BR委員会* 薬剤疫学分科会は、明治薬科大学 教授 赤沢 学氏を招聘して、2月15日に会員向けセミナー「薬剤疫学を学ぶ会」を開催しました。
4月のGPSP省令改正によって導入される製造販売後データベース調査を意識して、データベース研究で留意すべきバイアスについての最新情報を、さらに昨今話題の医療における費用対効果・HTA(医療技術評価)について解説していただきました。
会員企業の安全性部門やデータ管理などの担当者ら28名が熱心に聴講し、質疑応答も活発でした。
* ベネフィット・リスクマネジメント実践委員会
参加者の声(抜粋)
今後の業務に役立つ内容をおうかがいすることができました。わかりやすくご説明くださいましてありがとうございました。
薬剤疫学初心者であったため基本的知識程度しかもっておらず、内容は少し難しかったです。しかしながら、先生のご説明は例を用いての内容であったため、感覚的にわかりやすいものでした。
誤った解析によって導かれていること等もさらに紹介頂くと、失敗学のようでより実用的と感じました。
学会の紹介などもあり、今後のモチベーションも上がりました。
講義内容概略
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医薬品の暴露時間を考慮する
・Prevalent new user design
・Flexible method for survival data analysis
・Treatment switching bias
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費⽤対効果・HTAについて
・中医協の議論(総括)
・⽅法論について
・データベース研究・薬剤疫学との関わり