介護士
山岸 大輔氏

今回の事例ですが、訪問介護をされている介護職の方は、似たような場面に遭遇したことはありませんでしょうか。
私も同じような経験がありました。

ある時、ご利用者様宅へ伺った際に、普段は見られないような充血をされていました。
伺ってみると、直前に誤って水虫薬を点眼されていたことが分かりました。

その時は痛みの訴えはあまりなかったのですが、すぐにかかりつけの薬剤師へ連絡し、流水で眼を洗い流した後に眼科を受診し、事なきを得ました。

水虫薬には注意書きで点眼薬ではないことの記載があったのですが、ご利用者様にとっては文字が小さかったからなのか、分かりにくかったようです。

原始的なやり方ですが、水虫薬のラベルへ点眼薬ではないことをより大きく目印を付け、その後は同様の事故は起きなくなりました。

 
 

薬剤師
玉井 典子氏

一滴ずつ滴下できる容器に入ったお薬として、点眼薬、点耳薬、皮膚に使う外用液、内服するタイプの便秘薬などがあります。

それらの中には、大きさや形状やキャップの色などがとても似ているものもあり、見分けがつきにくいです。

そのため患者さんが間違った使い方していること、例えば皮膚に使う外用液や、便秘の時に調節して使う内服液を間違って目に挿してしまうなど、介護職の方が気付くことがあるかと思います。

もしそのような場面に遭遇したら、可能なら目や皮膚の患部を洗い流すなどして主治医に直ちに相談してください。

また間違った使い方をしないためには添付の保存袋、もしくは直接容器にマジックで「目、耳、足」など使用部位を大きく記載するのも有効なので、一度薬剤師に相談すると良いでしょう。

 

監修:株式会社 友愛メディカル 常務取締役
薬剤師 玉井 典子
生活介護サービス株式会社 代表取締役
介護士 山岸 大輔

 

 

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