くすりの適正使用協議会 https://rad-ar.or.jp くすりの適正使用協議会は、誰もが健康な生活を実現するため、信頼できる情報をもとに判断し、行動できる社会を目指して活動をおこなっています。 Fri, 20 Dec 2024 10:00:00 +0900 ja hourly 1 読売新聞「教えて!ヨミドック」に掲載 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96b11384356265750a00024d くすりの適正使用協議会 Fri, 20 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96b11384356265750a00024d

くすり教育・啓発委員会副委員長の大道寺 香澄氏(エーザイ)の取材記事が、読売新聞オンラインの「教えて!ヨミドック」コーナーに、11月18日付で掲載されました。
「教えて!ヨミドック」は、病気や健康の疑問に、読売新聞の医療サイトのキャラクター、ヨミドックが答えるシリーズで、今回取材されたテーマは「余った処方薬 使用期限と処分の方法は?」です。

友人との薬のやりとりや、余った薬の使いまわし、捨て方、薬が余る原因などについて分かり易く解説しています。是非ご覧ください。

■余った処方薬 使用期限と処分の方法は?(読売新聞オンライン)

なお、同記事は2024年11月10日発行の読売新聞夕刊にも掲載されました。

記事の全文を読む

]]>
宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2024配布中-5 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=99dedd21313764bc240002c8 くすりの適正使用協議会 Wed, 18 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=99dedd21313764bc240002c8

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院からのコメントを紹介します。

国立病院機構西新潟中央病院の薬剤部では、窓口に「お薬手帳」を配置しています。

また、今年行われた病院祭でもお薬手帳を配布いたしました。

このお薬手帳はカラフルで見やすく、またQRコードからくすりの情報や正しい使い方などが簡単に見られ、患者さんからの評判も良いです。

国立病院機構西新潟中央病院(新潟県)
薬剤部長 平岡 潤也さん

     

記事の全文を読む

]]>
RAD-AR NEWS 2024年12月号 発行! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0092dcc9653135e123000167 くすりの適正使用協議会 Mon, 16 Dec 2024 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0092dcc9653135e123000167


協議会の広報誌である「RAD-AR News(レーダーニュース)」<2024年12月号/No.133>を公開しました。

今回のシリーズ「俵木理事長がトップに聞く!」は、小野薬品工業株式会社の滝野社長との対談です。小野薬品工業では、小学生や高校生を対象とした出張授業を行っているほか、副作用管理支援アプリ「ふくサポ®」で適正使用を推進しています。対談では、くすり教育の重要性や患者さんが望む情報発信について意見交換が行われました。

今号の構成は以下の通りです。ぜひご覧ください!

 

目次

  • 俵木理事長がトップに聞く!Vol.24
      小野薬品工業株式会社 代表取締役社長COO 滝野 十一
  • 続 信頼できる医薬品情報の発信に向けて Vol.2
      日本医学ジャーナリスト協会 会長 浅井 文和
  • 特集 マンガでわかるバイオ医薬品~がん治療薬編~を活用した患者指導
      国立がん研究センター東病院 薬剤部 薬務主任 岩本 義弘
  • 患者さんと医療者のいい関係
      患医ねっと 代表 鈴木 信行
  • Special Interview
      日本薬剤師会 常務理事 富永 孝治
  • 第9回 定時総会・講演会を開催
  • くすりの適正使用協議会 会員・代表者一覧
  • 推しモノがたり

記事の全文を読む

]]>
薬剤疫学ワークショップ2024開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6aff644c3466648fb30003db くすりの適正使用協議会 Mon, 16 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6aff644c3466648fb30003db

薬剤疫学委員会では、過去6年にわたって開催している「製造販売後データベース調査立案のワークショップ」を、11月12日(火)9:30~17:30、明治薬科大学 公衆衛生・疫学研究室教授 赤沢 学氏の指導のもと開催しました。
今年は、初めて東京会場と大阪会場2拠点で現地対面にてグループ討議を実施し、全体討議では東京・大阪をウェブで接続しました。

 

協議会会員会社11社からの参加者21名に加えて、昨年に続きPMDAから4名、明治薬科大学から2名、計27名の参加があり、東京4グループ、大阪2グループの全体6グループで開催しました。各グループには、薬剤疫学委員会に所属している委員がファシリテーターとして参加しました。

受講者には、薬剤のクリニカルクエスチョン(CQ)を事前に提示して、当日、グループ単位で、CQからリサーチクエスチョン(RQ)を立てて、PICOT(P:Patient(対象患者)、I / E:Intervention / Exposure(暴露 / 投与)、C:Comparison(比較対象)、O:Outcome(アウトカム)、T:Timing(調査の対象期間))について検討し、さらに、使用するデータベースを選定して研究デザインの立案までを実施しました。最後にチームごとに検討結果を発表し、ディスカッションを行いました。

受講者に提示したCQ

【高尿酸血症治療薬】
高尿酸血症治療薬を投与する際に、心血管リスクの発現が、使用歴が長く安全とされている既存の同効薬剤と差があるか?

【SGLT2阻害薬】
SGLT2Iは、従来の血糖降下薬と同様の血糖降下作用を有しながら、CVDのリスクを軽減する薬剤であると考えられているが,メトホルミンを使用しない場合のCVリスク低下に対する効果は確立されていない。SGLT2Iはどの程度CVDのリスクを低減するか。

赤沢教授には、各グループからの発表での講評に加え、特別講義もお願いしました。
最後に、最近の話題として、疫学研究におけるDAG(Directed Acyclic Graph)の活用、研究デザインを可視化し再現性を高めるフレームワークとしてのデザインダイアグラム、Casual Estimandsなど、最新の話題も紹介されました。

終了後、参加した受講者からは成果が得られたとする感想が多く寄せられました。

  • 本日は参加させていただきありがとうございました。医療情報データベースを用いた研究の立案について、実践的なワークショップであり、とても深い学びを得ることができました。交絡や共変量について議論した後、実際の統計解析手法について私の理解が浅く、深い議論に参加できませんでしたので、今後の問題点として認識することができました。
  • 新入社員として入社半年という薬剤疫学・DB調査に関する知識が浅い段階でグループワークに参加させていただき、実際にPICOT・使用するDB等の設定を行う体験をできたことは良い機会であったと感じています。また、グループワークでの成果物へのフィードバックでいただいたご意見は今後、DB調査で注意していかいないといけないところだと感じているので、そのような部分を業務に活かしていきたいと考えました。
  • 研究計画の立て方を実際に知ることができ、とても勉強になりました。今回学んだ手法や考え方を元に、現在の研究が適切であるかを検討したいと思います。
  • 現地参加型のワークショップで非常に良かった。また、各社でDB研究関連で同じ点で困っていることがわかり、意見交換の場となった。

記事の全文を読む

]]>
くすり教育出前研修-小田原・足柄下地区中学校教育研究会・養護部会 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cc107b38323431869e00002c くすりの適正使用協議会 Fri, 13 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cc107b38323431869e00002c

くすり教育・啓発委員会は、11月1日、神奈川県の小田原足柄下地区中学校教育研究会養護部会からの依頼で出前研修を行いました。
小田原市、足柄下郡の中学校養護教諭からなる養護部会で年1回開催される研修会の中でくすり教育に関することを組み込みたいとの意向から依頼があり、養護教諭16名が参加しました。

講師は豊園委員長(興和)が務め、まずアイスブレイクとしてドミノクイズに参加してもらい、薬の基礎知識を講義し、くすり教育について事例を含めて解説しました。
後半は参加者にペタペタ実験、ジュース実験を体験してもらいながら、くすり教育のプレ授業などをおこないました。

                  

研修を依頼された先生からは、非常にわかりやすい内容で、会員からも大変良かったと多数の意見があったとのコメントを頂きました。

今回の研修により、くすり教育の推進に少しでも役立つことを願っています。

 

記事の全文を読む

]]>
福岡市薬剤師会 学校薬剤師研修会で講演 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96d3c957356364495900034d くすりの適正使用協議会 Mon, 09 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96d3c957356364495900034d

くすり教育・啓発委員会の西野 潤一副委員長が、10月31日に福岡県福岡市で開催された福岡市薬剤師会 学校薬剤師研修会において「くすり教育の実例と適正使用協議会冊子の活用について」と題して講演を行いました。

福岡市の学校薬剤師約100名が聴講され、くすり教育の実態、学校薬剤師としての取り組み事例(2つの地域の取組みを紹介)、当協議会で提供している小中高生向け教材について紹介しました。社会的問題となっているオーバードーズの低年齢化を抑止する上でも、小学校でのくすりの適正使用教育の必要と述べ、2023年に作成・公開した、新しい小学生向けショート動画も会場で放映されました。

引き続き、学校薬剤師、養護教諭、学校教育関係者、更には文部科学省や地方自治体とも連携し、子供たちへのくすり教育の普及に取り組んでまいります。

セミナーや研修会にて、協議会による小学生向けショート動画の紹介を希望される団体は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。日程や開催形式等をお伺いしたうえで、対応可能な場合はご協力させていただきます。

記事の全文を読む

]]>
薬と健康の週間に「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0cea5580376436b9d00000db くすりの適正使用協議会 Fri, 06 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=0cea5580376436b9d00000db

10月の「薬と健康の週間」に合わせ、薬局でのポリファーマシーの啓発で「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が活用されました。

毎年テーマを決めて患者さんに情報発信している「薬と健康の週間」で、今年はポリファーマシーを知っていただくため「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のリーフレットを活用させていただきました。
来局された患者さんに、お薬をお渡しするときに説明しながらお渡ししました。

「薬の種類が多いこと」=「悪いこと」ではなく、必要な薬は用法を守って服用することが大切であり、不調を感じているようであればご相談していただきたいとお話ししました。
若い方には、ご家族にお伝えいただくようお願いしました。

リーフレットはとても分かりやすく、好評でした。

(一社)ヒューメディカ
梶山みついけ薬局(神奈川県)
薬剤師 高橋 葉月さん

記事の全文を読む

]]>
介護と服薬あるあるクイズ掲載【粉砕】 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cb04bfe462636602d70001f8 くすりの適正使用協議会 Thu, 05 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cb04bfe462636602d70001f8

くすり教育・啓発委員会 服薬ケア・コミュニケーション分科会では、薬に関する介護現場での困りごとと、それに対する解説やアドバイスを紹介した介護と服薬あるあるマンガシリーズを作成し、ホームページで公開しています。
さらに、学んだ内容を振り返ることができるよう、「ミニクイズ」を随時掲載しています。

今回掲載した「【粉砕】飲み込めないんじゃ」のミニクイズでは、飲みにくいからと錠剤をつぶしたり、割ったりしている利用者さんにどう対応するかなど、日常生活でよくあるシチュエーションをもとにクイズを作成しています。
クイズの回答には解説もついていますので、知識の整理も兼ねてミニクイズに挑戦してみませんか?

 

介護と服薬あるあるマンガより
【粉砕】飲み込めないんじゃ

記事の全文を読む

]]>
第34回日本医療薬学会年会ブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=04b0fc5b30313872f5000216 くすりの適正使用協議会 Mon, 02 Dec 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=04b0fc5b30313872f5000216

第34回日本医療薬学会年会が2024年11月2日-4日、幕張メッセ国際展示場他と、LIVE配信、オンデマンド配信のハイブリッド方式で開催されました(参加人数:約10,000名)。

協議会では、くすりのしおりコンコーダンス委員会と先進医療製品適正使用推進委員会が合同で、幕張メッセ国際展示場ホールにて、ブース出展を行いました。

くすりのしおりコンコーダンス委員会はブースで「くすりのしおり活用リーフレット」「ミルシルサイト医療関係者向けリーフレット」「くすりのしおりを見てみましょうポスター」を配布し、「外国人患者対応のための英語コミュニケーションマニュアル」の説明を行いました。
また、くすりのしおりに関する「Yes・No」アンケートを実施しました。

くすりのしおりと、くすりのしおりに紐づく患者さん向け情報について、今後もPRしていきます。

国立国際医療研究センター 松井 礼子さん
(ご出演の日本薬剤師研修センターeラーニングコンテンツの記事はこちら

 

Q:英語版くすりのしおりは患者さんの役に立つ?    

  YES         95名

  NO         0名

  どちらとも言えない  1名

Q:くすりのしおりに患者さん向け資材が紐づいていることを知っている?  

      YES          2名

      NO        70名

 

先進医療製品適正使用推進委員会は、患者向けバイオ医薬品資材の紹介をしました。

バイオ医薬品ってどんなもの?
これだけは知っておきたいバイオ医薬品
マンガでわかるバイオ医薬品シリーズ

資材監修者:杏林大学医学部付属病院 若林 進さん(中央)

展示ブースでは、93名の薬剤師の方からバイオ資材に関するご意見を直接伺うことができました。
頂いたご意見を参考に、引き続き、バイオ医薬品の適正使用推進のために活動していきます。
また、大学教諭の方には、協議会で作成している学生向けのバイオ教材の案内をしました。

 

 

 

記事の全文を読む

]]>
第18回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=975679f9343436eb300000d4 くすりの適正使用協議会 Fri, 29 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=975679f9343436eb300000d4

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。

10月16日に開催した第18回座談会のテーマは、「高校における薬物乱用防止教室」。高校の学習指導要領では小・中学生と比較しくすり教育の範囲も広がってくる中、実際どのようなことに重点を置くべきなのか、高校生を対象とする場合の工夫など、皆さんの意見を伺いました。

座談会の冒頭、当協議会から以下の2点について、座談会出席者への情報提供をしました。

  • 10月1日にリリースされたオーバードーズ(医薬品の過剰摂取、以下、ODという)対処法啓発資材の概要について紹介。

    • 松本俊彦先生(国立精神・神経医療研究センター)及び厚生労働省の監修を受けた資材
    • マンガによるODの説明とODへの対処のポイントを立場(当事者、友達、保護者、先生)ごとに簡潔にまとめたもの
    • 無料でダウンロード可能で、薬物乱用(以下薬乱)防止教室での配布物としても利用可能
  • 10月1日に、警視庁等4団体で薬物乱用防止に向けた覚書を締結した件について紹介

    • 2024年10月1日、警視庁、東京都薬剤師会、日本薬剤師会及びくすりの適正協議会の4団体で、「児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書」を締結し、締結式を実施
    • ODが大きな社会問題となっていることに対し、関係団体が連携して子どもたちへの薬物乱用防止活動を効果的に推進することを目的として活動を行っていこうとするもの
    • 今後、東京都内の小学校、中学校及び高等学校等を対象に、警視庁と学校薬剤師が「~正しい知識で自分を守る~TOKYO薬物乱用防止教室」を共同実施するほか、薬局やドラッグストアなどの店舗での薬物乱用防止の取り組みを進めていくこととしている

以下、座談会にて伺った意見です。

  • 11月に高校生を対象に薬乱防止教室を実施予定。内容は薬乱とはどういうことか、覚せい剤など違法薬物について、ODを考えている。ODという言葉は中学生の段階からみんな知っているので詳しい説明はしない。
  • ODのリアルな現場を知らない。ウット(精神の興奮や神経衰弱などの鎮静を目的とした薬)という薬剤もODに使われているようだ。若い子たちは隠語を使ってやり取りをしているようだ。(レスタミン→レタス)
  • ODについては、詳しいお子さんの層とそうでない層は激しいように感じる。2つの層に分かれている中で、どのよう指導していくかは課題の1つでもあり、大変難しい問題である。
  • どこが大事なのか示してあげることが大事。つまらない話だと寝てしまうので、一方的に話すより問いかけるとよい。先生とは事前に話を詰めておく方がよい。
  • 古いデータだが、高校生対象のアンケートによると、60人に1人くらいはODをしたことがあるというデータあり。地域などによっても違うと思うが、授業をしている中に1人くらいはODをしている子がいると思って話す方がよい。
  • 11月に中学校3年生が会社に来て薬の話をする予定。前半はRAD-ARの資料を用いて適正使用の話、後半ODの話をする予定。今回グループワークを取り入れる予定、OTCをODする人を見かけたらどうする?という話をしてみようと思う。先生に聞いたらODをしている生徒が学年に2名いるようだが、今回はその子達は参加しない。先生に相談し、グループワークの人選もやってくれた。
  • 高校生を対象に10年くらいやっているが、事前アンケートを取れる時は取っている。また、事後アンケートで出てきた話題を翌年に盛り込むようにしている。
  • ODをしている子は、他の人に迷惑かけないからいいだろうと考えている。リストカットしているお子さんも同じこと話すので、ODをしている子もリストカットをしている子もほぼ似たような感覚を持っているのではないか。
  • 警察官の補導は注意と助言をするのが目的で、ペナルティとは異なる。大人の目線で、 ODで体を壊してしまう、犯罪に加担することになる、ODから違法な薬物に入ってしまう恐れがある、などの指導をしている。
  • RAD-ARのODに関するページを活用してほしい。先生や保護者の関わり方が書いてあるので、先生や保護者の方にもっと意識を持ってもらう部分をプラスするとよいのではないか。
  • 大麻など違法薬物を持っていたら子供でも逮捕されるが、OTCは適法の範囲なので、捕まらない。まずは困ったら相談。相談しないと始まらない。
  • 高校を進学校、中位の高校、下位の高校の3ランクに分けて、内容を大きく変えて話すのがよいのではないか。
  • 小中学生はレスポンスあるが、高校生はしらけることがあり、問いかけてもシャワー形式になってしまう。その対策として、OD関連のティッシュやRAD-ARのパンフレットをお土産として渡し、家に帰って保護者と話してみてと提案している。
  • 子供たちにどういう時の薬を使うか、どうして薬乱はよくないのかと問いかけをすると話が頭に入ってきたりする。医薬品と禁止薬物は分けて話をする。新聞記事などの実例をあげる、警察から提供を受けたものを活用するなど、リアリティを持った話をしている。
  • 中学生くらいになると自分の意見として発言するのが難しい時があるので、悩んでいる人がいたら、なんて声かける?と問いかけ、ワークシートで、後で提出してもらったりしている。高校生だと、スマホを持っていると思うので、質疑応答のアプリを活用することができるかも。

上記のとおり、実際の薬乱教室の中で活用できそうな事例が参加者の中で共有されました。

第19回テーマは「薬物乱用防止教室の多職種連携」

第19回テーマは「薬物乱用防止教室の多職種連携」です。

2024年12月10日(火) 20時開催予定!

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたら参加可能です。ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

この座談会で取り上げてほしいテーマ、悩み事などがございましたらお寄せください。検討させていただきます。

記事の全文を読む

]]>
薬剤疫学会でデータベース研究成果を発表 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d5a55b9966383430d5000387 くすりの適正使用協議会 Wed, 27 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=d5a55b9966383430d5000387

第16回国際薬剤疫学会アジア会議および第29回日本薬剤疫学会学術総会が、2024年10月12日(土)~14日(月)に東京大学本郷キャンパスで開催されました。

協議会から、薬剤疫学委員会のデータベース研究の実践活動から得られた研究成果について、口頭発表を1件、ポスター発表を1件行いました。
いずれも、活発な質疑応答が行われました。
薬剤疫学委員会では引き続き、実践的なデータベース研究を進めて行きます。

 

 

記事の全文を読む

]]>
DIA日本年会2024で妊婦PVのセッション開催 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cb8cd267613938386f000208 くすりの適正使用協議会 Mon, 25 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cb8cd267613938386f000208

東京ビッグサイトで開催された第21回DIA日本年会2024において、10月29日(火)に、当協議会の俵木理事長が座長を務め、妊産婦情報の収集・利活用についてのセッションを開催しました。

 

村島先生から国立成育医療研究センター妊娠と薬情報センターの妊婦情報の収集事業や研究事業について紹介されたあと、松田氏から、同センターとの共同研究により、同センターの妊婦相談症例データベースについて、必要な情報が一定以上収集されていること、出産児情報の追跡率が高いこと(80%)、実際の妊婦の医薬品曝露に関する実態把握に有用であることが報告されました。

続いて、宮崎氏から、欧米における妊婦情報収集に関するガイドラインが紹介されるとともに、特に日本では妊婦禁忌となっている医薬品が欧米に比べて多く、個々の製薬企業による情報収集には限界があること、リアルワールドデータの活用も含め情報収集方法の検討が必要であることが指摘されました。
最後に、岩井氏から、厚生労働省が進めている「妊婦・授乳婦を対象とした薬の適正使用推進事業」について紹介があり、これまでに妊婦禁忌の医薬品について妊婦を禁忌対象から削除した事例(いわゆる「禁忌外し」)が報告されました。

妊婦や胎児への医薬品の影響については、臨床試験の段階では情報が得られないため、市販後の情報収集が重要です。
ディスカッションにおいては、製薬企業における情報収集は処方医と分娩を担当する産科医とが異なるなどの理由から現実的に困難な実態にあること、情報収集の難しさは欧米においても同様であり、模索が続けられていること、妊娠と薬情報センターのデータベースの活用が有用であるが課題もあることが共有されました。

この問題の主なステークホルダーである医療関係者、製薬企業、行政は、妊婦が適切な薬物療法を受けられるように妊婦情報を収集したいという同じ方向を向いていることが改めて確認され、引き続き議論を進めて行くべきことが確認されました。

 

記事の全文を読む

]]>
NPO地域共生ネット全国大会で「介護と服薬あるあるクイズ」紹介 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cc201ba7303262b5990000ea くすりの適正使用協議会 Fri, 22 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cc201ba7303262b5990000ea

くすり教育・啓発委員会 服薬ケア・コミュニケーション分科会は、昨年の第2回大会に続き、11月3日・4日に福岡県の中村学園大学で開催された「NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク第3回全国の集い in 福岡 2024」に参加しました。

実践交流会の「人材育成・教育・啓発」のカテゴリー枠で「介護職を対象とした高齢者の服薬に関する啓発活動について(その2)~ミニクイズ追加~」と題し、分科会で作成、協議会ホームページで公開している「介護と服薬あるあるマンガ」やミニクイズ、地域活動等でのあるあるマンガの活用事例を紹介しました。
アドバイザーである株式会社友愛メディカルの薬剤師 玉井 典子氏と、生活介護サービス株式会社の介護福祉士 山岸 大輔氏を共同演者に迎え、分科会の常山委員(興和)が演者を務めました。

「介護と服薬あるあるマンガ」では、介護現場での服薬に関する実例や、薬剤師からのアドバイスを紹介しており、ミニクイズも含めて引き続き介護職の方を対象としたくすりの適正使用に関するコミュニケーションを図っていきたいとのメッセージを伝えました。

今後も活動を推進していきたいと思います。

 

記事の全文を読む

]]>
令和6年度学校環境衛生・薬事衛生研究協議会にブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fd6f46da6335323f500000f4 くすりの適正使用協議会 Mon, 18 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fd6f46da6335323f500000f4

くすり教育・啓発委員会は、10月24日・25日に富山で開催された、令和6年度学校環境衛生・薬事衛生研究協議会でブース出展しました。
同協議会には学校薬剤師、養護教諭をはじめとする先生方が会場参加されました。

講演の中では、昨今のオーバードーズの問題を受け、小さい頃からくすり教育をおこない、薬の適正使用を身に付けることが必要であると、何度となく説明されていました。また積極的にくすり教育に取り組まれている先生の実践例も拝聴できました。

ブースには、これからくすり教育を実施する予定だという先生方が訪れていて、10月に公開されたオーバードーズ対処法啓発資材や、くすり教育のための小学生向けショート動画などを紹介しました。

記事の全文を読む

]]>
高知県立大学で出前研修および教職実践演習を実施 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6bb80e0f33623052b30000b7 くすりの適正使用協議会 Fri, 15 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=6bb80e0f33623052b30000b7

くすり教育・啓発委員会は、将来、養護教諭を目指している学生にくすり教育に関する出前研修を行なっています。
昨年に続き、今年度も高知県立大学看護学部の4回生8名を対象に、5月30日に出前研修を実施しました。

研修の前半は常山委員(興和)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景、医薬品の分類や学習指導要領を解説し、後半は元井委員(日本新薬)から、実験を交えながら薬を飲む時の注意点を紹介しました。
その後、2名ずつに分かれて「自然治癒力に関する部分」と「くすりの主作用と副作用について」のテーマでグループディスカッションを行い、最後に各グループにテーマの内容で模擬授業を行ってもらいました。

研修終了後のアンケートでは、ほぼ全員から「実験があって理解が深まった」との感想が寄せられ、参加型・体験型学習にて納得することの大切さを、学生だけでなく講師も改めて実感しました。

学生たちは、その後6月に小学校や中学校にて約3週間の教育実習を行い、10月9日に振り返りの教職実践演習が行われました。
くすり教育・啓発委員会メンバーもWEB参加し、5月の出前研修の振り返りと実習先での体験等について、学生とディスカッションを行いました。

5月の研修以降、協議会のHPにアクセスしたり、実習期間中に薬に関する困りごとを体験した学生はいなかったものの、研修を依頼された先生からは「学生の頭には残っているので、今後色々な形で資材を活用できると思う」とのコメントをいただきました。

くすり教育に関する出前研修の講師メンバーは、アンケート内容の確認や当日の振り返りを行い、養護教諭を目指す学生向け研修の向上に取り組んでいます。

記事の全文を読む

]]>
宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2024配布中-4 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f664bfa2333939b9dd0002b4 くすりの適正使用協議会 Mon, 11 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=f664bfa2333939b9dd0002b4

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている薬局さんからのコメントを紹介します。

上町薬局は妙高市役所に隣接した、地域密着型の薬局です。

協議会のお薬手帳は、表紙の絵がかわいくて、中もカラフルで見やすくなっています。
薬を正しく使用するための知識がQRコードで検索できるようになっているので、若い患者さんにも興味をもっていただけると思います。

これからも、患者さんに正しい情報をお伝えしていきたいと思います。

妙高ファーマシイ上町薬局(新潟県)
薬剤師 山崎 元さん

     

記事の全文を読む

]]>
おくすり相談会で「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cad7431f3563660f250000d9 くすりの適正使用協議会 Fri, 08 Nov 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cad7431f3563660f250000d9

ポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」のリーフレットが、国立長寿医療研究センター主催で開催されたおくすり相談会で活用されました。

2024年10月6日、愛知県大府市の石ヶ瀬会館にて「薬と健康について学ぼう―簡易健康測定とおくすり相談会―」が開催されました。
このイベントは、国立長寿医療研究センターの主催で、大府市および、大府市薬剤師会、スギ薬局の協力のもと実施されました。
目的は、地域の高齢者やその介護者に向けて、ポリファーマシーのリスクや薬に関する基本的な知識を広め、健康管理の意識向上を図ることです。

今回のイベントでは、フレイルチェックや血圧測定、体組成測定、塩分味覚チェックなどの簡易健康測定をはじめ、くすりの副作用チェックと薬に関する個別の相談が行われました。
特に、会場では、「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」の冊子を参加者に配布、また、会場で動画を流してポリファーマシーに関する説明と理解を促す試みを行いました。

以下の主な相談内容に専門家が個別に対応し、健康管理に役立つアドバイスを提供しました。

  • 薬の副作用への不安
  • 長期服用している薬が自分に合っているかどうか
  • サプリメントの併用について
  • 薬を減らしたいという希望

参加者全員が「満足」または「かなり満足」とアンケートに回答し、「薬の不安が解消された」「相談を通してさまざまな疑問を解決できた」などの感想が寄せられました。
また、ポリファーマシーに関しては、言葉自体を「全く知らない」と答えた方が大多数であり、今後さらに広く認知を促進する必要があると感じました。参加者からは、「今回のようなイベントを継続して開催してほしい」との声が多数寄せられました。
今後も、このようなおくすり相談会を定期的に実施し、より多くの地域住民に健康情報を提供し続けることが期待されます。

国立長寿医療研究センター
薬剤部/長寿医療研修部 
高齢者薬学教育研修室長 溝神 文博さん

       

 

 

記事の全文を読む

]]>
城西国際大学薬学部での薬学生向けバイオ医薬品教材活用レポート https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96a73c7c386632ea9500024d くすりの適正使用協議会 Tue, 05 Nov 2024 12:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=96a73c7c386632ea9500024d

先進医療製品適正使用推進委員会は、薬学部の学生向けのバイオ医薬品動画教材を2022年に作成しました。

現在、世界の医療用医薬品売上高の上位をバイオ医薬品が占めていますが、現在の薬学教育では、バイオ医薬品について系統立てて学ぶ機会が少なく、人材育成の必要性が指摘されています。
動画教材を活用している城西国際大学の懸川友人学部長からのコメントをご紹介します。

城西国際大学薬学部では、大学4年生の2024年度F1(秋期1学期)「先端医療論」に協議会作成の動画を使用しました。

「1. バイオ医薬品の基礎知識」
「2. バイオ医薬品の開発」
「3. バイオ医薬品の製造」
「4. 医療現場での留意事項と有害反応」
「5. 抗体医薬品」
「6. バイオシミラー」
「7. バイオ医薬品が用いられている疾患領域とその作用機序」
「8. バイオ医薬品を取り巻く話題」

のすべてを対応する回で利用しました。

コンテンツは最新の情報をわかりやすく系統立てて説明されおり、各回学生は真剣に視聴していたので、理解も深まったのではないかと感じました。
これからもバイオ医薬品教材を活用していきます。

城西国際大学
薬学部学部長 懸川 友人さん

      

先進医療製品適正使用推進委員会では、最新の情報を教育現場にお届けするため、本教材を定期的に改訂していきます。
本教材が多くの薬学部で活用され、バイオ医薬品の人材育成につながることを願っています。

薬学生向けバイオ医薬品教材サンプル動画

 

記事の全文を読む

]]>
国際医療福祉大学で養護教諭のたまごにくすり教育出前研修 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=9a07e6ee3536390fd30003c9 くすりの適正使用協議会 Fri, 01 Nov 2024 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=9a07e6ee3536390fd30003c9

くすり教育・啓発委員会は10月10日、将来養護教諭を目指している国際医療福祉大学 小田原保健医療学部の4年生34名を対象に、くすり教育に関する出前研修を実施しました。
今回は、4年生の教育実習終了後の後付け指導の一環として行われました。

前半は難波委員(サノフィ)から、協議会の活動内容、くすり教育の背景、医薬品の分類や学習指導要領を解説。
後半は元井委員(日本新薬)より、薬を飲む時の注意点を実験も交えながら紹介し、その後、3,4人のグループに分かれて「自然治癒力に関する部分」と「くすりの主作用と副作用について」をテーマとしてグループディスカッションを行い、最後に模擬授業を想定して、各グループに発表を行ってもらいました。

実施後のアンケートでは、「授業をやってみようという所では、参加型の授業のため理解が深まり、どう教えたらいいのかと考える力を養うことができた」、「薬の実験や、実際の薬の形状や効果の仕組みなどを実験や模型を活用することで、目に見えて分かりやすかった」、「グループワークをすることで自分以外の意見も取り入れることができた」などの回答があり、参加型・体験型学習や視覚化することの大切さを改めて理解してもらいました。

研修を依頼された先生は、「そうだよね」といった共感、具体的な事例紹介やミニ問題を取り入れて理解度を確かめるといった、生徒と対話をしながら理解を深める授業の大切さを述べられました。

くすり教育に関する出前研修の講師メンバーはアンケート内容の確認や当日の振り返りを行い、養護教諭を目指す学生向け研修の向上に取り組んでいます。

 

記事の全文を読む

]]>
地域活動のイベントで「介護と服薬あるあるマンガ」活用 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cac65f9234393027f8000152 くすりの適正使用協議会 Mon, 28 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=cac65f9234393027f8000152

「介護と服薬あるあるマンガ」は、介護現場での服薬に関してもあるあるな出来事や、気づきをマンガで事例を挙げてわかりやすく解説しています。

地域活動のイベントで活用された事例をご紹介します。

9/14(土)、ショッピングモールのイベントスペースで地域包括支援センターの方々と共同で認知症普及活動を実施しました。
「介護と服薬あるあるマンガ」を印刷してラミネート加工したものを掲示し、「こういったことはないですか?」と興味がある方に声掛けを行いました。
特に、「【訪問薬剤師】薬のことなら任せて」、「【粉砕】飲み込めないんじゃ」のマンガは見てくれる方も多く、そこから相談につながる事例もありました。

イベントの概要としては他にも「血圧などの測定」「エコバッグ作り」「認知症相談会」「経口補水液作り」などを行い、お子さんから高齢者の方まで参加者は100名を超え大盛況でした。

イオン薬局福井開発店(福井県)
白戸 将道さん

 

記事の全文を読む

]]>
第2回オーバードーズに関するミニアンケート調査結果 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c36545e2616463861f0001fd くすりの適正使用協議会 Fri, 25 Oct 2024 12:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c36545e2616463861f0001fd

10月1日、協議会事務局では、オーバードーズを繰り返してしまう本人とその周囲の方を対象に、専門家へ繋がることを促すための対処法啓発資材を公開しました。

これに先立ち、協議会では、2023年5月に、オーバードーズ(OD)に関するメールマガジン会員対象のミニアンケートを行っています。今回は2024年9月に、第2回目となる調査を行いましたので、結果の概要をご紹介します。

今回は前回より100名以上多い244名の方にご回答いただきました。このテーマへの関心が高まっていることが感じられます。回答者は9割以上が薬剤師であり、養護教諭が1割弱でした。

前回:2023年5月実施 回答数139
今回:2024年9月実施 回答数244

●ODの背景や現状に対する理解は前回より17ポイントUP
大きく変化があったのは、「問題の背景、現状ともに理解している」割合でした。昨年からメディアでの報道が増えたことも影響がありそうです。

Q.青少年に一般用医薬品(市販のかぜ薬など)の過量服用(OD)が広がっている現状をご存知ですか。

●児童・生徒や関係者からの相談などは微増
事例を見聞きしたり、相談を受けた方は24.2%と、3ポイントUPにとどまりました。具体的な内容について確認したところ、学校での薬物乱用、特に風邪薬等の市販薬をODした事例の報告や相談が一定数みられました。相談したのは児童・生徒自身や保護者、教職員で、健康被害や家族関係の悩みについての相談も見られました。市販薬以外でも、カフェイン含有食品や処方薬に関する回答があり、救急搬送や精神科受診が必要となった事例も含まれていました。

Q. 青少年の一般用医薬品(市販薬)の過量服用について、児童・生徒、保護者、地域住民、関係者らから事例を見聞きしたり、相談を受けたことはありますか?

●回答者の関わる4割以上の学校で、ODに対する取り組み
前回と比べ7ポイントUPの、44.3%の学校にて、ODに対する何らかの取り組みが行われるようになっていました。具体的には、前回同様多かったのが、学校薬剤師による薬物乱用防止教室などの中で取り上げているとの声でした。

扱う内容は、決められた用法・用量を守り勝手に飲まないこと、一般用医薬品(市販薬)でもルールを守らなければ乱用であること、血中濃度との関係、辛いことがあったら先生や信頼できる大人に相談することなど。

また、くすり教育の授業や学校保健委員会、全体向け・個別の保健指導や、掲示物・保健だよりで取り上げているとの回答も見られました。ほか、保護者や学校教諭向けの講習を依頼された薬剤師は、相談機関の連絡先や保護者が気を付けたい子どもの変化などについても伝えていました。中には、学校の対策として、子どもに貸与している端末からダイレクトで相談できる仕組みを構築している学校もあるようです。

なお、回答者は当協議会のメールマガジンの会員であり、くすり教育に関心や熱意をお持ちの方々が多いことには留意が必要です。

●協議会には、啓発資材や教材、データが求められている
自由回答で協議会に望むことについても前回同様お聞きしたところ、啓発資材や教材の需要が高く、SNSや漫画など、子どもたちが理解しやすいメディアを活用してほしいとの要望が寄せられました。またODの具体的な事例やデータ、対処法についても求められていました。

協議会はODの対処法に関する啓発資材を公開したところであり、ODに陥ってしまっている事例や相談があった場合には、ぜひとも活用いただきたいと考えています。

また、一般用医薬品(市販薬)の販売制度の見直しなどについてもコメントがあり、社会全体での対策が必要とされていることが改めて示唆されました。

記事の全文を読む

]]>
第57回日本薬剤師会学術大会 ブース出展とポスター発表 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fb2dc3a035386166d90002ab くすりの適正使用協議会 Mon, 21 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=fb2dc3a035386166d90002ab

2024年9月22、23日の2日間、第57回日本薬剤師会学術大会が、埼玉県さいたま市の3つの会場とオンラインのハイブリッド方式にて開催されました。

協議会は、くすり教育・啓発委員会、くすりのしおりコンコーダンス委員会、先進医療製品適正使用推進委員会の3委員会合同で、さいたまスーパーアリーナの展示会場でブース出展を行いました。

ブースでは、協議会事業の紹介資材や各委員会が作成している啓発資材である「くすり教育用小学生向けショート動画」「介護と服薬あるあるマンガ」などを紹介するチラシ、「くすりのしおり活用法パンフレット(薬剤師向け・介護者向け)」、「ミルシルサイト紹介パンフレット」、「バイオ医薬品の紹介チラシ、これだけは知っておきたいバイオ医薬品(冊子)」、「ポリファーマシー啓発冊子(あなたのくすりいくつ飲んでいますか?)」、「オーバードーズ啓発資材予告チラシ」、「オリジナルお薬手帳」などを配布、説明をしました。

       

 

また、さいたまスーパーアリーナのポスター会場では、東京薬科大学とくすりのしおりコンコーダンス委員会共同で薬局薬剤師における患者フォローアップの実態調査についてポスター発表を行い、活発な質疑応答、討論が行われました。

発表内容は、9月25日付薬事日報の1面でも取り上げられています。

【東薬大 増井氏ら】半数が患者フォロー未実施‐かかりつけ獲得成功例も

 

記事の全文を読む

]]>
血液がんフォーラムにオンラインブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2882fdc53535336f1c0002c9 くすりの適正使用協議会 Fri, 18 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=2882fdc53535336f1c0002c9

先進医療製品適正使用推進委員会は、がん患者さんやご家族のための日本最大級の血液がんフォーラムにオンラインブース出展いたします。
フォーラムは11月30日(土)・12月1日(日)にオンラインで開催予定です。

血液がんフォーラムは、血液がんの患者・家族に限らず、ドナーやボランティアを含む一般市民、医療従事者が血液がんを知り、学び、集う場所づくりを目指して開催されます。
オンラインブース「あつまれ!血液がんの仲間たち」では、全国で開催している患者会の情報、血液がん治療を支える医療機関や関係機関の情報、患者さん向けの情報を発信している企業の情報を集約しています。

くすりの適正使用協議会のオンラインブース

 

 

8月24日(土)・25日(日)には、国立がん研究センター築地キャンパス研究棟で開催された、ジャパンキャンサーフォーラムにもオンラインブースを出展しました。
オンラインブースは、フォーラム終了後も1年間公開されています。

記事の全文を読む

]]>
【インターネットインフィニティー×くすりの適正使用協議会】 医療介護連携の要であるケアマネジャーが 医薬品情報を理解して適切なケアにつなげるための支援が求められる https://rad-ar.or.jp/release/post?id=f8ea122b39346316f600008c くすりの適正使用協議会 Wed, 16 Oct 2024 11:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=f8ea122b39346316f600008c

2025年を目途に全国で地域包括ケアシステムの構築が進められています。高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるようにするためには、医療と介護の連携をスムーズに行い、適正な医薬品の使用を促すことも重要なポイントとなります。

そこで、一般の方にも理解しやすい医薬品の適正使用情報「くすりのしおり」※の提供などを行っている一般社団法人 くすりの適正使用協議会(所在地:東京都中央区、理事長:俵木登美子、以下「協議会」)と、介護支援専門員(ケアマネジャー)向けの会員制ウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」を運営する株式会社インターネットインフィニティー(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:別宮 圭一、以下「インターネットインフィニティー」)は、共同で介護職(ケアマネジャー)の医薬品情報へのアクセス状況や課題を明らかにするためのアンケート調査を実施しました。

※「くすりのしおり」は製薬企業約180社が、医療用医薬品の添付文書の内容に基づき、一般の方にも理解しやすいように簡潔かつ平易な言葉でまとめた医薬品情報提供書です。必要に応じ更新され、常に最新の情報として提供しています。
https://www.rad-ar.or.jp/siori/

■調査概要
調査名:「医薬品情報に関するアンケート」
期間:2024年8月3日~2024年8月13日
調査パネル:「ケアマネジメント・オンライン」に登録する会員ケアマネジャー(居宅介護支援事業所もしくは地域包括支援センターに勤務)
調査サンプル数:547名
調査方法:WEBアンケート

当調査の回答者は、主任ケアマネジャー350人(64%)、ケアマネジャー197人(36%)であり、居宅介護支援事業所に勤務する者が91%、地域包括支援センターに勤務する者が9%でした。医療系の資格保持者は約15%にとどまり、ほとんどが介護福祉士や社会福祉士などの介護・福祉系の資格保持者でした。年代は40代が30.7%、50 代が38.0%、60代が24.5%であり、ケアマネジャーとしての経験年数は5年未満が8.8%、5年以上10年未満が21.0%、10年以上15年未満が29.1%、15年以上が41.1%であり、経験豊富なベテランケアマネジャーが回答者の多くを占めていました。

■ケアマネジャーはケアプラン作成や利用者・家族の質問対応、医療者との連携のために医薬品情報を調べている

ケアマネジャーに「日常業務で個別の医薬品情報を調べることはどれくらいありますか?」と尋ねたところ、月に1回以上(48.1%)と回答した者が最も多く、次いで1週間に1回以上(30.9%)、6か月に1回以上(11.2%)、1年に1回以上(2.6%)、毎日(2.4%)となりました。個別の医薬品情報を調べることはないと回答したのは4.9%に過ぎず、多くのケアマネジャーは月に1回以上は医薬品情報にアクセスしているという実態が見えてきました。

次に「どのような時に個別の医薬品情報を調べますか?」と質問したところ、ケアプランを作成する時(59.6%)と利用者または家族から医薬品について質問された時(59.4%)という回答が多く、次いで医療職(医師・薬剤師・看護師)とのコミュニケーションの為(47.7%)、介護スタッフから医薬品について質問された時(22.9%)という選択肢が多く選ばれました。

ケアマネジャーの8~9割は介護・福祉職の資格保持者であり、医薬品情報について必ずしも詳しくない中で、ケアプラン作成や利用者・家族の質問対応、医療者との連携時に、自ら医薬品情報を調べているようです。

■医薬品情報は専門的な表現が多く理解が難しいと感じるケアマネジャーが多い

続いて「日常業務で個別の医薬品を調べる場合にどうしていますか?」と尋ねたところ、88.5%のケアマネジャーが都度インターネットの検索エンジン(Google、Yahoo!等)で検索して調べると回答しました。薬剤情報提供書(薬情)を確認する(40.6%)および医薬品添付文書を確認する(17.9%)は半数以下にとどまり、医療職に照会する頻度も高くはありませんでした(薬剤師に尋ねる;29.6%、看護師に尋ねる;27.1%、医師に尋ねる;9.3%)。

また、医薬品情報を調べる際にいつも決まった媒体を用いて調べているというわけではなく(決まったWEBサイトで調べる;8.2%、専門書籍で調べる;2.2%)、その都度、検索エンジンで表示された候補を見て回るという行動がメジャーであるようでした。

さらに「自分で医薬品情報を調べる時、どのようなことを感じますか?」と尋ねた結果を上図に示します。専門的な表現が多く理解が難しい(37.8%)という回答が最も多く選択されました。次いで、記載されている情報量が多く読む気になれない(27.6%)、どの情報が正しいのか分からない(26.9%)という選択肢が多く選ばれました。逆に、特に問題はないと回答したケアマネジャーは34.6%いました。

医薬品情報を調べる際に困難を感じているケアマネジャーは約7割にのぼり、これは医薬品に関する専門的な教育を受けていない者が多いために、医薬品情報に接した際に難しさを感じたり、どこを読めばいいのか迷ったり、正しい情報がどれか分からなかったりするためではないかと考えられます。

■ケアマネジャーにも分かりやすい医薬品情報が求められている

そもそもケアマネジャーが必要とする医薬品情報とはどのようなものなのでしょうか。「日常業務で医薬品のどのような情報が必要ですか?」と質問した回答を下図に示します。

薬の作用や効果(93.2%)や薬の副作用(86.3%)が多く、医薬品の使用目的や安全性を確認したいというニーズが強いようです。次いで、他の薬(食品)との飲み合わせや影響について(53.4%)、薬の飲み方や飲む量(52.7%)、薬を飲み忘れた時や多く飲んだ時の対処法(43.0%)など、服薬管理上の注意点が挙がりました。薬の保管方法・廃棄方法(22.7%)、吸入薬や自己注射等の使い方(21.9%)、薬の外観(記号、色、大きさ、形など;21.0%)について知りたいと答えたケアマネジャーも決して少なくはありませんでした。

加えて、「日常業務で医薬品情報について気になっていること、困っていることがあれば教えてください」という自由回答(任意)の質問も行いました。回答者547人のうち329人が回答し、そのうち特になし、困っていないといった回答を除外した194回答をまとめた表を下に示します。

医薬品に関する疑問点は医師や薬剤師などの医療職に照会することで正しい情報が得られると考えられますが、先ほど示した通り、ケアマネジャーはいつでも気軽に医療職に尋ねられる状況ではないようです。

このような状況を踏まえると、介護・福祉職出身のケアマネジャーであっても理解しやすく、ニーズに合った情報が得られる仕組みを整えることが重要であり、かつインターネットを通じて容易にアクセスできることが求められます。

今回の調査では、協議会サイトで公開している一般向けの信頼出来る医薬品情報「くすりのしおり」についても聞いています。その中で「くすりのしおり」を知っていると回答したケアマネジャーは19.2%でしたが、実際に「くすりのしおり」の1例を確認してもらった所、今後活用したいと言う意見も多数ありました。協議会は今後、ケアマネジャーに対する「くすりのしおり」の認知度を高めて行きたいと考えています。なお、更に詳細な結果は関連学会等にて発表することを検討しています。

一般社団法人 くすりの適正使用協議会:
くすりの適正使用協議会は、くすりの適正使用を普及・啓発するために、1989年に創立されました。「誰もが健康な生活を実現するため、信頼できる情報をもとに判断し、行動できる社会を目指す」ことをVISIONに掲げ、様々な会員が活動に参加しています。医療用医薬品の情報を患者さん向けに分かり易く記載した「くすりのしおり」や、製薬企業の作成する患者さん向け情報を「くすりのしおりミルシルサイト」で提供するほか、医薬品の本質を評価する「薬剤疫学」の普及促進、くすり教育の支援などに取り組んでいます。

https://www.rad-ar.or.jp/
https://www.rad-ar.or.jp/siori/

株式会社インターネットインフィニティー:
全国のケアマネジャー10万人が登録するウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」(https://www.caremanagement.jp/)、全国にリハビリ型デイサービス「レコードブック」(https://www.recordbook.jp/)を展開するなど、健康寿命の延伸に向け、様々なヘルスケアサービスを運営。
介護関係者や介護家族を対象とした調査や、疾患啓発、勉強会の集客支援、資材制作などの情報発信サポートを承っており、製薬会社や医療機器メーカーの皆様にご活用いただいております。

記事の全文を読む

]]>
介護と服薬あるあるクイズ【飲み忘れ】を掲載! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=27154fdf6435314ff3000129 くすりの適正使用協議会 Wed, 16 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=27154fdf6435314ff3000129

くすり教育・啓発委員会 服薬ケア・コミュニケーション分科会では、薬に関する介護現場での困りごとと、それに対する解説やアドバイスを紹介した「介護と服薬あるあるマンガ」シリーズを作成し、ホームページで公開しています。
さらに、学んだ内容を振り返ることができるよう、「ミニクイズ」を随時掲載しています。

今回掲載した「【飲み忘れ】薬を飲み忘れたら次に2回分飲んでいい?」のミニクイズでは、薬の飲み忘れについての利用者さんからの相談にどう対応するかなど、日常生活でよくあるシチュエーションをもとにクイズを作成しています。
また、クイズには回答と共に監修者による解説もありますので、薬を飲み忘れた際の適切な対応についてクイズで学びませんか?

今後もあるあるマンガにミニクイズを加え、楽しみながら介護職の方が役立つ情報を得られるよう発信していきます。

 

介護と服薬あるあるマンガより
【飲み忘れ】薬を飲み忘れたら次に2回分飲んでいい?

 

 

記事の全文を読む

]]>
宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2024配布中-3 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=5c304a1961323168ee000398 くすりの適正使用協議会 Fri, 11 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=5c304a1961323168ee000398

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている薬局さんからのコメントを紹介します。

つばさ薬局船岡店は基幹道路に面した、様々な医療機関の処方箋を受け付ける、地域密着型の薬局です。

協議会のお薬手帳は、自分の情報(アレルギー歴など)やかかりつけ医、日常的に使用する薬局などを記載する欄が大きく見やすいので、手帳に記載する患者さん側も、手帳を見る薬剤師側もわかりやすくなっているのはとても良いと思います。

これからも薬の適正使用を推進し、患者さんの健康を守るためにお薬手帳を活用していきたいです。

(一社)みやぎ保健企画
つばさ薬局船岡店(宮城県)
薬剤師 大沼 沙織さん

    

 

記事の全文を読む

]]>
地域住民公開講座で活用-ポリファーマシー啓発素材 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=54eaed3e643932b44e0001c1 くすりの適正使用協議会 Mon, 07 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=54eaed3e643932b44e0001c1

協議会ホームページで公開されているポリファーマシー啓発資材「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」が講演などで活用されています。
今回は、北海道旭川市にある豊岡中央病院の薬剤師さんが講師を務めた公開講座の様子を報告いただきました。

7月18日(木)と30日(火)、北海道旭川市で地域住民公開講座が開催されました。
当院薬剤師が講師として、ポリファーマシーについてお伝えしました。

参加者のほとんどが「ポリファーマシー」という言葉を今回はじめて知り、「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」の冊子と動画を視聴することで知識を深めていました。

当方、ポリファーマシーに関する資材を探していたら、本サイトにたどり着きました。
高齢者にもわかりやすい表現で文字も見やすく、大変有用な資材を活用させてもらいました。
ありがとうございました。

豊岡中央病院(北海道旭川市)
薬剤師 朝野 雄一郎さん

 

サイネージなどに使える動画も無料でダウンロードできます

記事の全文を読む

]]>
第17回くすり教育オンライン座談会を開催しました! https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=56a134c2303939782e00017d くすりの適正使用協議会 Fri, 04 Oct 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=56a134c2303939782e00017d

※座談会の様子(皆様に写真撮影の了解をいただきました)

くすり教育の現場の声を教材開発に生かし、教材利用者同士の情報共有を目的とする「くすり教育オンライン座談会」。

9月11日に開催した第17回座談会のテーマは、「不登校の児童・生徒、フリースクールに通っている児童・生徒に対するくすりの適正使用教育の実態」。お子さんが不登校になった経験をお持ちの方をゲストスピーカー(以下、Gさん)に迎え、不登校の子供たちの現状について情報共有いただきました。様々な職務を持つ参加者がそれぞれの立場で実施していることも共有いただき、闊達な意見交換がなされました。

不登校の現状

  • Gさんのお子さんは、友達とのトラブル、先生からのプレッシャーが原因で小4~小6まで不登校となり、不登校となった翌日からは市内のフリースペースで過ごしていた。(不登校のお子さんの場合、まずは家でしばらく過ごしてから外に出るパターンが多いので珍しいケース)
  • フリースペースではゲーム、トレーディングカード、外で工作など好きなことをして過ごしていた。学習支援は週2回2時間程度で殆ど勉強はしていない(集団で勉強することはない)。不登校の子供たちの居場所となるような塾もあり、そこに行く日もあった。
  • 7~8年程前は不登校生徒のメインは中学生だったが、今は小学生がボリュームゾーンとなっていると思われる。
  • 不登校の子供からよく聞く生活様式として、朝起きられない、昼夜逆転、家でずっとゲーム、外に出たがらない、SNSでずっとやりとり、といったものが挙げられる。
  • 不登校の親から相談される内容として、このままでいいのかとの不安、ゲーム制限の是非、学習遅延・進路、顔の見えないSNSの先にいる人への警戒、子供にどこまで関わればいいのかわからない、といったものが挙げられている。親も不安を抱えていることが伺える。
  • 思春期など親の存在を疎ましく感じる時期の不登校の場合、親からの話を聞きたくない子供も多いと思われ、親から薬の情報を伝えることが難しい。
  • 不登校支援を行っている地域が増え、メタバースで参加できる取り組みも実施されている。メタバースは子供たちに親和性が高い。パソコンからも様々な経験が可能。動画を活用することもできるので、こういうところに薬剤師等が関与してもいいかもしれない。

  ■ 不登校等児童生徒支援センター(さいたま市メタバース)
   ⇒「不登校等児童生徒支援センター」で検索

  ■ 戸田型オルタナティブ・プラン(戸田市メタバース)
   ⇒「不登校等児童生徒支援センター」で検索

  • 体験型のプログラムに参加している方も多く、不登校の子供が外に出るきっかけにもなる。薬樹薬局では、「とつかっこ夏まつり」で「こども薬剤師体験」として、薬剤師の体験ブースを出展している。
    (出典:薬樹薬局ニュース https://www.yakuju.co.jp/yakuju_pharmacy/news/2023/08/16/2257/

  • 外に出られる子供は(社会に)つながる機会があるが、家から一歩も出ない子供もいる。不登校の期間は友達と会わない子供も少なくない。地元のコミュニティに入り辛く、地元の人と会わないところに行きたい場合もある。

  • 現在、メタバースやバーチャルにどんどん人が集まっている。いのちの電話はつながりにくいが、今後その代わりがバーチャル空間になるのではないか。

  • 「家で勉強して家で学ぶ」、いわゆるホームスクーリングを実践している親が増えている。不登校児の親中心で運営されている「多様な学びプロジェクト」という団体からは、ホームスクーリングの情報共有もされている。
       ⇒「多様な学びプロジェクト」で検索

  • 不登校児に対する学校からの家庭訪問は大変プレッシャーになる。学校や親の圧力が消えた段階で子供が学校に行けるようになるのではないか。子供自身が自分を感じる時間を作る。休憩後に子供が興味本位で参加できるようなものであればよいのではないか。


意見交換

  • 今まで子供たちの職場体験ということで薬局が協力したことはある。
  • 不登校になると精神科を受診するケースがあり、そこから薬局に繋がることはあるが、それがないと不登校の子供と繋がることが難しいと感じる。
  • 患者さんとして不登校の子供に関わることはあり、薬の説明をすることでコミュニケーションをとる。家族が来た場合は、家族も巻き込んで薬の話をしている。
  • 発達障害と学校の環境が合わなくて不登校となっていることもある。薬は飲んでいる。
  • 中学では強迫症、摂食障害が増加し、薬を飲んでいる子供が増えている。中学生くらいから親の管理が行き届かなくなるのが怖いので、親の言うことを聞かなくなる前に薬の情報を入れた方がよいと思う。小学校3~4年生あたりがよいのではないか?
  • 近くの中学校でフリースクールへ通っている生徒が2人いるが、学校との連携がうまくいっている。
  • 不登校の子供も親と繋がっていたいと思っているが、思春期でもあり難しい。昔と違い今は親に話せないことを話せる第三の大人が周囲に少ない。話を聞く際は、正しさを押しつけず、共感から入るほうが、信頼関係を築ける。
  • 不登校のお子さんが周りにいない。今回初めて状況が分かった。
  • 生徒の親がオーバードーズしているケースがある。子供は辛いが、学校の先生が好きなので学校には通っている。生徒と学校の信頼関係を築ける環境がよい。
  • 今日の座談会を起点に、視野を広げたりお子さんに声をかけたりすると、今後の活動範囲が広がるかもしれない。ITが苦手でも、得意な人の助けを借りて、参画することで(学校)薬剤師、養護教諭として新たな支援の一歩が踏み出せるかもしれない。
  • 今回不登校について初めて話を聞き、勉強になった。チャットツールなどに匿名で参加していく中で支援できるのかもしれない。
  • 隣の病院がカウンセリングをしている関係で、親御さんから学校に通った方が良いかと相談を受けたことがある。親御さんは、“自身は知識がないが、個人的には学校でそんなに頑張らなくても、親が考えていけば、学校にこだわらなくてもいい気がする”と話していた。自身の地域にもフリースクールもあると今回調べて初めて知った。



不登校のお子さんのために参加者がどんな力になれるのか考えるきっかけとなる有意義な会となりました。

第18回は2024年10月16日 20:00~21:00に開催予定

第18回テーマは「高校における薬物乱用防止教室」です。
日時:2024年10月16日(水) 20:00~21:00

この座談会は、くすり教育に携わっている方でしたらどなたでも参加可能です。
ご興味をお持ちの方、座談会へ参加ご希望の方は、ぜひ問い合わせフォームから「くすり教育」を選んでご連絡ください。

この座談会で取り上げてほしいテーマ、悩み事などがございましたらお寄せください。検討させていただきます。

記事の全文を読む

]]>
オーバードーズ対処法啓発資材 公開 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=92e708d66338360db300032b くすりの適正使用協議会 Tue, 01 Oct 2024 16:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=92e708d66338360db300032b

オーバードーズを繰り返し、依存症になってしまった、あるいはその可能性がある子どもたちは、精神保健の専門家に繋がり適切な医療を受けることが重要です。

協議会事務局では、オーバードーズを繰り返してしまう本人とその周囲の方を対象に、専門家へ繋がることを促すための啓発資材を制作しました。
それぞれの立場の方々に向けて、まずは何をしたらよいかを示すことで、専門家に繋がる一歩を踏み出していただくことを啓発するものです。
地域の実情に応じて、教育の場やドラッグストア店頭などで活用されることを期待しています。

資材はホームページよりどなたでもダウンロードできます。
A4用紙に両面印刷をして活用いただくことを推奨します。

 

記事の全文を読む

]]>
警視庁等4団体で薬物乱用防止に向けた覚書を締結 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c098f3e138346693ab0002db くすりの適正使用協議会 Tue, 01 Oct 2024 16:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=c098f3e138346693ab0002db

2024年10月1日、警視庁、東京都薬剤師会、日本薬剤師会及びくすりの適正協議会の4団体で、「児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書」を締結し、締結式を行いました。医薬品の過剰摂取(オーバードーズ:OD)が大きな社会問題となっていることに対し、関係団体が連携して子どもたちへの薬物乱用防止活動を効果的に推進することを目的として活動を行っていこうとするものです。

今後、東京都内の小学校、中学校及び高等学校等を対象に、警視庁と学校薬剤師が「~正しい知識で自分を守る~TOKYO薬物乱用防止教室」を共同実施するほか、薬局やドラッグストアなどの店舗での薬物乱用防止の取り組みを進めていくこととしています。

協議会では、これまでも教育用資材の制作・提供などのくすり教育の支援を行ってきましたが、覚書の下で、引き続き、ODに陥らせないためのくすり教育の支援を進めていきます。

記事の全文を読む

]]>
オーバードーズ対処法啓発資材を公開 くすり教育の場や薬局・ドラッグストアなどで活用を! ~松本俊彦先生および厚生労働省 監修~ https://rad-ar.or.jp/release/post?id=bed6b3dd6639306f20000294 くすりの適正使用協議会 Tue, 01 Oct 2024 15:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=bed6b3dd6639306f20000294

一般社団法人 くすりの適正使用協議会
日本大学薬学部

 一般社団法人 くすりの適正使用協議会(理事長:俵木登美子)(以下協議会)と、日本大学薬学部薬剤師教育センター(以下日大)は、オーバードーズ(以下OD)の対処法に関する啓発資材を共同制作し、10月1日より協議会サイトで無料公開しました。資材は、医師である松本 俊彦氏(国立精神・神経医療研究センター)と厚生労働省に監修いただきました。

 近年、医薬品のODが社会問題となっており、10~20代の若い世代では特に深刻です。これまで以上に若者へのくすり教育の重要性が増している中で、協議会は主に資材提供を通じて、引き続きくすり教育の一層の推進を支援していきます。  一方で、ODを繰り返し、依存症になってしまった、あるいはその可能性がある若者は、精神保健の専門家に繋がり適切な医療を受けることが重要です。 本資材では、本人や周囲が当事者として「はじめの一歩」を踏み出すためのヒントをまとめました。必要に応じて専門家に繋がることを推奨しています。

 地域の実情に応じて、くすり教育の場やゲートキーパーとなり得る薬局・ドラッグストア店頭などで活用され、ODに苦しむ若者が救われることを願っています。

 本資材は協議会HPでの公開のほか、日本薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会、日本保険薬局協会、日本医薬品登録販売者会、日本OTC医薬品協会において活用に向けて会員への周知にご協力いただきます。  また、10月1日に警視庁等4団体で締結した「児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書」に基づき、くすり教育の強化とともに、本資材について警視庁、東京都薬剤師会にも普及・活用にご協力いただきます。

■資材の3つのポイント
・ODにハマってしまうきっかけの一例をマンガでわかりやすく表現
勉強やスポーツで良い成績を上げたいという向上心からODへ陥ってしまった一例を示しました。

・本人、友達、保護者、先生、それぞれへ向けたメッセージを掲載
もしかして依存症かも…友達が…子どもが…生徒が…。ODの迷路からの脱出に向け、依存症かもしれない本人、友達、保護者、先生が当事者として「はじめの一歩」を踏み出すためのヒントをまとめました。

・HPより無償ダウンロード可能
A4用紙に両面印刷をしての活用を推奨します。白黒印刷も可能です。

■資材概要
【制  作】一般社団法人 くすりの適正使用協議会、日本大学薬学部薬剤師教育センター
【監  修】松本 俊彦(国立精神・神経医療研究センター)、厚生労働省
【資材の形態】A4・1枚(両面)のPDF形式、サイトコンテンツ

■一般社団法人 くすりの適正使用協議会について
 医療用医薬品の情報を患者さん向けに分かり易く記載した「くすりのしおり®」や、製薬企業の作成する患者さん向け情報を「くすりのしおりミルシルサイト」で提供するなど、薬の適正使用を推進する活動を行っています。
https://www.rad-ar.or.jp/siori/

■日本大学薬学部薬剤師教育センターについて
 地域薬剤師会や学校等地域保健の現場と協働し、多職種で連携した保健教育活動や教材開発を行い、地域保健の向上を目指した活動をしています。
https://www.pha.nihon-u.ac.jp/academics/laboratory/center/yakuzaishi/

記事の全文を読む

]]>
児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書を締結 ~警視庁・東京都薬剤師会・日本薬剤師会・くすりの適正使用協議会~ https://rad-ar.or.jp/release/post?id=bdca40213930665cb20000da くすりの適正使用協議会 Tue, 01 Oct 2024 15:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/release/post?id=bdca40213930665cb20000da

 本日、⼀般社団法人 くすりの適正使用協議会(東京都・中央区、以下協議会)は、警視庁、東京都薬剤師会および日本薬剤師会と【児童・生徒の薬物乱用防止に関する覚書】を締結しました。

 警視庁と東京都薬剤師会が「~正しい知識で自分を守る~TOKYO薬物乱用防止教室」を東京都内の小学校、中学校及び高等学校等において共同実施し、児童・生徒の薬物乱用の危険性に関する正しい知識の習得と規範意識の醸成を図るとともに、四者が連携して児童・生徒を薬物乱用から守るための小売店舗等における取組の推進を図ります。 協議会は、教育資材の提供など、これまでのくすり教育の支援活動をさらに進めてまいります。

記事の全文を読む

]]>
消費生活リーダー養成講座で講義 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8a46cb9b30393151450002d2 くすりの適正使用協議会 Fri, 27 Sep 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8a46cb9b30393151450002d2

くすり教育・啓発委員会では、一般の方に知っておいていただきたい薬の知識を当サイトや冊子で提供するなど、薬に関する正しい情報の発信に努めています。

その活動の一環として、一昨年、昨年に引き続き、2024年8月に一般社団法人 北海道消費者協会主催「消費生活リーダー養成講座」の1コマとして、「大切な人を守るくすりの知識」というテーマでオンライン講義を行いました。

講義は動画やクイズを交えた構成にし、聴講者の方に薬の正しい知識を楽しく知ってもらえるよう工夫をしました。例えば、「ジュースや唾液のみで薬を飲むのはNG行為です。そうしようとしている大切な人が隣にいたら、皆さまは何と声をかけてその行為にSTOPをかけますか?」と問いかけ、どのような声かけをするかを聴講者の方に考えていただきました。また、薬の飲み合わせについて実験動画を交えて紹介し、より具体的に伝わるよう工夫しました。

身近にありながらも、ゆっくり立ち止まって考える機会の少ない薬のことを考える、よい機会となっていればうれしいです。
また、講演後のアンケートでは、聴講者の方から嬉しい感想がありました。こちらを紹介します。

「くすりのしおり」で検索できることを知ることができて良かったです。ネットには素人がもっともらしい理屈をつけて嘘の解説をしているものもよくあり、信頼性の高い情報源を求めていました。

これは講演の中で、協議会が作成している「くすりのしおり」を紹介した感想として挙げられました。現在は、多くの情報が簡単に入手できる世の中となっています。そんな中でも、薬に関する正しい情報に辿り着いてほしい、薬に関する正しい情報を知っていただきたい、との思いで活動していることが認められた気がして大変励みになりました。一般の方に信頼される情報を提供できるよう、引き続き私たちも精一杯取り組んでまいります。

記事の全文を読む

]]>
宝くじ社会貢献広報事業ーオリジナルお薬手帳2024配布中-2 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b8bdf585373231e98c000178 くすりの適正使用協議会 Tue, 24 Sep 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=b8bdf585373231e98c000178

今年度、日本宝くじ協会の助成を受けて作成したオリジナルお薬手帳について、配布協力をいただいている病院さんからのコメントを紹介します。

岡本病院では、入院患者さん中心にお薬手帳をお渡ししています。

協議会のお薬手帳は、かかりつけ薬局、かかりつけ医、ケアマネージャーについて記載でき、残薬記載ができるなど、いいとこどりしたレイアウトになっています。
入院時にほしい患者情報が詰まっており、地域や多職種で情報共有するのにありがたい一冊です。
患者さんからも挿絵がかわいい、掲載情報が役立つと評判がいいです。

岡本病院(兵庫県)
薬剤師 追分 靖弘さん

 

 

記事の全文を読む

]]>
介護と服薬あるあるクイズ「【他人の薬】もらった薬飲んでいい?」掲載 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8eb63eff6364384411000079 くすりの適正使用協議会 Fri, 20 Sep 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=8eb63eff6364384411000079

くすり教育・啓発委員会 服薬ケア・コミュニケーション分科会では、薬に関する介護現場での困りごとと、それに対する解説やアドバイスを紹介した「介護と服薬あるあるマンガ」シリーズを作成し、ホームページで公開しています。

さらに、このマンガや解説から学んだ内容を振り返ることができるよう「ミニクイズ」を随時掲載しています。

今回掲載した「【他人の薬】もらった薬飲んでいい?」のミニクイズでは、他の人から薬をもらった場合に起こる問題について出題しています。
クイズの回答には解説もついていますので、介護現場でよくある事例について、知識の整理も兼ねてミニクイズに挑戦してみませんか?

今後もあるあるマンガにミニクイズを掲載し、楽しみながら介護職の方に役立つ情報を発信していきます。

 

介護と服薬あるあるマンガより
【他人の薬】もらった薬飲んでいい?

記事の全文を読む

]]>
第9回日本薬学教育学会大会でブース出展 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=893fee5e633238383a000160 くすりの適正使用協議会 Tue, 17 Sep 2024 10:00:00 +0900 https://rad-ar.or.jp/topics/post?id=893fee5e633238383a000160

先進医療製品適正使用推進委員会は、8月17日~18日に東京薬科大学で開催された第9回日本薬学教育学会大会でブース出展を行いました。
学会大会には、薬学教育・薬剤師教育に従事する大学教員や病院、薬局の薬剤師などが参加されていました。

  

左から 吉田副委員長、学術大会実行委員長の三浦典子さん、矢田委員長

協議会は、東京薬科大学学生会館2階にブースを設置し、大型モニターにて薬学生向けバイオ医薬品教材動画を放映、同教材PDFを印刷ファイリングしてバイオ医薬品教材の紹介を行いました。

薬学生向けバイオ医薬品教材のニュースリリースはこちら

 

薬学生向けバイオ医薬品教材サンプル動画

 

その他、「これだけは知っておきたいバイオ医薬品」、「バイオ医薬品ってどんなもの?」、「マンガでわかるバイオ医薬品-がん治療薬編」、「マンガでわかるバイオ医薬品-自己免疫疾患治療薬編」、「マンガでわかるバイオ医薬品-アレルギー疾患治療薬編」の見本冊子を展示し、無料ダウンロード用チラシの配布を行いました。

出展を通じて、教材の存在を知らなかった大学教員の方ともバイオ医薬品教育の実情や課題についてお聞きすることができました。
学会期間中に早速利用申請もいただいています。また、既に教材を使って下さっている方からは、教材の感想や要望をお聞きすることができ、効果的な情報発信・収集となりました。

先進医療製品適正使用推進委員会では、今後もバイオ医薬品の適正使用推進のために活動してまいります。

記事の全文を読む

]]>