くすりの適正使用協議会は、報道関係者の皆様を通じ、より多くの方々に「くすりの適正使用」の重要性についてご理解いただくために、本年度も3回シリーズでメディア勉強会を企画・実施しています。
第2回目は、「薬剤師との適切なコミュニケーションが促す「くすりの適正使用~薬剤師の役割と患者さんの意識のギャップから考える~」をテーマに開催しました。
今回は、最初に“一般市民が抱く薬剤師の役割へのイメージ”について、当協議会が実施した調査結果を発表しました。続いて、20年以上に亘り「賢い患者になりましょう」をモットーに活動しているNPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの山口育子理事長より、「患者さんの立場から薬剤師に期待する役割」についてお話しいただきました。そして最後に、当協議会が作成している患者さんと薬剤師のコミュニケーションツール「くすりのしおり®」の活用について紹介しました。
全体を通して、一般市民には、“薬について何でも相談にのってもらえる薬剤師”や“かかりつけ薬局”を決めている人は少なく、特に薬局薬剤師の役割と存在意義が認知されていないことが判明しました。
薬局薬剤師には「患者の薬剤服用歴管理」という重要な役割があること、そのために薬剤情報を一元管理できる“かかりつけ薬局”の重要性をアピールすること、そして薬剤師は、臨機応変なコミュニケーションスキルを身につけ、「町の薬の相談相手」として役割を発揮することが大切であると述べられました。
※本メディア勉強会の詳細は、1月に発刊するRAD-AR News Vol23、No.4に掲載します。
【開催概要】
■日時:2012年12月5日(水) 12:30~14:00
■会場:フクラシア東京ステーション
■参加記者:21名
■テーマ : 薬剤師との適切なコミュニケーションが促す「くすりの適正使用」
~薬剤師の役割と患者さんの意識のギャップから考える~
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