風邪をひいたとき、抗生物質を飲めば効くと思っていませんか?
抗生物質は菌を殺すものです。
実は私たちが風邪だと思っている病気の多くは、菌ではなくウイルスによって起きています。
その場合、抗生物質は効きません。
抗生物質を含む菌に効く医薬品を抗菌薬といいますが、最近、抗菌薬が効かない菌が現れることが大きな問題になって世界中で対策が検討されています。
これが薬剤耐性菌の問題です。
ウイルスによる風邪なのに不必要に抗生物質を飲んだり、中途半端に服薬をやめてしまうなど不適切な使い方をしていると、薬剤耐性菌が増え、感染症が治りにくくなって、他の病気の治療にも影響するなど、私たち自身にも不利益になってはね返ってくることがあります。
どうして起きるの?どうしたら防げるの?
薬剤耐性菌問題について分かりやすく紹介した動画があります。
ぜひご覧ください。
『知ろうAMR、考えようあなたのクスリ 薬剤耐性について』
AMR臨床リファレンスセンター
『STOP AMR とめよう!薬剤耐性』
日本製薬工業協会
◆注意◆
風邪だと思っていても、抗生物質の効く細菌によって起きている病気、あるいは、命に関わる病気もあります。
自分勝手に判断せず、医師に相談して、処方された薬はきちんと飲みましょう。
風邪だと思っていても、抗生物質の効く細菌によって起きている病気、あるいは、命に関わる病気もあります。
自分勝手に判断せず、医師に相談して、処方された薬はきちんと飲みましょう。