くすりのしおり

注射剤
2016年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヤーボイ点滴静注液50mg
 主成分:
イピリムマブ(遺伝子組換え)(Ipilimumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

ヒト型抗ヒトCTLA-4(細胞障害性Tリンパ球抗原-4)モノクローナル抗体製剤で、免疫細胞であるT細胞のCTLA-4受容体と結合し、腫瘍抗原特異的なT細胞の増殖や活性化、細胞障害活性を増強することにより、腫瘍の増殖を抑えます。また、制御性T細胞(Treg)の機能を低下させ、腫瘍組織でのTregの数を減少させることにより腫瘍免疫反応を亢進させ、腫瘍の増殖を抑えます。
通常、根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。自己免疫疾患を合併している、または慢性的若しくは再発性の自己免疫疾患の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日1回、3週間間隔で4回静脈内に注射します。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、発熱、かゆみ、食欲減退、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 下痢、腹痛、血便[大腸炎、消化管穿孔、重度の下痢]
  • 全身倦怠感、食欲不振、黄疸[肝不全、肝機能障害]
  • 発疹、皮膚のかゆみ、痛み[重度の皮膚障害]
  • 頭痛、全身倦怠感、視野欠損[下垂体炎、下垂体機能低下症、甲状腺機能低下症、副腎機能不全]
  • 寒気、めまい、呼吸困難[インフュージョン・リアクション]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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