くすりの適正使用協議会は、この度、病気と医薬品とを結びつけた新しい情報提供サイト「あなたの病気とくすりのしおり:高血圧編」を開発し、7月23日に公開いたしました。

 

1. 現状の課題
「なぜ、この薬を飲む必要があるのか」と思っている患者さんや、飲み残したり、飲み間違ったりする患者さんが少なからずいらっしゃいます。
これは、患者さんが「自分の病状を十分理解した上で服薬する」という基本を身につけていないことを意味していると思われますし、医薬品の適正使用が十分に確保されないと思うのです。

 

2. 課題解決に向けて
そこで協議会は、この解決策の一つとして、上記情報サイトを立ち上げました。患者さんが自分の病気をよく理解し、その治療の過程に医薬品があるということを認識してもらうことを目的とします。それへ向けて発症の
原因、重症度別治療方針、治療薬リスト等の情報を関連づけて提供し、高血圧の治療についてあらゆる観点から知ることができるようにしました。
解説は、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2004」に準拠しています。

 

3. 情報へのアクセス
一般の方の手引き・・・
患者さんのアクセスサイト(高血圧治療に関する質問と解答を用意)
治療ガイドライン・・・
専門家と患者さんのアクセスサイト(高血圧治療ガイドライン)

高血圧症Q&A・・・
専門家のアクセスサイト(高血圧治療に関する質問と解答を用意)
高血圧症治療薬リスト・・・
患者さんと専門家のアクセスサイト(治療薬の全てを関連情報とともに用意)

 

4. くすりのしおりと連動
高血圧症治療薬(注射剤を除く)の中で、「くすりのしおり」が用意されている品目は、リンクにより「くすりのしおり」が見られますし、更には添付文書まで見られます。
なお、「くすりのしおり」は、医療用医薬品毎に必要最小限の情報をまとめた情報シートで、患者さんとのコミュニケーションツールとして医療担当者の多くに広く活用されております。
収録薬品数は約7,000品目余りで、繁用されている医療用医薬品の8割以上が収録されています。
当協議会では、今回の新しい情報サイトが、患者さんが自分の病気をよく理解し、より一層、医療担当者とのコミュニケーションを深めるツールとして役立つものと期待しております。

 

コンコーダンス指向くすりのしおり「あなたの病気とくすりのしおり:高血圧編」

URL:http://www.yakubutsuryoho-center.jp/concordance/index.html
以 上

 

コンコーダンスとは?

英国medicines-partnershipは、“A process of prescribing and medicines”
(患者さんとの協力関係の下での医薬品の処方と使用のプロセス)
と定義し、それには次の3つの要素があるとしている。

1. Patients have enough knowledgs to participate as partners
患者さんは、充分な知識をもって治療にパートナーとして参加する

2. Prescribing consultations involve patients as partners
患者さんは、医薬品の処方決定にパートナーとして参加する

3. Patients are supported in taking medicines
患者さんは、医薬品の適正使用に取り組む
日本語訳は、コンコーダンスとは:患者を指導する時代からパートナーにする時代へ
Pharmavision 8(10), 4(2004) より引用

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