくことに加え、厚生労働省では、啓発資材の活用事例を収集していく取り組みを進める予定であることが紹介されました。

また、最後に、それぞれの立場、組織を超えて連携していくことについて、横のつながりが重要であり、同じメッセージを発信していくことの重要性が指摘されました。

 

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薬学生向けバイオ医薬品教材活用レポートー鈴鹿医療科学大学薬学部 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ca245b9d36366393f40000ba くすりの適正使用協議会 Tue, 14 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=ca245b9d36366393f40000ba

先進医療製品適正使用推進委員会は薬学生向けのバイオ医薬品動画教材を2022年より公開しています。

現在、世界の医療用医薬品売上高の上位をバイオ医薬品が占めていますが、現在の薬学教育ではバイオ医薬品について系統立てて学ぶ機会が少なく、人材育成の必要性が指摘されています。
動画教材を活用されている鈴鹿医療科学大学の教授からのコメントを紹介します。

本学では、4年生および6年生の選択科目「薬剤設計学」において、バイオ医薬品(バイオシミラーを含む)を製剤設計の観点から講義しています。

講義では、貴協議会よりご提供いただいた教材のうち、バイオ医薬品の概要紹介として「1-バイオ医薬品の基礎知識_2025」を、バイオシミラーの詳細解説として「6-バイオシミラー_2025」および「8-バイオ医薬品を取り巻く話題_2025」を使用しました。

レポート課題としては、「バイオシミラーの特徴と普及に向けた課題について考察する」をテーマに設定し、学生にはバイオシミラーの特徴、普及に向けた課題、さらに薬剤師として果たすべき役割についてまとめてもらいました。

また、CBT(4年生)や国家試験(6年生)の対策としても有用と考え、「7-バイオ医薬品が用いられている疾患領域とその作用機序_2025」も視聴してもらいました。講義では扱わなかった領域の内容も含まれており、「新しい知識が得られた」との感想が学生から寄せられました。

   

鈴鹿医療科学大学(三重県)
教授 中山 浩伸さん

 

 

薬学生向けバイオ医薬品教材サンプル動画

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協議会公式Xアカウントを開設 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=28abd52130386542fd00020d くすりの適正使用協議会 Wed, 08 Oct 2025 15:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=28abd52130386542fd00020d

協議会では、今月から協議会の公式Xアカウントでの配信をスタートしました。
協議会情報をもっと広く、早くお届けすることを目指し、協議会活動や資材・教材公開などの最新情報をお知らせします。

フォローはXで「@kusuri_tekisei」を検索していただくか、または以下の二次元コードを読み取ることでも可能です。
みなさまのフォローや拡散を是非お待ちしています!

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北海道消費者協会の「消費生活リーダー養成講座」で講義 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f362581636265bf6e0000da くすりの適正使用協議会 Mon, 06 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=1f362581636265bf6e0000da

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいていただきたい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、一昨年、昨年に引き続き2025年8月に一般社団法人 北海道消費者協会が主催する「消費生活リーダー養成講座」の1コマにて、“大切な人を守るくすりの知識”というテーマで、元井委員(日本新薬)、難波委員(サノフィ)がオンライン講義を行いました。

  1. 体をどうやって守るか? 
  2. くすりと正しく付き合うために 
  3. くすりの主作用と副作用 
  4. 大切な人を守るくすりの知識

これらの4本立ての講義を、動画やクイズを交えた構成にし、聴講者に薬の正しい知識を楽しく知ってもらえるよう工夫をしました。Zoomを用いたオンライン講義でしたが、北海道消費者協会の方の協力のもと聴講者からクイズに回答いただき、双方向のコミュニケーションが取れたと感じています。また、薬の飲み合わせについて、実験動画を交えて視覚的に伝えました。
講演後のアンケートで、聴講者の方から寄せられた嬉しい感想の一部を紹介します。

  • 子育て世代の元井先生、難波先生の講義は大変参考になりました。子供に説明書を読ませてから飲むという当たり前のことを今までしていなかったことに気づくことができました。ありがとうございました。くすりのしおりも今後参考になります。
  • あまり薬のことを考えて使用していなかった。病院の薬は言われたとおり、OTCもなんとなく使用していた。

身近にありながら、ゆっくり立ち止まって考える機会の少ない薬のことを考えていただくよい機会となっていれば嬉しいです。
現在は、多くの情報が簡単に入手できる世の中となっています。そんな中でも、薬に関する正しい情報に辿り着いてほしい、知っていただきたいと活動しています。
引き続き、信頼していただける情報を提供できるよう、私たちも精一杯取り組んでまいります。

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老人保健施設でポリファーマシー啓発資材活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c8f8e18f613332ce0a000084 くすりの適正使用協議会 Fri, 03 Oct 2025 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c8f8e18f613332ce0a000084

老人保健施設でポリファーマシー啓発資材の「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されています。
「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」はホームページで無料公開しています。

富田浜老人保健施設「浜っ子老健」では、受付カウンターに「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のパンフレットを設置し、来所された方々へ広く周知しています。

当施設ではポリファーマシーの改善に積極的に取り組み、「かかりつけ医連携薬剤調整加算」の算定にも力を入れていますが、薬剤数の減少に対して入所者やご家族から不安や不満の声をいただくこともあります。
その際にパンフレットを用いて説明することで、なぜ薬を減らすことが必要なのかを理解していただきやすくなり、安心して治療を継続いただくための一助となっています。

富田浜病院(三重県)
富田浜老人保健施設 浜っこ老健

 

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