くすりのしおり

内服剤
2017年5月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
タイケルブ錠250mg
 主成分:
ラパチニブトシル酸塩水和物(Lapatinib tosilate hydrate)
 剤形:
黄色楕円形の錠剤、長径19.1mm、短径10.5mm、厚さ6.5mm
 シート記載:
タイケルブ250mg、Tykerb250mg、GS XJG

この薬の作用と効果について

がん細胞の増殖に関係するHER2(ヒト上皮増殖因子受容体2型)と呼ばれるたんぱく質の働きを選択的に抑えることにより、HER2が多く発現している(過剰発現)乳がん細胞の増殖を抑えます。
通常、HER2過剰発現が確認された手術不能または再発乳がんの治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)または既往歴、心不全または既往歴、心臓のポンプ作用(左室駆出率)の低下、心室性の期外収縮(不整脈)、心臓弁膜症がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • カペシタビンとの併用:通常、成人は1回5錠(ラパチニブとして1,250mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。
    アロマターゼ阻害剤(レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン)との併用:通常、成人は1回6錠(ラパチニブとして1,500mg)を1日1回、食事の1時間以上前または食後1時間以降に服用します。いずれの場合も状態により適宜減量されますので、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 食後に服用するとこの薬が吸収されやすくなり、副作用が強くでる可能性があるため、食事の前後1時間以内の服用は避けてください。
  • 1回の服用量を2回以上に分けて飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、その日は服用せず、次の日から服用してください。絶対に2回分を一度に服用しないでください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • グレープフルーツ、グレープフルーツジュースやセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品またはサプリメントは、この薬の効果に影響を及ぼすおそれがありますので、この薬を服用中は控えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、手掌・足底発赤知覚不全症候群(手足の赤み、腫れ、ひび割れ、痛みなど)、吐き気、口内炎、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身倦怠感、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]
  • 息切れ・呼吸困難、咳、発熱[間質性肺疾患]
  • 動悸、息切れ、むくみ[心障害(左室駆出率低下、心不全など)]
  • 泥状または水様の便、脱水症状(過呼吸、手指の震え)[下痢]
  • 胸痛、動悸、胸部不快感[QT間隔延長]
  • 赤い発疹、発熱、眼の充血[重度の皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑など)]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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