介護士
山岸 大輔氏

介護の現場では利用者様によって薬の保管方法は実にさまざまです。
共通するのは、その人にとって分かりやすい場所という言葉になるでしょうか。

これでもかというくらいの複数の薬袋を、100均のプラスチックケースへきれいに並べられている方もいれば、缶などの密閉できる容器内へ保管されている方や、錠剤だけでなく軟膏や目薬、冷蔵庫保管している薬など、使用する際に手書きで保管場所一覧表たるものを作成されていた方もまれにいました。

薬の種類によって正しい保管方法があります。
訪問時に利用者様が処方された薬をどのように保管されているか確認し、あれっと思うようなことがあればそのままにせず、薬剤師の方へ相談するようにしましょう。

 
 

薬剤師
玉井 典子氏

薬の保管の基本原則は、直射日光・高温・多湿を避けることです。
つまり大半の薬は室温(およそ15℃~25℃)で直接日光が当たらないところに保管するのが良いでしょう。

高温になる車内や暖房器具の近くなどには放置しないようにします。
また遮光の必要な薬は、添付された遮光袋に必ず入れて保管しましょう。

一部の薬の中には冷所保存(15℃以下)が必要な薬もあります。
その場合は冷蔵庫で保管しますが、冷気が直接当たる奥の方に置くと凍結することがあります。
凍結すると組成が変わってしまうことがあるため、扉付近のポケット内が良いでしょう。

長期間保存したいからといって、冷所保存が必要ない薬でも冷蔵庫にしまう方がいます。
これは、出し入れの際に結露が生じることがあるのでやめましょう。

使いかけのペン型インスリン注射も同じ理由です。
使用前は冷蔵庫で保管し、使い始めたら室温で保存します。

薬の効果を十分に発揮するために、適切な保管を心がけましょう。
保管方法で分からないことは是非薬剤師に相談してください。

 

監修:株式会社 友愛メディカル 常務取締役
薬剤師 玉井 典子
生活介護サービス株式会社 代表取締役
介護士 山岸 大輔

 

 

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