介護福祉士
山岸 大輔氏

在宅の現場では今回のようなケースは非常に数多くありますよね。
私の祖母も、以前処方された薬をクッキーが入っていた缶の中へ保管し、何かあったときにそこから取り出して服用しているのを、少なくとも数回は見たことがあります。

処方された薬を飲み切らないうちに症状軽快し、自己判断で服用を中止されてしまうことや、飲み忘れて残った薬をそのまま保管されていることもよくありますよね。
基本原則として介護士は利用者様の服薬行為において、その方に合わせた支援を行います。
その一連の行為の中で、今回のようなここ最近処方された薬ではないような薬が見つかる、または保管されている様子が垣間見える際は、必ず薬剤師の方へ相談するようにしましょう。
ただし、その確認のためにあからさまに利用者様へ露骨に行動をすると不快に感じられる方もおられますので、そつなくこなすことがポイントとなります。

薬剤師
玉井 典子氏

薬を安全に有効に使用するためには、使用期限にも注意が必要です。

薬にはすべて有効期間が設定されていて、製造メーカーから出荷されるときに包装パッケージなどに使用期限が印字されています。
よってその期間内であれば有効性に問題がないとされていますが、これはあくまでも未開封で正しく保管されていることが前提となっています。

期限内であっても変色したり、溶けている・濁っている・分離しているなど形状に変化が見られたら使用しないでください。
反対に期限が切れたからといって、すぐに効果がなくなるわけではありません。
短く設定されているものありますが、おおよその目安は以下のとおりです。
期限が切れていたり、期限が分からない時は薬剤師に相談してください。
 
●医師の処方によって薬局から提供された薬

錠剤・カプセル剤・粉末 約半年から1年(未開封)
薬局で分包、一包化した錠剤など 約3ヶ月(薬局で開封済みのため)
未開封の外用薬 本体に使用期限が記載
使用開始した点眼・点鼻・シロップ剤・注射薬 約1ヶ月

 
●市販薬
未開封であれば外箱に記載された期間ですが、開封後は上記の医師の処方によって薬局から提供された薬に準じます。

 

監修:株式会社 友愛メディカル 常務取締役
薬剤師 玉井 典子
生活介護サービス株式会社 代表取締役
介護福祉士 山岸 大輔

 

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