あなたができる処置

治療を受けている中で、患者さんはとても大きな役割を果たしています。医師や薬剤師等の専門家は、患者さんに質問をした際に返ってくる答えに応じて、可能な限りの治療をしてくれます。いつもと違う症状に気付いたり、"何かが違う"と初めに感じるのはいつも患者さん自身なので、起こりうる副作用の初期段階で自分が出来ることを教わり、何をすべきなのかを知っておくことは非常に重要なことです。

  • くすりを家へ持ちかえる前に以下の質問をしましょう
    • 一般的な副作用の種類
    • 軽い副作用への対処法、服用を続けることの可否
    • 重篤な副作用の種類、警告信号となる初期症状の種類、治療の緊急性
    • 医師に連絡する時期
  • 薬局から説明を受けて文書の中の副作用の欄を読みましょう。薬を処方される度に、それを再読しましょう。説明書の内容が変わっている場合がありますし、新たな疑問が生じるかもしれません。
  • 服用して生じた自覚症状について、次に医師や薬剤師のもとを訪れるまでは、全て記録しておきましょう。日付、医師や薬剤師等の専門家から教わった処置の内容を記入しておきましょう。次に医師のもとを訪れる際にそのことについて話し合いましょう。
  • 説明を受けた副作用の症状以外の症状が起き、その対処法がわからない場合には、医師や薬剤師に相談しましょう。

心がけよう!軽い副作用の対処法について教えてもらっておけば、治療中にすばやい行動がとれます。また、くすりが効くために自分ができることは全てやったと思うと安心できます。

軽い副作用に対処するヒント

もし不愉快な気分にさせる程度の軽い副作用が生じたときには、何かその症状に対処できる簡単な方法があるかもしれません。ひとつひとつのくすりはそれぞれ違っているので、自分で症状に対処する前にかならず医師や薬剤師等の専門家に確認しておくことが大切です。どの症状(副作用)が、自分で安全に処置できるものかを教わっておくことは、とても重要なことです。また、どの副作用が自分の手に負えないものか、またどんな時に医師に連絡すればよいのかについても教わっておく必要があります。

軽い胃の不調

  • ほんの少し水か白湯を飲む
  • スープなどの穏やかな食べ物をとる。
  • 辛いものや胃がもたれるような食べ物をさける。
  • 食べ物や牛乳といっしょに薬を服用する。すべてのくすりに適用できませんので、医師や薬剤師に確認する必要があります。

軽い下痢

  • バナナ、おかゆ、すりおろしりんごやトーストなどを食べる。水分をとる。
  • 牛乳や乳製品、カフェイン・柑橘系の果汁・繊維質を多く含むもの、辛いものをさける。
  • 服用しているくすりが抗生物質の場合、ヨーグルトを食べれば下痢の症状がおさまるか医師に聞いてみる。
  • 下痢の症状が悪化したり、3日以上も続くようであれば医師に連絡する。

軽い便秘

  • 水分をたくさんとる。
  • 果物や野菜、穀物などの繊維質を多く含んだ食品を食べる。
  • 運動をする。
  • 数日たっても便秘が治らないようであれば医師に連絡する。

めまい

  • 車の運転をしないようにする。薬に慣れると、めまいの症状が出ないようになるものもある。
  • 朝起きた時、急に立ちあがったりしない。ゆっくりと起き上がり、しばらく座ってから立ちあがるようにする。
  • 熱いお風呂やサウナ、ジャグジー等に入らないようにする。また、運動を過度にしないようにする。

口の乾き

  • 酸味の強いキャンディーや氷のかけらをなめる。

太陽光線に過敏になる

  • 処方されたくすりが日光に過敏に反応するかも知れませんといわれた場合、日焼け止めクリームをぬって、サングラスをかけ、皮膚を守ってくれる素材の服を着用する、できるかぎり屋内や日陰にいるようにするなどのような対処方法を教えてもらう。

これらのヒントは万人にあてはまらないかもしれません

ここに書かれているヒントは生じたすべての副作用にあてはまるわけではありません。また、医師や薬剤師等の専門家のアドバイスの代わりとなるものでもありません。もし医師や薬剤師等から説明をうけていなかった普段と違う症状が出た場合、自分自身で対処しようとする前に、医師や薬剤師等に相談することが大切です。