くすりと食品の相互作用

グレープフルーツジュース

グレープフルーツの果肉に含まれるある種の成分が、肝臓での薬物代謝を阻害して、薬物の血中濃度を上昇させてしまう。結果として薬の効きすぎにより、血圧が下がったり、頭痛、めまいなどの症状を引き起こすことがある。

相互作用にかかわる主な薬物 代表的な薬物名
カルシウム拮抗薬 フェロジピン(血管拡張剤)
ニフェジピン(血管拡張剤)
ニソルジピン(血管拡張剤)
高脂血症治療薬 アトルバスタチン(高脂血症用剤)
シンバスタチン(高脂血症用剤)
催眠鎮静薬 トリアゾラム(催眠鎮静薬)
精神神経薬 カルバマゼピン(抗てんかん薬)

備考

  • 多くの薬剤では腸内滞留時間を考慮すれば、薬剤服用後2時間程度あければ影響は少ない。しかし、薬剤によっては持続時間も異なることから、薬剤服用期間は極力グレープフルーツジュースの飲用は避けることが望ましい。
  • オレンジ、レモン、みかんでは相互作用発現の可能性は低い。

作成:くすりの適正使用協議会
監修:北村正樹(東京慈恵会医科大学附属病院 薬剤部 医薬品情報室)