くすりのしおり

内服剤
2016年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ナシロビン錠5
 主成分:
ドンペリドン(Domperidone)
 剤形:
白色の錠剤、直径6.1mm、厚さ3.2mm
 シート記載:
ナシロビン錠5、ナシロビン5、5mg、23L、NASIROBIN5、消化管運動改善剤、ナシロビン5mg

この薬の作用と効果について

ドパミンの働きを抑えることによって、消化管の運動を調整したり、吐き気に関与するCTZ(化学受容器引金帯)に作用して、吐き気を抑える働きがあります。
通常、成人では慢性胃炎、胃下垂症など、小児では周期性嘔吐症、上気道感染症などに伴う消化器症状(吐き気、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、あい気)の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化管出血、機械的イレウス、消化管穿孔、下垂体腫瘍がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 成人:通常、1回2錠(主成分として10mg)を1日3回食前に服用しますが、レボドパ製剤服用時には1回1〜2錠(主成分として5〜10mg)を1日3回食前に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
    小児:通常、1日主成分として体重1kgあたり1〜2mgを3回に分けて食前に服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されますが、1日服用量は6錠(30mg)を超えません。また、6歳以上では体重1kgあたり1mgが限度とされています。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は飲み忘れに気がついても飲まずに、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまい、ふらつきが現れることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作には十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、便秘、胸やけ、吐き気、嘔吐、乳汁分泌、女性化乳房、眠気、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔面蒼白・冷汗、呼吸困難、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー]
  • 眼球が上を向く、筋肉のこわばり、手足の震え[錐体外路症状]
  • 意識が薄れる、考えがまとまらない、筋肉が発作的に収縮する状態[意識障害、痙攣]
  • 全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。

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