くすりの適正使用協議会は3月28日、厚生労働記者会にて、「健康や医療・医薬品に関する情報を正しく理解していただくために」と題し、日本医師会、日本薬剤師会、日本製薬工業協会、ささえあい医療人権センターCOML、協議会の6団体連名で共同ステートメントを発表しました。記者会見は厚生日比谷クラブにも声をかけたことから、計12名の記者が参加しました。
このステートメントは、健康や医療・医薬品に関する膨大な情報が氾濫し、ときには、リスクやベネフィットの過剰表現や科学的根拠に基づかない情報、断定的な情報も含まれる中で、一人ひとりが本当に役に立つ正しい情報を見いだし、活用していただくためにはどうしたらよいのかという課題に対し、患者さん、医療関係者、メディア、製薬企業の代表が一堂に会して、3回の検討会を経て策定したものです。提言の策定にあたっては、厚生労働省からも助言を頂きながら進めました。
記者会見では、検討会の座長を務めた今村委員が提言全文を読み上げた後、各委員から提言に込めたそれぞれの想いが語られ、さらに記者からのさまざまな質疑に対応しました。
今後は、今回発表した発表した共同ステートメントを具体的にどのように進めるかの検討を行っていきます。
【記者会見に参加した検討メンバー】
座長 今村 聡 公益社団法人日本医師会 副会長
田尻泰典 公益社団法人日本薬剤師会 副会長
服部洋子 日本製薬工業協会医薬品評価委員会 PMS部会長
水巻中正 NPO法人日本医学ジャーナリスト協会 会長
山口育子 認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML 理事長
黒川達夫 一般社団法人くすりの適正使用協議会 理事長
【共同ステートメント 全文】
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