薬剤疫学委員会ファーマコエピデミオロジー推進分科会は、薬剤疫学の基礎について学んでいただくためのセミナーを、ウェブにて開催しました。
7月7日に実施した会員社向けでは約80名、7月13日の非会員社向けでは約85名の参加がありました。

例年通り、医薬品リスク管理計画(RMP)、疫学の基礎的な内容から入り、薬剤疫学/症例報告/症例集積研究、コホート研究、ケース・コントロール研究、ネステッド・ケース・コントロール研究と研究具体的な研究手法についての解説後、今年度は、製造販売後データベース(DB)調査・研究に事例紹介を取り入れました。

最後に、福井大学医学部附属病院 教授 薬剤部長 後藤伸之氏より、医療に携わる立場から『リアルワールドデータを医薬品適正使用に活用する-ごみの山から宝の山へ-』をテーマとした特別講演を行いました。

ネステッド・ケース・コントロール研究
講義スライドより

 

後藤 伸之氏 講演スライドより

 
 
参加者からは、以下のようなコメントが寄せられ、大変好評でした。

  • 疫学にはこれまであまり触れてこなかった状態で参加したセミナーでしたが、基礎から学べて薬剤疫学への第一歩を踏み出せました。本日学んだ内容を礎にさらに自己研鑽を行い、自社品のDB研究の立案を行う際に生かしていきたいです。
  • 特別講演の中であった治験は特定の集団での結果であり、一般的な患者集団ではなく、したがって副作用の発現頻度も治験とは異なることが深く心に残った。普段、治験薬の安全性を評価しているが、この薬が上市されたときにどのような患者さんに投与されるかをきちんと考慮したうえで、RMPや添付文書を作成したり、場合によっては治験の段階でプロトコルの除外基準を検討することが重要ではないかと思った。疫学の基礎が学べて大変勉強になった。
  • RMPに関わる疫学全般の知識を初心者でも分かりやすいよう講義いただき、とても勉強になりました。また、特別講演では具体的な医療現場でのデータ活用も含めたリアルワールドデータに対する考え方や気を付けるべき事項について学ぶことができたので、今後、業務でデータ収集・解釈をする際に活かして行きたいと思います。

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