くすりの適正使用協議会が取り組んでいる「児童へのくすり教育」に関連して、このたび、中教審にパブリックコメントを提出いたしました。
 平成13年に全国の小学校高学年を対象に行った調査の結果、日本における小学生に対するくすりの教育は不十分であることが確認できました。
その結果を受け、平成16年に「児童および青少年のくすり教育プログラムガイド」(以下、プログラムガイド)を作成し、くすり教育に対する日本における標準的な考え方を提案、さらにプログラムガイドに則った教育カリキュラムを作成し、その推進のツールとして パワー・ポイント・スライドをまとめた「パワーポイント・ライブラリー」を構築いたしました。
平成17年にはこのパワー・ポイント・スライドを用いて、江東区立豊洲小学校5,6年生を対象に50分間の初のモデル授業を実施しました。現在は、積極的にトライアル授業のチラシを配布するなどし、要望のあった全国の学校薬剤師および養護教諭に人体模型、大型カプセル模型などの資材を貸し出し、くすりの授業を実施しやすい環境作りの支援を行っております。
こうした実情を踏まえて、さらなる「くすり教育」の進展のために、本年11月に中教審初等中等教育分科会教育課程部会が公表した「教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ」に以下の要点でパブリックコメントを提出いたしました。
①中学校および高等学校の保健体育の部で、「医薬品に関する内容について取り上げる、改善する」等の記述に大いに賛同するので、是非そのまま学習指導要領の改訂を図るよう切望する。
②小学校の体育の部に「医薬品に関する基礎知識を取り上げる」旨の記述の追加を要望。理由は、小・中・高等学校を通じて系統性のある指導ができるようにすること、また、早い時期から医薬品に関する基本的な学習が必要で、「薬物乱用防止教育」にも繋がると考えられるためである。
なお、H19年度の「厚生労働省における取り組み」の中で、医薬品適正使用啓発推進事業として新予算が計上されました。「学校教育への取り組み」という具体案が示され、協議会を含む関係団体は、この協力要請を受け、日本薬剤師会との共同プロジェクトチーム「医薬品適正使用啓発推進事業検討会」が発足され、検討会での活動の軸となる「啓発資材の作成」において、協議会のパワー・ポイント・スライドが採用され、活用されております。
参 考 【当協議会における、平成19年度「くすり教育」関連活動】
協議会の位置づけ:くすりの授業の企画・実施を行う「養護教諭」とくすりの授業の実施を行う「学校薬剤師」、それぞれの担い手の立場にたち、ハブ役を務めていくことを前提として活動。
<養護教諭対象>
◆「小学保健ニュース」 
10/18発行:ポスター作成「くすりを飲むときはルールがある」 
約2万校へ送付。
◆「教育家庭新聞」 22万部
7/14発行:児童教育URLを広告掲載。
10/13発行:加藤哲太氏(東京薬科大学薬学部教授)のインタビュー「くすり教育の現状と重要性」、藤嶋由紀子氏(熊本県南阿蘇郡白水小学校養護教諭)のインタビュー「実施したくすりの授業につい
て」、協議会のホームページのコンテンツ(スライドや動画)の紹介。
11/10発行:文京区保健主任研修会(9/21)の内容紹介。
<学校薬剤師/薬剤師会対象>
京都府「京都学校薬剤師会演習会」
5/27:協議会のHPにある「PPスライドを使った教材作成方法」をメインに1時間の講義を実施。
「健康・学校環境衛生講習会(宮崎)」
8/5:展示参加。PCを使って協議会のHPを紹介し、くすり教育関連資料を配布してHPアクセスアップ及び講師派遣要望の引き出しを狙った。
「文京区教育委員会 保健主任対象研修会」
9/21:ホームページコンテンツ紹介、オリジナルファイル作成方法講習。
◆府中市学校薬剤師会
11/28:H22年度の学習指導要領改定により、中学校に医薬品が含まれるな
どの動きを解説、授業の進め方のコツ、教材紹介。
◆和歌山県薬剤師会
12/16:授業の進め方のコツ、くすり相談会の進め方、高齢者への啓発について、教材紹介。
<ホームページリニューアル>
使いやすさ、見易さの改善のためリニューアルを行う一方、次のステップのため
のコンテンツ内容や新しい情報も検討中である。
ニュースリリースはこちら
学習指導要領改訂情報についてはこちら

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