加齢と共に・・・加齢、くすりと飲酒について

私達は年齢を重ねるに伴って、たくさんの種類の薬を服用するようになります。また年齢を重ねるごとに、薬やお酒に対して若い頃とは違った反応を示すようになります。

例として以下のようなことを覚えておきましょう:

  • たくさんの薬(市販薬、漢方薬を含む)を混ぜて服用すると、好ましくない反応が起きることがある。
  • 薬はお酒と共に服用すると、好ましくない反応が起きやすくなる。
  • 体重が変わると薬の必要量や、その体内滞留時間も変わる。薬が肝臓や腎臓に到達するまでに時間がかかるようになったり、肝臓や腎臓の機能低下によって薬の消化、排泄に影響がでる。薬が体内に不必要に長く滞留することで危険性が増す可能性が生じる。

薬による問題から身を守るためにも、自分の服用している薬についてよく知り、服用した後の身体の調子をよく観察し、場合によってはメモしておきましょう。

自分で出来ること

  • 薬の説明書をよく読み、それを守る。
  • 薬の服用期間中は飲酒しない旨の説明や図柄が薬の箱などに書いていないか確認する。睡眠薬、鎮痛薬、抗不安薬や抗鬱薬とお酒の組み合わせは避ける。
  • 65歳以上の方のお酒の適量目安は一日にビールなら360ml、蒸留酒で45ml、ワインは150ml。
  • 服用している薬(処方薬、市販薬、サプリメントやビタミン、漢方薬を含む)は全て主治医に伝える。
  • アレルギーを起す食品や薬があれば主治医に伝える。
  • 副作用が起きたら、その症状の詳細、気分はどうだったかなどの経過をメモし、すみやかに主治医に伝える。
  • 1年に1回はくすり箱を点検し、使用期限の切れた薬は処分する。
  • 最低1年に1回は服用している薬について主治医と話し合う。

薬やお酒が関係する問題は不意に起ります

お酒か薬に起因するかもしれない兆候

  • 飲酒後または薬を服用後にぼんやりしたり忘れっぽくなる。
  • よろよろしたり、頻繁に転ぶ。
  • 昼間に寝る、夜眠れなくなったりする。
  • 原因不明のあざをつくる。
  • 不穏。
  • イライラする、悲しくなる、鬱状態になる。
  • 原因不明の慢性的痛みがある。
  • 食事の嗜好が変わる。
  • 1人で居たがる時間が増える。
  • お風呂を嫌がり、不潔になる。
  • 会話を完結できなくなる。
  • 集中力が無くなる。
  • 家族や友達と疎遠になる。
  • 物事への興味を失う。

お酒や薬にまつわる問題や不安を抱えていませんか?
その解消に自分でできることがいくつかあります。

信頼できる人に相談する

  • 主治医や医療従事者に相談する。問題点を探し、解決方法を一緒に考えてくれるでしょう。
  • 老人会など自分が日頃参加しているところの相談員に相談する。
  • 友達や家族か、精神的支えになる人に相談する。

正しい情報を共有する

  • 自分の飲んでいる薬のリストを主治医に提出する。
  • 現在飲んでいる薬に影響を及ぼすようなことが最近起ったときは主治医に報告する。
    例:アレルギー、心臓発作、高血圧、心臓疾患、肝臓・肺の不具合。
  • 恐れずに医師、その他の医療従事者に質問する。
  • 主治医の言ったことや指示はなるべく紙に書いてもらう。

服用している処方箋薬、市販薬、サプリメント、漢方薬等をリスト*にしましょう(*日本では薬局で「おくすり手帳」をもらい、そこにリストアップしましょう。)

この情報は、FDA(米国食品医薬品局)、HHS(米国連邦保健福祉省)、及びSAMHSA(米国連邦保健福祉省内薬物濫用・メンタルヘルス部門)が共著で作成したパンフレットを、くすりの適正使用協議会が日本語訳、表現を一部修正したものです。