介護士
山岸 大輔氏

介護職員の皆さんは、在宅では今回のようにソファーの下やキッチン、リビングなどあらゆる場所で薬が落ちている現場を目にすることがあろうかと思います。
長いこと発見されなかった…、埃をかぶった薬が発見されたこともありますよね。
最初は「ラムネかな?」と思い手に取ると薬だったということはざらではないでしょうか(笑)

利用者様を中心とし、介護職の強みの一つはあらゆる専門職の中でも一番距離が近く生活場面に密着することです。
処方された薬を利用者様がきちんと管理し適切に服用されているかどうか、落薬がないかどうか確認することも求められます。見つかったときには必ず薬剤師の方と連携し報告をします。
ただし落薬があるかどうかを確認する際、あからさまに行動すると利用者様によっては不快に感じられる場合があります。
その際は利用者様に合わせた対応を行うようにしましょう。

 
 

薬剤師
玉井 典子氏

落薬は介護現場で実はよく見かけることの一つです。
落下してしまった薬については、すべて破棄して使用しないということが原理原則になります。
しかし、あくまでも私の個人的見解ですが、ご自宅や自室など限られた人のみが生活する場所(土足ではない室内)においては、落下直後でその薬がきちんと認識され、かつ形状に問題がなければ服用可能な場合もあるかもしれません。
(よく3秒ルールなんて言われていますが)

ただ、どのような場所でも落としてから時間の経った薬は必ず破棄しましょう。
洗ったり消毒したりすれば使えますかとの質問もありますが、水やアルコールで変化してしまう可能性があるので駄目です。
破棄に際しては、再利用できない形にして通常のごみとして処理することができる薬と、できない薬(麻薬や覚せい剤が原料の薬の場合など)がありますので、その際は薬剤師にご相談ください。
また、落棄によって薬が足りなくなり、その回の服用ができなくなる場合もご相談ください。

 

監修:株式会社 友愛メディカル 常務取締役
薬剤師 玉井 典子
生活介護サービス株式会社 代表取締役
介護士 山岸 大輔

 

 

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